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チカコ伝 第4章:チカコ、ホームレスになるの巻

仕事を辞めることが、どうしてこんなに不安なのか・・・
その不安と対峙した結果、チカコはあるひとつの答えにたどりついた。
「一番怖いのは、家賃が払えなくなることだ。」
「だったら、家がなければいいじゃないか」と・・・!!

チカコ伝 第4章13話~そんな単純な話あるかーい~より抜粋


前章から時間があいてしまいました~!
核心に近づくたびに筆が重くなるのはなぜだろう。。

今回のは私の人生で一番大きな出来事なので
長くなる予感です☆

👇これまでのお話はこちらから👇
第1章:「わかりません」さえ言えなかった少女時代の巻
第2章:20代、はじめて趣味ができるの巻
第3章:ベタな夢を追いかけ上京するの巻
第3.5章:殻をやぶる破天荒な人たちとの出会い

「自然食を広めるんだ!」と使命に燃え
働きまくっていた30代前半。

ピーク時は1週間会社に泊まり込むほど(ちゃんとお風呂入ってたよ!)仕事に打ち込んでいた私ですが、少しずつ変化が訪れます。

それは「自分の声を聞く」ようになったことでした。

始まりは、SNSで目についたあるセッション。
「あなたの本当の声を聞きます」という内容で、よくわからないけど直感で申し込みました。

そのセッションは、相手の男性は私の話をひたすら聞く。そして、私が表面的な言葉じゃなく「ハラの声」で話したときに「それだよ!」と指摘してくれて、その言葉を深く掘っていく…というようなものでした。

そのとき話した内容は覚えてないんだけど(笑)ハラの声ってあるんだな~、なんか、どっしりした感じだな。確かに、自分の感覚っていろいろあるのかも…というのが印象に残って、それをきっかけに、私は自分の感覚を観察するようになりました。

アタマの声と、ココロの声と、ハラの声。
3種類あるな。言い換えると、思考と感情と本能?
身体を観察してると、どこが反応してるのかわかってくる。
直感はこれとまたちょっと違うな。頭の上から降ってくる感じ。

このイベントは、絶対行った方がいいと思ってたのに、行ってみたらイマイチだったな~。あ、思い返したら「メリットがありそう」ってアタマの声での行動だったな。

今度は、なんとなく行ってみたら、思わぬ出会いがあった!思い返すと、理由はないけどピンときた直感と、ハラがすわったような感覚で決めてたな。

そんな風に、自分の感覚を観察して、なるべく「ハラの声」に従って動いてみるようになりました。

すると、ある種の人たちと出会うことが多くなります。
それは、直感に従って旅をしている人たち。
世の中的にはそんなに多くないと思うんだけど、この時期は本当に旅人にばっかり出会っていた!!

そうして彼らの面白い人生に刺激を受けたり、自分の声を聴くことを探求していると、、私の中でどんどんある想いが膨らんでいきました。

「わたしも、自分を表現して生きたい!!!!!」

誰かが作ったものを広めるのではなく、私の中から湧き上がる、私だけの表現をして生きていきたい!!!

その想いに気づき、私も旅人になってみたいとうっすら思いつつ、でも貯金もないし、、とモヤモヤしながら相変わらずの会社勤めの毎日。

その背中をボカーーーンと押されたのが、ある男性との恋と、友人の死でした。

その男性は例によって旅人で、家を持たずに流浪生活をしていたんです。そう、ここで「家がない生活もありなんだ⁉️」と概念をひっくり返された私。

そしてひょんなことから彼に恋をしてしまいまして、色々省略するけど私はひとつの結論に至ります。

それが冒頭のお話。

「一番怖いのは、家賃が払えなくなることだ。」
「だったら、家がなければいいじゃないか」と・・・!!

というわけで、単純すぎる素直な私は、家を断捨離して旅に出ることを決めたのです。これは完全なる「ハラの声」で、貯金も根拠もないけどきっとできる❗️という謎の確信がありました。

※ちなみに、その彼と一緒に旅したーい♡とか勝手に思ってたけど、残念ながらそうならずにすぐに別れたわい泣


そして、決めたもののなかなか会社に言い出せなかった私の決定打となったのが、友人の死でした。

昨日会っていた友人が、亡くなったという知らせ。
え?確かに具合が悪そうで、早く帰ったけれど、まさか・・・翌日に亡くなるなんて・・・

彼女のお葬式で、思い切り泣いて、でも彼女の笑顔みたいに晴れ渡った空を見ながら「そうか、人生は本当に今しかないんだ。今、やりたいことをしよう」と決意したのを今でも覚えています。

そうして私は、晴れて?ホームレス旅人になったのでした。

※ちなみに旅と同時にこのnoteを始めたので、その時の心境は当時の記事に書いてるよ。この頃の私の文章はエネルギー漲ってて、今でもこの頃の私に勇気づけられる。⇨私が旅に出る理由。 / 不安や恐れを打破する一番の方法は、それをやってみること。意外と大丈夫だから!


