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VACILANDO

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2022年4月に始まった海外在住noteクリエイターの共同マガジンです。 海外の生活や仕事に興味がある方、今世界のあちこちで何が起こっているか気になる方、海外に出て見たい方にお…
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2023年8月の記事一覧

日本とちがう時が流れるタンザニア

私たちが海外旅行に行くと、イベントが予定通りに始まらなかったとか、電車が遅れたとか、そういう体験はよくあるんじゃないでしょうか。 ここタンザニアに住む私たち日本人にもよくある経験です。そして、タンザニアの人たちの時間の感覚が、日本人のそれと違うな、と感じるのです。 この記事では、日本では当たり前に考える「時間」について新しい見方をご紹介します。これを読むことで「忙しい!!」という普段の気持ちに少し余裕がでてきたら嬉しいです。 2時間遅れでOK タンザニアでは、イベント

ドイツ語の時間の言い方がムズすぎる件

先日子どもの宿題を見ていて、改めて思った。時間の言い方がムズすぎる。 時間の言い方というのは、3時とか、3時15分とか、3時半とか、3時45分とかである。 まず最初に、ドイツでは午後3時は15時と言う。 日本だと夜中の3時に待ち合わせはしないのは分かるよね、という前提で(多分) 会話の中で、「じゃあ3時に」って言いますが。 3時はドイツ語で 3 Uhr (ドライ ウア) Uhr(ウア)は時の部分です。 時計という意味もある。 うん、これは難しくない。 3時15分は

だってバカンスだもの(フランスの8月)

8月はトマトが旬。色とりどりのトマトが食卓に出ます。 ただ切って塩をかけるだけで、果汁たっぷりの美味しいサラダ! さて、8月のフランスで心安く過ごすための心得、3か条をお伝えします。 1)8月は物事は進まないと心得るべし 8月のフランスは、カフェやレストランなど、休みのところが多い。 パン屋さんも、美味しいところほど真っ先に休みを取る。 バカンスだからお気に入りのパン屋さんを朝から楽しもうといそいそ行くと、戻りは1か月後だったりする。 8月は観光スポット以外、街に人

タンザニアに学ぶ『自分を表現する』大切さ

ジャンボ! タンザニア在住の@ほりとも です。 タンザニアに住んで1年たって感じることは、タンザニア人と日本人って似ているな、ということ。 年上を敬うところ、礼儀正しさが大切なところ、遠慮するところ、そして一人だけ目立つのはよく思われず「集団」の意識が高いこと。タンザニアにも「出る杭は打たれる」に似たことわざがあるのも、興味深いです。 アメリカに長く住んでいた私にとって、がんばって自分を主張しなくてもよいタンザニアは生活がしやすく居心地も良いのです。 日本に似てるな~

ドイツの8月

8月は変な気分になる。というのも、自分の誕生日があるから。 ドイツでは誕生日は自分で祝う。自分でケーキを焼いて職場に持って行ったりする。ドイツ人って、幾つ年をとっても誕生日を大事にしている印象があって、大人も結構盛大に祝ってたりする。職場の保育園はちょうど今夏休み中で閉まっている(日本の保育園は2週間半も閉まらないだろうか)。だからケーキとか持っていかなくてよくて良くてホッとしている。自分から祝ってくれアピールみたいで、いまだに慣れない。 んで、私は変な気分になっている。と

フランスの7月②革命記念日7/14

毎年7月14日午前、フランス人はシャンゼリゼに行くかテレビの前に座る。のではないかと思われる。 人混みが好きでない我が家は、テレビ前の一択。 一年で唯一パリ上空を飛行機が飛ぶ日であり、各国の首脳も参加し、シャンゼリゼを闊歩するパレードは美しく、安心してフランスを誇らしく思える日なのだ。 では、その誇らしい瞬間をいくつかご紹介します。 三色旗と言い、凱旋門と言い、美しいですよね。 ナポレオン1世、フランスに凱旋門をありがとう! あなたは生きて通れなかった門ですが、あな

【日本里帰り2023夏】日本の100均はクールジャパン!

