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多種多様な働き方を実現する開発チームをご紹介|フルリモート&フレックスで”定例会議ゼロ”のチーム運営方法とは?

SmartESGを開発・提供するシェルパ・アンド・カンパニーのチームを紹介するMeet the Team企画。前回のESGコンサルタントに続き、今回からはプロダクト開発部をご紹介していきます。


◆プロダクト開発部の紹介

プロダクト開発組織として、シェルパのサービスの開発を行っています。約20人が所属し(2024年9月時点)、フルタイム勤務の正社員から、業務委託やフリーランスとして決まった曜日・時間帯に稼働する方、不定期で参加される方まで多様な働き方のメンバーが集まり、主力事業「SmartESG」や「KPIコンソリデーション」などの開発を行っています。

今回お話を聞いた皆さん

  • 小川さん:共同創業者・VPoE。プロダクト開発部を統括。

  • ペトロフさん:フロントエンドエンジニア。創業時から正社員として参画。

  • Iさん:業務委託で参画。東北在住。大体週3日勤務

  • Nさん:業務委託で参画。関東近郊在住。週3日勤務


◆多種多様な働き方のチーム運営


―― 皆さんは、シェルパの中で最も多様な働き方かつメンバー数も多いチームだと思います。今日は、そんな皆さんの働き方やチームコミュニケーションについてお伺いしていきます。

小川:私たちのチームは、2019年の会社設立早々にコロナ禍に入ったため、初めからフルリモート体制で開発を行ってきた背景があります。
そのため、正社員のほか業務委託や副業、フリーランスなど多様な勤務形態の方がいるだけでなく、勤務日・時間もバラバラで、手が空いた時間で当社の仕事をするといった不定期の方まで、どんな働き方でもジョインいただける環境ができていると思います。


―― 勤務日や時間帯も違うと、会議設定やコミュニケーションが難しそうですね。

小川:プロダクト開発部では定例会議を設けていないんですよね。以前、毎週定例会議をやりましょう!という意見を受けてやってみたのですが、「これ要らなくない?」となって一回きりでなくなりました(笑)。
お客様と接するセールスやCX/CSチームからフィードバックをもらう「Biz2Dev」という会は隔週で行っていますが、開発全体での会議体はなく、チームごとに必要次第で調整としています。


―― NさんとIさんは業務委託で入っていただいていますが、シェルパの開発チームと働いてみていかがですか?

N:最初は開発全体の会議がないことに若干不安がありました。実際に業務に入っていくと、ちょっとした疑問はSlackでさくっと聞いてみて、ちゃんと話した方が良い場合はそのままビデオ通話に切り替えたりと、柔軟なコミュニケーションをとれる土台があるので今は気にならないですね。私が所属するプロジェクトチームには、現在毎日定例会議があることもありますが。

I:私は固定された会議が少ないのは大変良いと思っています。定例会議はアジェンダ上必要ない人まで参加しなければならないことも多く、「この会議要らないな」と思いながらやめる判断をできない会社も多いと思います。シェルパはとにかく仕事を回すことを重視していて、スピード感が非常にいいですね。

小川:シンプルに必要ないからやらないし、必要と考える人がいればその人がキックオフしてやってみれば良いという考え方なんですよね。


―― SmartESG開発に関して、お客様から「シェルパは対応が速い」と伺うことがあります。開発体制や環境に何か秘訣があるのでしょうか。

小川:先ほども言及した「Biz2Dev」を継続してやってきていて、お客様の要望を開発サイドに伝えるフローができているからかもしれません。当社では、セールスとCX/CS以外にエンジニアもお客様からのご質問に直接対応することがあります。主にPdMが優先度を感知し、エンジニアサイドでリソースを調整して優先度に合わせて動かしています。

I:「Biz2Dev」の存在は大きいですね。開発陣がエンドユーザーに近い体制ができている。私はシェルパ以外に大手企業の仕事も請け負っていますが、稟議や実装対応ごとの見積もり出し、社内決裁にかなり時間がかかりますから、それと比較すると大分回転が速いのかなと。

小川:そういった課題は組織が大きくなってくると必ず付きまといますね。当社は一年で社員数が6倍に増えているので、我々もちょうど意思決定を分散していくフェーズに入ってきています。スモールチームが成長痛に耐えながら大きくなれるかが勝負どころです。

I:あと、Jiraネイティブだなということも感じています。Jiraに起票してGithubで連携してという開発サイクルが上手く回っているのだと思います。

小川:フルリモート環境での開発なので、チケットに落としておかないと絶対にプロジェクトの進捗や皆が何をやっているかわからなくなるので、必然的にそうなっている感じですね。もっと上手くやれる余地があるとも思っています。


―― 様々な働き方の人たちが集まるチームを機能させるため、コミュニケーション・マインド面での工夫はありますか?

