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脱TOEICはどうなの??

梅雨入りが各地で発表されてジメジメした天気になってきましたね!
筆者は結構天気によってモチベーションが左右されるので(田舎育ちの特徴?)この時期はなんとも苦手です(笑)

さてタイトルにもある通りじわりじわりと脱TOEICの動きが進んできているとのニュースがTOEICer達の気持ちを揺さぶっています。

次回開催で記念すべき300回目を迎えるTOEICにとって今回のニュースは驚異となるべきものではないでしょうか?

ただ日本のEV市場と同じで明日から急に日本全土の車をEVにします!というわけには行きません。
多くの企業がTOEICを受験者の評価軸にしたり、昇進する際に必ず◯◯点以上は必要、というようにTOEICは英語の能力を可視化する上では未だ日本ではメジャーです。

私立文系の大学出身であればTOEICはついて回ってくる難問であり、筆者も苦しめられました(笑)

そんなこんなで筆者も875点というスコアを所持しているのでTOEICスコアを理由とした足切りにあったことなどはありません。
有名企業で言うと楽天が800点以上ないと契約社員からスタートと結構厳しいラインを設けていますね。

そもそもTOEICってなに?

TOEIC(トーイック/トイック)とは「Test Of English for International Communication」の略称だ。直訳すると「国際的な意思疎通のための英語のテスト」となる。「TOEICテスト」と呼ばれることがあるが、TOEICの「T」は「テスト」の「T」なので、本来「TOEICテスト」と呼ぶのはおかしい。

日本でのテスト運営を担当するIIBCのウェブサイトには、TOEICは、「オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。」とあるが、受験者は、就職活動のために受験する大学生や、業務で英語が必要なフルタイム勤務者が一番多い。

TOEICの受験者数は日本で年間約245万人(2018年)にのぼる。世界では160カ国で年間約700万人が受験しているというが、受験者数では日本が断トツ1位で、2位が韓国。韓国では年間200万人以上が受験しているということなので、日本と韓国で445万人以上となり、この2カ国だけで64%以上(約3分の2)を占める。
該当HP抜粋
5つのTOEIC

また意外と知られていないがTOEICには5種類のコンテンツがあり、企業が代表的に採用しているのがTOEIC Listening & Reading (L & R)である。

得点と時間配分は以下の通りである。

各得点配分
問題数と時間配分

TOEICで0点というのは存在しない。また得点は10点から990満点である。スコアも必ず5点刻みになっているので、友達に「お前のスコア何点??」と聞いたときに「732点かな?」とかと答えたらその友達はきっとTOEICを受けた事ないだろう、、、これは企業の面接とかも然りだからお気をつけを!

企業が求める点数
期待する点数

上記のスコアも少しばかり低いと筆者は感じます。韓国のサムスンなどは新入社員に900点以上を求めているので日本は少し緩いのでは?と思いました。

そして受験者の7割が日本と韓国で占めているTOEICは残念ながら世界ではあまりメジャーな英語試験ではありません。

海外大学への進学などに用いられているのはIELTSとTOFLEであり、海外でも英語力の試験としてこの2つがメジャーです。

脱TOEICの先には、、、

その先にはCEFRを重視すると記事には書かれていました。

CEFRの対照表

CEFR(セファール)とは簡単に言うと読む•書く•話す•聞くの4技能全てが伴っていることを証明する指数となっております。

そのためお気づきの方もいらっしゃると思いますが、TOEIC L&R テストの点数に、スピーキングとライティングをテストするTOEIC(S&Wテスト)の点数を合計して評価されるため、これまでは評価されていなかった「話す・書く」能力をしっかりと追従しようと言うのが今回の脱TOEICに繋がったのです。

メルカリやITベンチャーが東南アジアの優秀なエンジニアを確保して採用するフローの長れで英語を使用することにフォーカスをした結果ですね。

まとめ

筆者としてはTOEIC L&Rで一生懸命頑張ってきた経緯もあるので少しばかり脱TOEICというメディアの誇張表現には悲しくなりました。

ですが、CEFRにもある通りTOEICも2種類のテストを受ければ正当な評価を受けるので脱TOEICというのは間違いかと思いました。

今後は真のグローバル人材が求められ、かつ、AIに取って代わらない人材が重要なことは変わりませんね。これからも自己研鑽をしていかなければと気付かされたニュースでした!

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