チカコ伝第６章：チカコ、台湾に行きまくるの巻

台湾でお金が尽きようとしていたそのとき、
目の前のおじいちゃんが、懐からおもむろに何かを取り出したのです。
それはーーー札束でした。

チカコ伝第６章８話～台湾ではなんかいつもミラクルが起こるんだよね〜より抜粋

👇これまでのお話はこちらから👇
第１章：「わかりません」さえ言えなかった少女時代の巻
第２章：20代、はじめて趣味ができるの巻
第３章：ベタな夢を追いかけ上京するの巻
第3.5章：殻をやぶる破天荒な人たちとの出会い
第４章：チカコ、ホームレスになるの巻
第５章：チカコ、廃人になるの巻

ひとしきり廃人生活を満喫した後、またエネルギーが湧き上がってきて台湾ツアーを開催することにした私。

でもまだ１度しか行ったことがなかったので
「まずが私が台湾について詳しくなろう！」と2月に1ヶ月かけて台湾1週、そのあと「言葉も少しくらい話せないとだよね！」7月にこれまた1ヶ月間、台湾に語学留学をすることになります。

しかしながら、相変わらず貯金ゼロ😆
だったのが、どうして２回も台湾に行けたのか？？？

今回は台湾の写真多めでお届けします！
まずは大好きカキ氷💓2日に1回は食べてた！一番右のもかき氷なんだよ！中に甘い豆や白玉が入ってた！

基本的に、私の行動原理はシンプルで
「条件が揃ったらやる」んじゃなくて「やると決めてどうにかする」

まず２月に、１ヶ月かけて台湾を１周して、日本統治時代に関わりのある場所を巡りまくることにしました。

が、さてお金はどうしよっかな～？
と思っていたら、ある情報が飛び込んできます。

友人の知り合いが台湾でゲストハウスを経営しており、住み込みのバイトを探している。そこでバイトしたら、宿泊費は無料で台湾に滞在できるよ！と。

お～なるほど！そういう手があったのか！ありがたい✨
と、喜んでその話に乗りかけたんですが、、

そのとき、ビビビと降りてきた言葉。

「その決断にいのちを込めろ！」

ハッ・・・！！！
そこで私は、大事なことに気づきました。

そもそも、台湾に行く目的は何だったのか？？
台湾の各地を自由にまわって深く知りたい。
ゲストハウスでバイトしたら、１ヶ所にしかいられないじゃないか！と。

私はお金をかけずに台湾に行くことにとらわれて、本来の目的を見失っていたんです。
いつの間にか、一番大切な目的がすり替わっていた。こういうことって、日常でも結構あるんじゃないかな。

本当の望み、魂の願いに沿って、いのちを込めて決めること。
その大切さをこのとき肝に銘じた私でした。

おすすめ観光地♫（左）千と千尋っぽいと有名な九份は泊まりがおすすめ。夜と朝が最高！（中）１人のおじいちゃんが絵を描きまくった彩虹眷村（右）私が一番好きな花蓮のタロコ渓谷！

そして、いのちを込めた決断は必ず実現すると私は思っています。

このとき私は「１ヶ月間台湾を飛び回って自由に旅をする！」とハラから決めました。

そしたらまず、大きな金額の仕事依頼が入ってきた！
でもまだ少し足りない。そこで、私はお話会をすることに。ホームレス旅での気づきや台湾のことを話して、台湾行きを応援してほしい！と投げ銭制で開催したの。

その２つの収入で、ちょうど１ヶ月滞在できる金額になりました✨やったーー！！！
ということで、無事台湾に出発しました。

左はそのお話会の写真。みんな本当ありがとう〜〜〜😭✨
そして右は台湾のお祭りで見かけた派手なトラック・・・と何よりその後ろの「鬼洗い」と「魔力髪型」が気になるよね笑

まずは首都・台北に１週間いて、右回りに花蓮・台東・屏東・高雄・台南・・・とほぼ全ての都市をまわり、各地に残る日本との歴史を残す場所に行きまくりました。もちろん各地のおいしいものも食べながら♡

