海外在住noteクリエイターの共同マガジンです。 海外の生活や仕事に興味がある方、今世界のあちこちで何が起こっているか気になる方、海外に出て見たい方にお薦めです。 更新頻度はそれぞれ2週間に一度くらい。 更新曜日が違うので、マガジンをフォローしていただくと新記事を逃さずお読みいただけます。 執筆クリエイター10名 アイルランド:つぐみ@アイルランド会計士。 アメリカ合衆国:ちゃまな🇺🇸手仕事で繋がる。 イギリス:りったん。 ヴェトナム:ayu@サイゴン。 カナダ:やっぱりグリーンが好き。 ジョージア:ゆうこ@海外教育移住。 ドイツ:idoamon イドアモン。 ニュージーランド:KOO。 フランス、南仏モンペリエ:そう。 フランス、ランス:アリアリ♡香田有絵。
アリアリ♡香田有絵
2003年7月から2006年6月までアフリカのジブチ共和国で過ごしました。 アフリカでの経験、学びは今のわたしに大きな影響を与えています。 印象に残ったエピソードを思い出しながら記します。
この夏で、フランス在住計12年になる香田有絵です。 今でこそ、当たり前のようにフランスでお散歩しているわたしですが、そもそも日本を出た日というのが存在します。 今日は、どういう経緯で日本を出ることになったか、わたしの最初の一歩について書きたいと思います。 海外で生活する人間はどういうきっかけで外に出るのか、という一例としてもお読みいただけますし、今とは違う生活をしてみたいけれど一歩を踏み出すか迷っているという方には、何かヒントになれば幸いです。 キーワードは「心に従う」。
フランス、アリエ県ムーラン市のアリアリ♡香田有絵です。 競馬って、家族で行くものだったんですね。 広い空間で、騎手を乗せた馬たちが全力で走る。 それを、大人も子供も一緒に見守る。 ものすごーく清々しいイベントなことを、初めて知りました。 ムーランに競馬場で過ごす土曜日の朝。 日本の競馬場とは趣が違うかもしれません。 ひろ――ーい空き地が駐車場。途中から道も舗装されていません。 観客席にいるのは、家族連れやカップル。 入場料は1人3€。賭けないで座って見るだけの人もい
フランス、アリエ県ムーラン市在住のアリアリ♡香田有絵です。 毎年7月に開催されるツール・ド・フランス。 20日間にわたって、フランス各地を走ります(一日だけお休み日あり)。 ムーランは今年、7月12日の到着地になっています。 人口2万人の市が、世界から注目されるツール・ド・フランスを迎える。 気合が入りますよ。 県庁前の広場には、これまでのツール・ド・フランスの写真が飾られました。 競技者たちは、山を登り、 海辺を走り、 橋を渡る。 チームと一緒に。 ものすご
愛犬の可愛い瞬間をカメラに収めたいけれど、彼らはじっとしていない。 買主のお気に入りポーズをいつもしてくれるわけじゃない。 わたしは動画を撮って、好きな瞬間をスクショしている。 表紙の写真を手に入れるために、しばらくスマホを向け続ける。 シラノはわかっていて、わざとそっぽを向く。 そんなところも飼い主としては可愛いから、見惚れながら待っている。 シラノはあっちにそっぽ向き、 ちょっと首を戻したと思ったら、 反対側にそっぽを向く。 その間の一瞬で止めると、下のよう
カフェ・グルモンというフランスのデザートメニューがある。 コーヒーに、小さなお菓子がいくつかつく。 お店の人気デザートの小さいバージョンがいくつかついたり、小さい焼き菓子がついたりする。 フランスのデザートは、1つ1つが大きくて甘くて食べられないくらいボリュームがあるので、わたしはコーヒーもついてデザート一つ分強くらいの「カフェ・グルモン」を注文することが多い。 今週は珍しく立て続けに家でデザートを作り、家でもカフェ・グルモンしてみた。 ・バナナとリンゴのケーキ(昨日
火曜日はお絵描きの日。 「2023年中に絵を描ける人になる」を目標に、イベントを重ねて19回。 色を混ぜたり、作ったりするのが好きだ。 心が静かに集中して、自己が色と一体化する。 瞑想に近い。 そういえば、楽器を弾く時も、音や作曲家が音から紡ごうとした情景と一体化したときの心の静けさが心地いい。 技術に関係なく、心の調律ができるところが、好きに集中するということなのかもしれない。 一方で、技法を知り技術を高めることで、より楽しめる部分が存在する。 徐々にだけれど、高
ずっと思っていた。 シラノも一緒に入れる教会があったらいいのにと。 その願いが突然叶った。 犬も一緒に過ごせる教会は存在する。 アリエ川を見下ろす絶景を誇るシャトレ・ド・ノーヴル村の高台にある聖ローラン教会。 土台は2000年前のガロ・ローマ時代のもの。主な建設は9世紀にはじまる。 高台から見下ろす絶景が素晴らしくて立ち寄るようになったところだけれど、長年の夢を叶えてくれるところになるとは。 曇り空から少し太陽がのぞく天候で出かけたのに、途中で大雨に降られた。 今