小川:ガチガチのルールは作らないことですかね。非同期な働き方が前提なので、テキストコミュニケーションをしっかりやりましょうというのは基本です。たとえば、Jiraでのチケット管理や、Notionを活用する際に仕様をテキストに起こしておくなど。テキストを読んでわからない場合は適切に質問し、認識齟齬を生まないようにすることは強く意識しています。

N:シェルパでは稼働がまちまちの人同士のやりとりが多く、例えば今日稼働している人から明日稼働する人へのコミュニケーションが多いのが特徴だと思います。そのため、会話のラリーが増える分時間のロスがクリティカルになってくるので、少ないラリーで済むように意識しています。可能な限り相手がYes/Noで回答できるようにしたり、これらの選択肢のどれに当たるでしょうか?という聞き方にしたり、テキストをよく考慮していますね。

I:モヤっとした聞き方をしないことは大事ですよね。私もNさんと同じように質問時には特に気を付けていて、自身の意見表明をした上で相手に選択肢を提示するようにしています。私は色々な会社で仕事をしているので、同じ言葉を使っても現場によって指すものが違ったりするんです。できるだけ曖昧にしないよう、プロジェクトごとに最初に言葉の定義を確認するようにしています。

ペトロフ:私はフルタイム勤務なので、相手の稼働日程はある程度事前に把握するようにしてます。稼働日に合わせてコメントを打つようにしたり、疑問が浮かんだら抜け漏れが発生しないうちに適宜ハドルを活用したりしています。

小川:マネジメントとして、チーム全体を把握してリソースの最適な按分をすることを主な役割としていますが、皆さんコミュニケーションの取り方が上手い方が多いので、認識ずれのような事象はあまりなく助かっています。


―― 顔を合わせる機会が少ないと、テキストコミュニケーションが難しい場合もありますよね。チームで業務時間外に交流したりしているんでしょうか?

小川:基本的には、はっきり言わないとだめだと思っています。仕事をする上では誤認したまま進めてしまうことが一番NGなので、ドライに聞こえるかもしれないけど端的に伝えることが大事だし、業務遂行上必要な能力だと考えています。
ただ、相手がどんな人か知らないと言い方などに込められた温度感がわからないので、エンジニア主導で「Daily Meet-up」という雑談タイムを設けています。業務時間内でこういった交流の機会をうまく活用していきましょうという方針です。

💡Daily Meet-up:毎日15分間の雑談タイムを設けています。雇用形態に関わらず、全社誰でも参加できます。

N:「Daily Meet-up」は、シェルパで働く中で唯一ウェットなコミュニケーションの場なので、極力参加するようにしています。僕自身がそういう場を欲しているというのもありますけどね。


◆ 入社理由・「サステナビリティ」について

―― 皆さんは、シェルパの事業領域であるESG・サステナビリティ関連の仕事に元々関心があって参画されたのですか?

N:ESGの単語自体は聞いたことがありましたが、特に興味があったわけではないですね。カジュアル面談で小川さんから企業側に今こういうペインがあって、それを解消するソリューションがSmartESGというお話を聞いて、ペイン自体も全然馴染みがなかったので逆に知的好奇心を刺激されました。

I:私も特にESGに興味があったわけでなく、エージェントに紹介されて自分の技術が活かせる場所だと思いました。小川さんと面談した時も「それ(サステナビリティ・ESG)がどうやって仕事になるんですか?」と、ぴんと来ませんでした。
私は地方在住なので、都市部に比べたらみんな当たり前に持続可能に近い生活をしていますが、”持続可能な生活をしている”と思ってやっているわけではない。シェルパの業務に関わるようになって「サステナビリティ」が段々わかってきました。今後これがどう展開するのか、興味を持って今後も見させていただきたいです。

ペトロフ:私はシェルパが以前Ed-Techの事業をやっていた時代に入社したので、ESG事業にピボットした際は「ぽかーん」でした、ESGを知らなかったので。でも、この会社の働き方が気に入っているので引き続き働いています。

◆ 積極採用中

―― シェルパのプロダクト開発部は、どんな人にマッチすると思いますか?

小川:エンジニア職なので技術が主体ではありますが、得意技を磨きつつ、得意技に依存しないというのも重要視しています。「プロダクトエンジニア」という呼び方がありますが、技術、UX、ドメインに跨ってプロダクト開発をフルサイクルに推進したいという人がマッチすると思います。相手の状況や相手がどんな風に考えているのかを考慮して、開発の進め方を自分自身で提案・進めていくというのは共通していますね。

また、当社はスタートアップのなかでは比較的平均年齢が高く、落ち着いたメンバーが多いので、カルチャーマッチがある人はウェルカムです。

シェルパ・アンド・カンパニー採用ページより/メンバー構成


―― 大人ベンチャーですね。

小川:エンジニアでもお客様にお会いする機会がありますしね。実際の年齢に関わらず、シェルパの事業やお客様の業務に想像力を巡らせ、解像度の高いイメージを持って仕事をすることが求められてくる環境だと思います。

先ほどNさんが言っていたように、「SmartESG」が解決するペインは、メインユーザーであるプライム上場企業をはじめとした大企業のサステナビリティ部門が担うESG評価対応がメインなので、一般的にはなじみのない業務です。当社にはESGエキスパートチームもあり、サステナビリティやESGに関しては多くの学びの機会を設けているので、一緒に学びながらチームワークで痒い所に手が届くサービスを作っていきたいですね。


―― みなさん、今日はありがとうございました!

シェルパでは、優れたスキルと情熱を持つメンバーを幅広く募集しています。事業の概要や募集職種の詳細については、採用ポジション一覧やカルチャーデックをご参照ください。

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[Meet the Team] 第1回:AI事業部の記事はこちら

[Meet the Team] 第2回:ESGコンサルタントの記事はこちら