理由は後付け。だから、理由はなくていい。

私たちが何かを決めるとき、

理由→決定という順番で、頭のなかで思考しているように思っていますが、実は、理由は後付けしているのかもしれない疑惑が、私のなかで浮上しています。

その行動には理由がある？

私は、いままで農業や鍼灸のお仕事をしてきて、なぜそれを志したのか、その想いみたいなものをよく聞かれます。

その行動の理由を言おうと思えば

震災がきっかけで、とか

農業と環境問題に興味があって、とか

自然と生き物が好きで、とか

東洋医学に興味があって、とか

人の健康の役に立ちたい、とか

たくさんあるのですが、

その決断をしたときのことを素直に振り返ってみると、それら明確な理由を並べて決めたわけではなかったなと思うのです。

行動をしているときに、「どうしてそれをやってるの？」と聞かれたから、理由をくっつけているような感じさえします。

決定づける条件や理由って本当にある？

私は結婚する前

結婚相手の条件は？

と、友人や親戚から聞かれたときに

（相手を探してくれようとしていたと思われる）

前後５歳差以内で！

真っ先に年齢のことを言っていました。

なぜ、年齢にこだわっていたかというと、夫に早くに先立たれたら悲しすぎるから。

それでなくても、女性のほうが長生き傾向にあるのだし、なんなら年下でもいいな、と思っていました。

ところが、私が好きになった今の夫は、９歳年上です。

第一条件にしていた、年齢差、まったくクリアせず。笑

結婚という大事な人生の決断でさえ、

決めるための理由や条件は、あってないようなものだったんだと思いました。

何でも、どんなことでも、理由なんてないのかもしれない。

少し前、夫婦仲良しで、いいな羨ましいな、と思っていた友達夫婦が離婚をしました。はたからみて、はっきりした明確な理由はわかりませんでした。

めっちゃ明るかったです。

「私たち、解散します！笑」みたいな雰囲気でした。衝撃

もちろん、価値観の違いや、浮気や、いろんな決定的な理由があって離婚する人も多いと思います。

でも、その理由は、本当に理由なのかな。

人生の流れみたいなもの、運命みたいなもの、そういうものの動きなのではないかな、と最近は思うようになりました。

そういう流れに合うように、理由となる出来事が起こっているような気がします。

頭で理由を考えるより、心の動きに任せてみる。

私の今までの行動と決断も、それっぽい理由（使命感やカッコいい「べき」）をくっつけているだけ。

私の結婚も、友人の離婚も、そういう風に心が動いたから。

人生の流れ＝心の動き

だと思っています。

「なんとなくこうしたい」

という心の動きに従ってみると、流れに乗れます。

理由は、そのときは、いらないものかもしれません。

＊

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

夫は９歳年上ですが、付き合ってすぐ「すずめさんに寂しい思いをさせないために、長生きするからね。」と言ってくれました// 照

それを聞いて、この人と結婚しよう！と思ったけど、

これも、人生の流れに後から理由がついてきただけなのだと思います。

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では、また明日！