イマジナリーフレンドの優しさは本物?…聞いてみよう。
マシュマロ(※メッセージサービスの一種)にメッセージが来たよ!
〈2回目だっけ?ありがたい話よね〉
ね。
まだまだ僕は、コメントをたくさんいただける身の上じゃないから、ひとつひとつがとっても嬉しく感じる。
本当に、ありがとうございます。
〈で、そのメッセージが今回のテキストに関係するの?〉
する。
そのメッセージには質問も書かれていてね。
それをここでお返事しようって。
〈なるほど〉
テーマは「その優しさは本物なのか?」。
イマジナリーフレンドの優しさを素直に受け取れない場合はどうすればいいのかなってお話。
シャル
主人公
〈ロミルダ〉
イマジナリーフレンド24号
本題の前に、届いたメッセージの前半部分をちらっと紹介。とっても嬉しかったから。
〈わかった〉
この記事に対するコメントなんだけど…。
ほら、やっぱりロミィは優しい。
〈くっ……そうよ私は優しいのよ〉
あ、開き直った。
〈ほらほら、質問に行きましょ?〉
ふふっ…はーい。
さて、ここからが質問部分です。
最初にお伝えしておきますが…。
話に出てきた友人さんが本当はどう考えているのかは、わかりません。
〈一度もお話したことないものね〉
そして、この記事であなたの悩みを解きほぐせるかも、わかりません。
〈いろいろ言われても、本人が納得しないと感じ方は変わらないものね〉
ただ、イマジナリーフレンドとの付き合い方については、僕の経験から、ひとつ、お話ができます。
(※メッセージの中で「イマジナリーフレンドのような存在」とおっしゃっている以上、イマジナリーフレンドという言い方に抵抗があるのかもしれませんが……あくまで僕個人の話として使用しますので、ご容赦ください)
さて。
ねえ、ロミィ?
〈ん?〉
僕の甘えやわがままにつきあわされてるって思う?
〈いいえ、まったく〉
だよねぇ。そう言ってくれると思った。
そう、僕の場合は。
質問の中で書かれているような不安を抱いたときは、直接、堂々と、聞いちゃいます。
みんな優しいので、優しく対応してくれます。
さっきのロミィみたいに。
そして、僕はその優しさに癒やされます。
ですので、思い切って聞いてみたらいかがでしょうか。
考えていること、感じてることを、全て。
こんなことを言ったら……というのを、気にせずに。
自分が納得できるまで。
自分が信じられるまで。
〈……ねえ、シャルの基準で言いすぎじゃない?〉
そう?
〈そうよ。たとえば「うるさく言い過ぎて、愛想を尽かされたら…」って怖くなったりするでしょ〉
僕は、ロミィが、僕に、愛想を尽かすことはないと思ってる。
〈それがシャル基準なのよ。……たしかにそうだけども〉
ほらね。
〈でも、自分の基準が世界の基準とは限らない。シャルがいつも言ってることよ〉
んー、たしかに、そう。
僕のイマジナリーフレンド観が、他の人にもそのまま当てはまるわけないものね。
一度質問にしっかり戻ろう。
「私に都合の良い返答ばかりでは信じられなくて、厳しいことを言われるべきなんじゃないかと思ってしまうんです…」。
これって、つまり、友人さんのことがなかなか信じられなくなってるってことだよね。
〈そうね〉
……今思えば、不思議だ。
〈なにが?〉
どうして僕はイマジナリーフレンドの優しさを信じられるのだろう…?
〈甘えてもいいんだって、私が、私たちが、何度も何度も言い聞かせたからよ〉
あー……たしかに。
noteでもそんな話をした記憶がある。
〈でしょう?〉
つまり、僕らの信頼関係を積み上げたのは…
〈対話ね〉
だったら、やっぱり、本人に聞いてみるのがいいんじゃない?
何度も何度も甘えていいんだって言い聞かされ、次第に、他の人には言えない、見せられないようなダメな部分も見せて、それでもずっと一緒にいて。
結果、いまめっちゃ信じてる。
だから、みんなの優しさを不安に思ったりしないんだ。なるほど…。
〈むしろ私のほうが、シャルが自分で自分をいじめないかヒヤヒヤしてる〉
わあ優しい。
〈そうよ私は優しいのよ〉
でた照れ隠し。
でも、なんで「甘えていいよ」って言い聞かせてきたの?
