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夫の、妻の、トリセツ。

友人との待ち合わせまでずいぶん時間があり、
一番近くの本屋さんに入った日のことです。

1.本屋さんでの出会い


書店を一周したあと、ファーストインプレッションで気になった本のところに戻りました。その本とは、話題になった黒川伊保子さんの「妻のトリセツ」の第二弾、「夫のトリセツ」。

仲良く一緒に並んでディスプレイされている2冊。私が「夫のトリセツ」に手を伸ばした瞬間、隣に並んでいた紳士がまったく同じ流れで「妻のトリセツ」を取ろうとしていました。
えーーー!これドラマでよくある設定だけど、
現実では、はじめて……!

2.同時に本を取るドラマのような展開

驚きすぎて、思わず出した手をひっこめました。次の瞬間、お互い顔を見合わせます。気恥ずかしさと気まずさがごちゃまぜになって、居心地の悪さを感じながら、不思議な感情も芽生えました。それは、

同志、戦友、仲間、同志、味方。(笑)

同じ志の人見つけた…!という感覚でしょうか。恥ずかしくなって、「あ、どうも」のような言葉をもごもご口走って、ペコリとしました(恥ずかしくてあまり覚えていない)。そのあと、お互いが目指した本を手に取って、そっと抱えてレジに向かったのでした。

これが、一年半前の出来事です。

───

3.同志の存在をたまに思い出す


あの方、今頃どうされてるかな。。

たまにふとしたときに思い出すのです。きっと黒川先生の本を読んで、歩み寄ったり、納得したり、これは自分には出来ないetc…様々な感情を抱きながら(もしくは諦めていたり)過ごされてるんだろうな。

本屋さんで、同じ本を手に取るなんて本当にあるんですね(厳密には同じ本ではないけれど、同じ本のようなもの)。独身同士なら、「恋」にも発展しようがありますが、「相手」ありきの前提で選んだ一冊。

4.ちょっぴり相手の奥様がうらやましい


紳士の奥様は、「シアワセだなぁ…」。相手のことを思って、残りの結婚生活を想像して、少しでも相手に歩み寄ろうという気持ちをまざまざと感じ取ったんです。

私も夫と、もっと、心を近づけたい。傍目からは、「いつも仲良しだよねー!」なんて言われているけれど。。うーん。夫は子供たちに全力を注ぐという感じ。一般的なご夫婦と逆のパターン笑。

5.夫も「妻のトリセツ」を読んでくれることに!


でもひとつ大きな進展がありました。年始にひょんなことから、夫が「妻のトリセツを読んでみるよ」という流れに…!ものすごく驚いています。今まで、私が勧める本はまったく興味なさそうだったし、実際読んだことはないんじゃないかな。。だから、これは私にとって画期的な出来事。すごくすごく嬉しい。

6.そんなに甘くない現実

先日遊びに行った東京・THE夫の単身赴任先ベッドサイドにあった「妻のトリセツ」を見て、よしよし♡と思わずにやけてしまう。
そぉーーっと上から眺めてみると、


3ミリくらいの場所に、栞!!

思わず笑ってしまいました!!
「まぁいっか」。それでもいいんです。読もうと行動してくれたことが、私への思いやりだと感じました。





嬉しくて飛び跳ねちゃいます♡