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素直・明快・無垢、そして…

 先日の宣言に対して、数多くのメッセージをいただきました。

 改めまして、本当にありがとうございます。
 ひとつひとつに深い優しさを感じて、とてもうれしかったです。

(「メッセージを締め切りました」みたいな雰囲気ですが、そんなことはありません。随時募集中です)

 で。
 いただいたメッセージを分析して見つけた、「感じたこと」と「今後の目標」。
 今回はそんなお話です。


 最近考えた、「僕のnote三原則」というのがあってね。
 それがこれ。

素直 明快 無垢

〈こういうの好きよね〉
 大好き。
 シンプルに、覚えやすいように、大切なことをまとめるの、楽しい。
新年の挨拶のときもしてたっけ〉
 したした。

 ある意味この三原則は、あのときの「新年の抱負」から発展したようなもの。

 『素直』とは、とにかく素直な言葉で書くこと。
 『明快』とは、とにかく可読性を追求すること。
 『無垢』とは、とにかくノイズを取り除くこと。

〈ノイズを取り除く?〉
 ちょっと抽象的なんだけど、「嫌な気持ちになることを書かない」みたいなこと。
〈暗い話をしないとか?〉
 そうでもない。
 暗い話でも、心が揺さぶられる素敵な文章ってたくさんある。

 もっと大まかに、「ちょっと嫌だな」とか「気になってしまうな」みたいな語彙や話題を取り除く。
〈それ、人によって変わらない?〉
 変わる。
 だから、少なくとも、「僕が」、気になってしまうようなものは書かない。
 そういう方針。


 で、この三原則、実を結んでる。
 それが、今回いただいたメッセージでわかった。

 「素直」「テンポよく読める」「簡潔で読みやすい」などなど。
 僕が意識して大切にしていることは、読者さんにも伝わってるんだなって。

 実はちょっと不安だった。
 素直さも、読みやすさも、ノイズのなさも、ぜーんぶ僕の主観。
 これでいいのかなっていつも思ってた。

 だから、読者さんから言ってもらえたことが、本当に本当にうれしかった。


 でも、不安になってたことは、もうひとつあって。

 僕の文章には、雰囲気が足りない。
〈雰囲気?〉
 僕の文章を僕の文章たらしめる、独自で独特な雰囲気が、足りない。

〈そうかしら〉
 えっ?
〈雰囲気ってもうあるんじゃない?ほら、頂いたメッセージにも「「安心感」のようなものを感じます」とか「優しくて、まっすぐで、暖かくて」って書いてもらってるじゃない。これって文章の雰囲気の話でしょ?〉

〈だから、三原則の『無垢』が雰囲気を担当しているんじゃない?〉

 んーーーーーーそれはそうかも。
 ただ、なんというか、その……。


 印象に残りたい。


 僕が意識してる『無垢』は、引っ掛かりをなくすこと。
 でも、それだけだと、印象に残りにくい気がするんだ。

 暑い寒いは強く感じるのに、心地良い気温は意識しないとスルーしちゃうのと同じ。

 もっと、印象に残る文章が書きたい。
 ひと目見ただけで記憶に残るような。
 ふた目見ただけで僕の文章とわかるような。

 そういう、『雰囲気』。

 ある意味、『無垢』と相反することかもしれない。
 だからバランスが大切なのかなって思うけど…。

 でも、少なくとも今は、足りない。
 僕が求める雰囲気を醸し出せていない。
 そう強く感じてしまう。

 逆に言えば、これは伸びしろ。
 僕の文章には、まだまだ進みたい道があるってこと。


 ……真っ暗でまだ何も見えない道だけどね!

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