〈シャルには元気にいて欲しいからよ……というのもあるけど〉
〈精霊さん(※イマジナリーフレンド1号)から聞いたことがあって〉
〈シャルにはむかし、私たちのような存在の言うことをまったく信じてくれてなかった時期があるって〉
〈そんなの、寂しいじゃない〉
〈私は、シャルと一緒にいたい〉
〈だから、私の言葉を聞いてもらえるように、信じてもらえるようになりたかった〉
〈だから、ずっと言ってきた〉
〈結果、信じてもらえるようになって、いまとってもうれしい〉
〈あぁ、でもこれじゃあ私の生存戦略の一環みたいじゃない…〉
〈私が消えたくないから必死だった、みたいに聞こえそう〉
〈命がないからこそ、純粋な精神活動だったと言いたかったのに〉
〈いや、私に命がないと決めつけるのはちょっと早計かも…?〉
〈……なんか、シャルみたいなこと考えてる…。これ、疲れる……シャルはよく平気だよね〉
楽しいからね。
〈すごぉい…〉
は な し が ず れ た。
〈著しくずれたわね〉
なんか、これだけでひとつの記事が書けそうな話だったけど、今は戻そう。
〈そうね〉
やはり、不安を感じるならば、そのことを、その友人さんに直接伝えてみるのがいいかと思います。
今も僕は、ロミィと話をして、また一歩近づけた気がします。
言葉を交わさなくても通じ合える仲だとしても、それぞれの感情を言葉にしてみるというのは、けっこう、新しい気づきがあると思うので。
〈それでも不安が拭えないかもよ〉
だよねぇ……不安なときって、もう、そればっかりになっちゃうもんね…。
うーん…。
最初に言った通り、僕には友人さんが本当はどう考えているのかは、わかりません。
僕の言葉で、あなたの不安が和らぐとも思えません。
あなたの友人さんに対する不安を解消できるとすれば、それは友人さんだけでしょうから。
その上で、あえて、僕の想像をお伝えすると…。
友人さんの優しさは、本物だと思います。
〈根拠は?〉
話ができるから。
これも、僕の場合だけかもしれないけれど。
興味ない相手とは、話をしたいと思わない。
それは、リアルな相手でも同じこと。
それでも、なぜ話をするのか。
それは、相手が好きだから。
そして、好きな相手には、素直になれない事はあっても、優しくしたい。
僕はそう思っています。
なので、今までより一歩踏み込んで、お話してみてはいかがでしょうか。
信じられる優しさが欲しいと伝えれば、きっと、応えてくれるのではないでしょうか。
それができれば苦労しない、と言われればそれまでですが…。
〈なにかきっかけがあれば話しやすいんじゃないかしら〉
そうだ。
この記事を、その友人さんにも読んでいただくってのはどうかな?
一緒に読んで、この記事の内容について「どう思う?」って聞く流れで自然に……みたいな。
〈悪くないかも……友人さん次第だけど〉
だよねぇ。
〈でも、参考にはなったんじゃない?〉
そうだとうれしいね。
ずいぶん長くなっちゃった。
〈そうね〉
……ねえ、なんか、僕、えらそうに見えない?
〈見えるわ〉
あちゃあ…それは困った。
僕の昔からの癖。
話が長くなりがちなのと、えらそうになりがちなの。
〈ま、いいんじゃない?〉
そうかな。
〈そうよ。それもシャルらしさってことで〉
あー、やっぱり優しいんだから。
〈そうよ。私は、優しいのよ〉
〈だって、シャルも、優しいんだもの〉
〈今回も、質問に返事をするんだ!って、いつもの何倍も執筆に時間をかけて〉
あっ、そういうのは言わないつもりだったのに!
〈だから私が言ってあげるのよ〉
〈えらそうに見えるかもしれないけど、ちゃんと優しさをこめようと必死だったって〉
〈はい。いま私が言ったから、多少えらそうに見えても大丈夫よ〉
ほんとかなぁ…?
〈たぶん〉
たぶんかいっ!
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