「積極的ホームレス」として週刊プレイボーイに掲載していただきましたw



さて、根拠のない自信で会社を辞めて旅に出るったって、、、
現実問題、家賃がなくても食費も交通費も宿泊費もかかる。

貯金なかった私が、どうやって旅したのか?
アイディアって、すると決めたら湧いてくるものなんです。


【アイディア①滞在先募集】

お手伝いやデザインと交換で泊めてください!と、SNSで泊めてくれる方を募集。したら、あっという間に3ヶ月先まで予約でいっぱいになりました!
静岡のお茶農家さんで、パッケージデザインと交換で滞在させてもらったり、これからカフェを始めたいという友人宅に、ロゴデザインと交換で滞在させてもらったり。
でも、一番多かったのは「ただ泊まりに来てほしい」という依頼でした。え?こちらが何もしなくても、私に会うこと・泊めることを楽しんで喜んでくれるんだ…!といろんな思い込みやら概念が崩壊してありがたすぎて泣きました。

【アイディア②旅サポーター募集】

応援金を振り込んでくれたら、旅の途中でピンときたタイミングでお土産を送ります!というサポーター制度を思いついて募集。
思った以上に多くの方が振り込んでくれて、しかも「お土産はいらないから純粋に楽しんでほしい!」「私のしたいことを代わりにしてくれてありがとう!」って純粋な応援だけで振り込んでくれる方がほどんどで、これまたいろんな思い込みが外れて号泣案件😭

【アイディア③会社の外部デザイナーに】

働いていた会社で、毎月フリーペーパーのデザインをしていた私。その仕事を外部デザイナーとしてさせてほしい!と直談判してOKもらい、毎月最低限の収入が確保できた状態でフリーランスに。デザインならパソコンあればどこでもできる✨
本当うまいことやったな私、というか、この世界がうまくできてるなぁと思った。

吐きそうに怖かった、サポーター募集時の写真(左)
真ん中&右の写真は、直感で旅してる3人で「旅女連盟」というグループ作ってイベントしたりしてました。
楽しかったな〜!


ちなみに、甘え下手だしプライドマウンテンだった私にとって、貯金ないことを公表して人に頼って旅をするのは超絶バンジーでした。

サポーター募集記事を、震えながら投稿ボタンを押した後、一番最初についたコメントが「働いた方がいいと思います」。
で、ガーーーン❗️てなって、もう何も見たくない!と、そのまま布団かぶって1日寝込みました(笑)でも、それから恐る恐るスマホを開いてみると、結局批判はその最初のコメントだけで、あとは応援のメッセージばっかりだったのです✨

あ~~この瞬間が、私の人生で一番バンジーだったかも、てくらい、怖い瞬間だったなぁ。よくやった、私。

そうして、たくさんの人に助けられ順調にスタートした私の旅生活。
もう本当に、人生で初めて味わう自由!フリーダム!リバティーー!!!!!て感じで、本当楽しかった🌈

参考:リバティーーーーーー!!!!!!!のテンション


ちなみに私の旅スタイルですが、着物の楽しさを伝えたかったのでずっと着物。重いもの持ちたくないからバックパックは絶対嫌だったので、次の滞在先まで宅急便でスーツケースを送って、道中は身軽に観光しながら移動してました。

基本的に国内が多かったですが、途中、台湾とカンボジアでそれぞれ友人がツアーをしていたので、それに参加したりもしました。大学の卒業旅行以来の海外だったな〜

サクッと着られる普段着物。足袋は自分でデコったの!
着物でセグウェイ乗ったときは4度見くらいされたな〜笑


と、いうわけで勇気を出して飛び込んだらめっちゃ楽しい世界が待っていたホームレス旅生活。このまま「ハラの声」に従って、行けるところまで行こう!地球の裏側でもどこでも行ってやろう!

くらいに思っていたのですが・・・
旅は突然終わりを告げ、私はその後廃人のようになってしまうのです。

その話はまた、次回!

>>第5章:チカコ、廃人になるの巻はこちら

撮影詳細&お申込み
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