バカンスや旅行の後って休暇が必要だ。と思うのはわたしだけではないはず。日常に戻るための移行時間は必要ですよね。 シラノは、バカンス明けはお腹を壊しやすい。 バカンス中にいろいろな味の枝を食べたり、みんなからちょっとずつ美味しいもののかけらをもらったり、普段とは違うことをするから。 お腹は痛くないようなので、困るのは夜中に起こされたり、後始末をする人間だけだ。 それでも楽しんでいる姿を見たくてまたバカンスに出てしまう。 そして、いつもバカンス明け休暇って必要よねと思う繰り返
フランス在住の香田有絵です。 ランス自宅近くの聖アンドレ教会が、工事前の発掘調査現場になっていた。 駐車場のコンクリートを剥がして工事をしようとしているようだ。 建物の土台はローマ時代のものだったりするけれど、調査が終わったらきっとまた埋められてしまう。見られるのは今だけ。 ランスは2000年前から存在して、今もローマ時代の大きな門が残っている。 でも街のあちこちに2000年前も人がいたんだなあと思わせる建造物はところどころ。 見慣れた駐車場が趣を変えていて、日常の
夫とその両親との間で、喧嘩になりそうに熱くなり、折り合いがつかない話がある。わたしは今回は全面的に夫と同意見。 テーマは夫の伯母の1人暮らしについて。 81歳の夫の伯母(母の姉)は、ご主人が亡くなったのをきっかけに20年近く住んだ土地を離れて、地元に帰ってくると言う。 一人息子は妻や子供たちとアメリカ暮らしだったけれど、子供たちは巣立ち、母親に会うためにときどきフランスに帰ってくる。最近パリにアパルトマン(マンション)を買った。 地元に引っ越すと伯母は妹夫婦(夫の両親)
今年は寒いので、ゆっくり育ってます。 ひさびさのシャンパーニュなので、森の散歩の帰り、葡萄畑で車を停めた。 今年は寒くて成長が遅く、収穫も遅いかもと言われてもいるけれど、まだわからない。 葡萄畑を歩き、成長を見るのが好き。 もしかしたらシャンパーニュを飲むより好きかも。 まだ夏日はない。 どんな夏が来るのだろう。
今年のフランスは寒い。 最高気温が20℃を超えた日は、まだ数日。 今朝のランスの気温は4℃だった。 それでも昼間太陽が出ると、テラスで食事がしたくなる。 曇り空でも、多少風があっても、夏の気分を味わいたいのだ。 それで、シラノを連れて夫と2人、家から歩いて5分ほどのブーラングランという市場の周りの地区に食事に行った。 外で食事するには少し風が強い。 でも晴れ予報の時こそ外に出ねば。 半ば義務のような気持ちでテラスにすわる。 寒いけどビール。 さらに、牛のタルタルを頼
ひさびさのランスなので、大聖堂を遠くから、近くから、じっくり見てみた。 距離や雲の具合によっても印象が変わる。 横から見ると、大聖堂の奥行きがわかる。 手で石を積み上げていった人たちを思う。 この形、この高さ。 高く、高く、空に雲に届け。 どんな人たちがこの彫刻を彫ったのだろう。 いろいろな時代の人たちが見上げて来た。 いろいろな時代を見て来た。
ひさびさにランスに帰ってきた。 二拠点生活の自宅の方。 大聖堂正面の通りから街に入る。 ただいま〜。 アリエ県ムーランとは別の世界。 道が広く、建物が白い。 ムーランが15世紀から17世紀の建物が中心なのに対し、ランスは第一次世界大戦でほとんどが破壊された後、1920年代にアメリカを真似て街が広く造り直されているためだ。 市役所も一部工事を終えてシックに生まれ変わりつつある。 ランスはシャンパーニュで潤っているのだ。 去年の今頃、長く続いたランス生活に飽き飽きして
フランス、アリエ県在住、香田有絵です。 朝の散歩の途中でカフェに寄ってしまい、歩く距離が短かかったとシラノが訴えるので、夜の散歩を早めてアリエ川のほとりを散歩した。 今日の散歩2回で16700歩ほど。 最近、シラノの散歩をしながらスロージョギングしたり、合間にヨガや筋トレをしたりして、体力がついてきている気がする。 それもこれも、雨だろうが風だろうがわたしを連れ出してくれる君のおかげです。 明日からバカンス。 バカンスも君と一緒だから楽しい。 友人がシラノが可愛
昨日、日本の母からメッセージがあった。 1年半前に手術を受けた癌が再発したという。 7月に手術だそうだ。 「今回は来てもらわなくても大丈夫だと思います」と続けて書いてあった。 電話する前に夫に話すと「日本に行った方がいいよ」と言ってくれる。 わたしもできるならそうしたいと思った。 だけれど、母が「来なくて大丈夫」と言ううちは、わたしが母の気持ちを先取りして、「わたしが行くから大丈夫よ」と言うことは避けたかった。 母が納得いく方法を自分で選んでほしい。 それで、電話ではわ