が、、、
金銭感覚の狂ってる私は、本当に自由にしすぎて、途中でお金が足りなくなりそうに💦💦

本当にお金が尽きかけた、その時・・・救世主が現れたのです。

それが、冒頭の話。

そのとき私は、日本大好きな台湾人のおじいちゃんと仲良くなって、観光地を案内してもらっていました。一緒にごはんを食べていると、そのおじいちゃんが何やら懐をゴソゴソし出して・・・
取り出したのが、札束！！！で、その中から10枚くらい取り出して「これやる！！」と言うのです・・・！！

※ちなみに私はお金無くなりそうとかくださいとか、一言も言ってません。

さすがに初対面でそんなのもらえないよー！とお断りしたのですが「いい！金ならあるからやる！！」と言い続けるので、ありがたくいただきました🙏

そしてそれが、残りの旅に必要なちょうどピッタリの額だったのです✨

というわけで、私は１ヶ月間、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、めっちゃ台湾を堪能して帰ってくることができました♫

救世主おじいちゃんだけじゃなく、台湾の方たちには本当にお世話になりました。
こんなに親切にしてくれるのも、台湾を統治していた日本の方々が心ある政治をしてくださっていたからだなぁ。。本当にありがたい✨

帰国後、台湾で見て感じたことを伝えたい！と何度かお話会を開催しました。そして７月に、１ヶ月間語学留学をすることに決めます。

このときは、デザインのお仕事もそれなりに入っていて、留学費用は大丈夫♫、、な、はずでした。

台湾出発の２日前。
残高を確認したら「ん？あれ？足りない？？」
あると思っていた金額よりも、かなり少なかったんです😱

よくよく見返したら、収支の計算をした筆算が間違ってたーー😂😂😂
小学生かっっ

その金額だと、学校の費用＋宿泊費＋交通費をひくと、5000円くらいしか残らない😱　でも、、食費を制限しまくれば行けないこともない！台湾食費安いし♫それに足りなくなったらアクセサリーでも路上で売ってみるか☆と、それまでに作ったアクセサリーをドバッとカバンに詰めて台湾に出発しました。

今でもこのときの私すごいなと思うけど、ま、これ出発２日前なんでね・・。
もうちょっと早くわかったら焦ったかもしれないけど、もう出発だからどうにかなる！どうにでもなれ！な気持ちでした😆

台湾と日本の歴史を語る上で紹介したい話は数あれど、とにかくこれだけは全日本人に知ってほしいのが八田與一さん。ダムを建設し荒地を肥沃な大地に変え、今でも神様のように祀られ慕われている方です。詳しくはググってくださいませ！

5000円で台湾に行った結果・・・
前回仲良くなったおじいちゃんに、これまたちょうど足りなかった金額くらいのお小遣いをいただまして、結局行きたいところに行き、食べたいものを食べて楽しく１ヶ月過ごしてきました♫

ちなみに肝心の言語の方はというと、、、１ヶ月じゃ全く習得できず「こんにちは」「ありがとう」「お会計」「トイレどこ」さえ言えればあとはジェスチャーで何とかなるね！👍という結論を得て帰ってきました（笑）

そんなこんなで２回台湾に行き、それから２回台湾ツアーを開催。
どちらも本当に楽しかったし感動した、いい旅だったなぁ。

台湾ツアーでは、日本の統治や戦争を経験した方にお話を聞かせていただきました。
あれからお会いしてないけど、元気にされているかなぁ・・・

そのあとは着物を広める団体に入って着物の発信したりしながら、基本は新潟（実家）、たまに都内、たまに旅をしながらゆるりと過ごしていました。

そうして新潟で３年ほど経ったのち、やっぱり東京に住みたい！と東京に引っ越し、、そこから今度は、なぜか今まで縁のなかった歌やダンスという表現活動に熱中し、さらにはバースデーライブを開催してしまうのです。

そのお話は次回に！

✨撮影詳細＆お申込み✨
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