チカコ伝 第5章:チカコ、廃人になるの巻
👇これまでのお話はこちらから👇
第1章:「わかりません」さえ言えなかった少女時代の巻
第2章:20代、はじめて趣味ができるの巻
第3章:ベタな夢を追いかけ上京するの巻
第3.5章:殻をやぶる破天荒な人たちとの出会い
第4章:チカコ、ホームレスになるの巻
晴れて?ホームレス旅人になり「行けるところまで行ってみよー!」と張り切っていた私ですが、、旅は突然終わります。
それは、父が入院したという知らせでした。
一時は命が危ないと言われ、私は新潟の実家に帰ることにしたんです。
幸い父は一命を取り止め少しずつ回復していたので「よし、退院して落ち着いたらまた旅を再開しよう♪」と思っていました。
ところが・・・
いつになっても、どうしても、また旅に出る気がしない。
前回書いたけど、この頃私は「ハラの声」に従って行動していました。
そのハラの声が、何も聞こえない。シーン。沈黙。
アタマでは「また旅に出たい!」と思っているのに
どう~~~~してもなん~~~~~にもする気にならなくて、
体が動かない・・・
でも、何もしないことが不安で恐怖で罪悪感で苦しくて、
うぉ〜〜〜〜〜ってもがきながら寝てました😱
そんなときに私を救ってくれたのが、冒頭の友人の言葉。
「何もしてなくても
そのまんまのちかちゃんが大好きなんだよ」
その言葉にハッとして、気付いた。
私、今まで「何かしている自分」しか
自分で自分を認めていなかったのだ。
何かを生み出さなければ、
何か人の役に立たなければ、
意味のあることをしなければ、
結果を出さなければ、
自分には価値がないし
愛されない
と、深く深く思い込んでしまっていた・・・
いわゆる、存在価値というものが
全く感じられなくなってしまっていた。
そんな自分に気づいて、
何もしない、ただ存在しているだけの
自分と向き合って
今まで頑張ってきた自分を
労って、
はたから見たら廃人のような
でも私にとっては大切な
「何もしない」半年間を過ごしました。
本当にこの期間は苦しかったけど、
とても大切な時間だったな~✨
単純に、めっちゃ働いてたので
体が疲れ切ってたのもあると思うしね。
自分を休ませてあげられて、大切にできて、
本当によかったなぁ〜と思う😌💕
そうやって半年間、ゆっくり休んだら
自然と次のインスピレーションが湧いてきた⛲️
「台湾ツアーがしたい!」
なぜ台湾か?というと、その少し前にわたしは友人主催の台湾ツアーに参加して、めちゃめちゃ感激したのです。
それはただ観光するツアーではなく、台湾を日本が統治していた時代の足跡をめぐり、そして、その時代を実際に経験した方と会ってお話をする、というツアーでした。
そこで私は、今まで全く知らなかった台湾の姿に衝撃を受けたのです。
特に、日本統治時代を経験してきた方の姿。
もう80代や90代になるその方々は、今でも美しい日本語を使い、毎月集まって短歌を読み、日本を深く愛してくださっていたんです。
その深い愛情と、凛とした生きる姿勢と、日本の敗戦後に中国国民党の支配下で起こった想像を絶する経験・・・その全てを初めて知り、言葉がありませんでした。
こんなに日本を想ってくださっている方が台湾にたくさんいるのに、
なんでほとんどの日本人はその存在も、その経験も知らないのだろう・・・
私は台湾と日本との歴史を、そして今でも日本を愛して下さっている方々の存在を、多くの人に伝えたい!そして、、その統治を経験した方々に直接お会いできるのは今だけだ!
と、私は台湾ツアーを開催することを決めます。
その前に、まずは台湾を深く知りたいし、言葉も多少話せるようになっておこう⭐︎
ということで、私はその年に1ヶ月かけて台湾を1周してまわり、もう1ヶ月かけて語学留学をすることになるんです。
が!!
相変わらず貯金ないのに、どうやってできたのか!?
ミラクル乱発のその件は、また次回♪
新しいカメラとレンズが切実にほしいのです✨✨✨ 写真を気に入っていただけたらサポートいただけたら、めっちゃめっちゃめっちゃ嬉しいです!お花の写真など、個人使用の範囲でしたらご自由にお使いください🌼