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「イタリア庶民料理の研究〜歴史上’声なき’人々の料理を解き明かす〜」マンスリーレポートVol.1(2023年1月)

皆様、チャオです!

ボローニャ大学歴史文化学部で、イタリア料理の研究をしております、中小路葵です。

研究を応援して下さる皆様に向け、活動報告として、マンスリーレポートをお届けします。

マンスリーレポートは初回なので、執筆中の論文の全体構成からお話させて頂きます。


執筆中の卒論の全体構成

Table of contents

  1. Introduction

    1. thesis statement

    2. academic background

    3. aim of project

  2. Background of peasants’ cooking

    1. brief history from existing literatures

    2. peasants’ cooking today

  3. Methodology

    1. research design with oral historical approach

    2. selection criteria

    3. concrete way of fieldwork

  4. Results

    1. Interviews in Emilia-Romagna

    2. Interviews in Puglia

  5. Discussion

    1. Findings of peasants cooking

    2. Contribution of peasants’ cooking to Italian cuisine

    3. Validification of methodology

  6. Conclusion

    1. Conclusion of findings

    2. Possible future study

    3. Overall 

  7. Reference

大体150ページの論文になる予定です。

現在取り組む課題

①文献調査インプット

下記2点について、既存の文献から知識を勉強しています。
・イタリア農民料理について
・オーラル・ヒストリーについて

②インタビュー

私の調査はオーラル・ヒストリーのアプローチを使うので、インタビューの質と数が重要です。

今は、アポイントメントを取るために東奔西走しています。

周りの友人たちに、農民だったおばあちゃんを知っているか聞いて回っているのですが、これが意外と難しく。。

すでにあるネットワークは使い尽くしてしまったので、農民博物館に片っ端から電話・メールしたり、そこから紹介されたりした団体や企業にコンタクトを取ってみたり。

メールは返信率10%くらいですが、面白いねと言って協力したいと言って下さる方々も多く、へこんだり励まされたりです。

でも、一応ターゲットナンバーには行きそうなアポの数が取れつつあるのでこのまま頑張りま

インタビュー:2件

①Nonna Arnalda @Poggetto

ボローニャ郊外のPoggettoに92歳のおばあちゃんを訪ねて、農民料理の話を聞きました。

②Nonno Giuseppe @Pianoro

それから、ボローニャ郊外のPianoroに、狩人のGiuseppeを訪ね、彼の伝統的なウサギ料理を作ってもらいながら、お話をお聞きしました。

次の日には、お誘い頂いて彼のお友達のおじいちゃんたちの元へ行き、伝統的なサラミ作りを見て、昔からの話を聞いたりしました。

来月の目標

9日間プーリア出張(?)があるので、そこで
・インタビュー訪問 4件
・博物館(国立博物館、パン博物館など)
・本Get
したいと思います。

+α
マンマの料理学校の先生たちがムルジャの農民料理についてプレゼンを用意してくれているらしく、そこで色々繋がりできたら良いなと思います。

インプット:論文10本+本
インタビュー: 4件
大学:論文1本、口頭試験勉強

また来月も頑張ります!

研究会発足に向けて

「マンマの料理史」研究会は4人集まり次第、研究会を開催します。

※それまでは、メンバーの方には有料Noteマガジンを無料開放させて頂いております。

ぜひ色んな方にご参加頂きたいと思っておりますので、宜しければご興味ありそうな方に、こちらの研究会をご紹介いただくことは出来ないでしょうか?

いつも応援いただいている皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも応援どうぞよろしくお願いいたします!

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「文化で社会を豊かに」 研究を面白いと思って応援して下さる方、人文系研究者の方、学び溢れる情報を一緒に楽しめたら嬉しいです。

ボローニャ大学修士、歴史文化学「Global Cultures: Food History」専攻の学生が、研究内容を共有するマガジン ・…

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