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旅するイタリア料理@ヴェロナ、ヴェネト州

旅するイタリア料理@Verona, Veneto🇮🇹

今回はボローニャから北に100km、ロミオとジュリエットの舞台となったヴェロナへ。

アディジェ川に囲まれた町、
ローマ帝国、神聖ローマ帝国(オーストリア)、ヴェネツィアと、大国に支配されてきま歴史を持つ。

そのため、ヴェネト州の郷土料理は、大国の影響を受けつつも、痩せた土地に生きる庶民のクッチーナ・ポーヴェラの色濃く残る。

人々の知恵がぎゅっと詰まった料理の数々は、ワインと楽しく頂くのが大正解!🍷

・ヴェロナのサルミ(Salumi veronesi; Prosciutto, sorpresa, pancetta)
・ヴェロナのチーズ(Monte veronese 6,12,24 mesi)

・鹿肉の赤ワイン煮ソースのニョッキ
 (Gnocchi di patate alla pastisada di caval)

・バカラとポレンタ(Bacala e polenta)

ワインは、
白Lugana
赤Verona

全部美味しかったけど、このニョッキは本物のヴェロナを感じた。

ジャガイモたっぷり系のホワホワ手打ちニョッキと、ホロホロになるまでスパイスと赤ワインと煮込んだ鹿肉、庶民が手に入る食材で作るクッチーナ・ポーヴェラ(庶民料理)の一品。

奇をてらうことなく、クラッシクに美味しい。美味しいには理由があるでしょう。

これがクッチーナ・ポーヴェラの底力だなぁ。⁡


食後は散歩へ。

大聖堂。外見は地味だけど、中はすごい。ふんだんなヴェロナ・ロッサは圧巻。

テアトロの前で、アペリティーボ。

ノンノが「ヴェロナ生まれのスピリッツを。」と言ったら、カメリエーレが「ヴェネツィア生まれです、シニョーレ」と言ったの、地味に面白かった。

社長が教えてくれた隠れたヴェロナの名ドルチェ。

アマレッティがゴロゴロ入ってて、ヒットでした。

ということで、二度目のヴェロナ。

大国の支配を繰り返し受けたきた土地の、庶民の生活を想像してみると、一皿の深さが変わってくる。

文化の重なり合いは、支配と受容の繰り返し。

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