里帰りの度に100均の店に行くことを楽しみにしている。 日本の100均の魅力 痒い所に手が届く気の利いたキッチン用品をはじめ、ちまちましたPC周りのガジェット、子供の文房具、バスグッズ、クラフト素材、旅行に役立つ便利グッズなどなどが綺麗に整理され、陳列された店内。あ〜ワクワクする。商品を吟味して回るだけで1日中いられる! 雲泥の差 アメリカにも1ドルストア(最近のインフレで値上げして今や1.25ドルストア)はあるけど、その商品の豊富さとクオリティの高さで、日本の100

アイルランドの7月に夏休みを満喫する

こんにちは、アイルランド在住会計士のつぐみです。 今年の6月は観測史上最高の良い天気だったアイルランドですが、7月は一転観測史上最高「雨量」の7月だったようです。 アイルランドの短い夏が早くも終わろうとしています。その前に、アイルランドの7月の楽しみに迫ってみましょう! ① 夏休みの始まりと子供のイベント 6月末から始まる夏休みは、アイルランドの家族たちにとって特別な時間です。2か月超、学校が休みとなるこの期間、親子で夏休みももちろん楽しいのですが、さすがに働く親達は2

タンザニアのごはん

海外在住メンバーで執筆している共同マガジン「VACILANDO」では、ただいま、リレー企画を行っています。 今回はイギリス在住りったんさんからのバトンを受け取り、『タンザニアの食卓』について書いてみます。 実はインド料理 タンザニアにきてまず驚いたことは、レストランに行くと、たいてい中華とインド料理はメニューにあるということ。なぜなら、タンザニアには中国人とインド人の移民が多いからです。 中華料理がだいたいどこででも食べられることは、日本人の私にはありがたいことでもあ

アルパカのいるドイツの田舎の風景。

ベルリンから遠くない田舎の村にまた行ってきた。親戚のおばさん (と呼ぶにはチャーミングすぎる人なのだけど) 彼女は健康的な食事が好き。私もそうだけど、私とは違う。納豆を作ったりはもちろんしない。自然に囲まれている所に住んでいるから、庭で採れたトマトや洋梨がテーブルの置かれている。台所には薪が焚けるオーブンがあるのだが、その上に見知らぬ工具が置いてあった。「それね、この間料理教室に行った時いいなと思って買っちゃたの。」ハンドルをぐるぐる回してオートミールを轢くのだそうだ。横にオ

イギリスの新国王の人気度は?

イギリス国民に愛され、海外でも人気のあったエリザベス女王が永眠され、イギリスの新国王はチャールズ王となりました。かなり前から、おそらくカミラさんとご結婚された頃から、エリザベス女王の後任は、チャールズ皇太子を飛ばしてウィリアム王子がなるべき、という国民の意見は少なからずありました。私も実はそう思っていた一人です。さて、チャールズ新国王ですが、CNNの記事の統計によると、55歳以上の65%の国民はチャールズ国王に好感を持ち、35歳以下の国民の間では35%が好感を持っているとのこ

1年アフリカに住んでから見る日本

この夏に弾丸で日本に一時帰国しました。私の海外生活自体は10年以上となるため、日本の一時帰国では毎回、日本の良さを実感します。 が、今回、アフリカのタンザニアに1年住んだ後に見た『日本』は、また違う視点での気づきがたくさんありました。 今回は、アフリカでの1年があったからこそ気づいた私の国『日本』について書いてみます。 日本に住んでいるあなたも、この記事を読んだら、普段なんとも思わなかった日々の生活について、私たちの国について、新しい視点で見ることができるでしょう。

フランスの7月①ツールドフランス

7月のフランスは、自転車が増える。 街も、山も、海も、フランス中を自転車で移動する人々を見かける。 毎年行われる「ツール・ド・フランス」がフランス人の自転車熱を呼び起こすのだ。 車を運転する身としては、多すぎる自転車は交通妨害だったりもするけれど、それでもいいのだ。それがフランスの7月だから。 ツール・ド・フランスは世界で最も人気のある自転車レースであるだけでなく、毎年開催されるスポーツイベントとして世界最大。 オリンピックやサッカーのワールドカップに次ぐ世界的スポーツ

イギリス人はアメリカ英語が嫌い

こんにちは。イギリス在住のりったんです。今朝、BBCの朝のニュースを観ていて、思わず笑ってしまうシーンがあったので、ここでお伝えしたくなりました。 BBC Breakfastという番組で、お堅いニュースというよりも、万人受けするように、わかりやく噛み砕いたニュースと、あとは一般人へのインタビューなどが組み込まれた、朝の楽しいニュース番組です。男性と女性のニュースキャスターがソファーに座り、くつろいだ様子で番組を進めていくのですが、その中で、サッカーの話題になりました。イギリ