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新型コロナウイルスの状況、立ち止まって一度マクロで捉えてみる:ユヴァル・ノア・ハラリ氏の寄稿を読んで


おはようございます、ちゅるぱんです。

今日で、朝5時に起きてnoteを書く、13日目です!

今日は、本ではなく、世界的歴史家・哲学者のユヴァリ・ノア・ハラリ氏がTIME誌に寄稿した新型コロナウイルスに関する記事を読んで思ったことです。

記事の日本語全訳はこちらに掲載されています。

英語での原文はこちら

今回の新型コロナウイルスは、3月11日にWHOが世界的パンデミックと表明し、AFPによれば日本時間の3月27日時点において、世界での感染者数が50万人を超え、死者2万人を超えている。

テレビのニュースや、Twitterなどを見てみると、情報が溢れ、何が信頼できる情報か分からず、どうしても、ミクロ的な情報に振り回されたり、ミクロな情報ばかり見ていると、マクロにみることを忘れてしまう。

今日は、世界的歴史家であり、哲学者で、知の巨人とも言われるユヴァル・ノア・ハラリ氏の記事を読んで、歴史の中で、今世界がどういう状況にあるのか、自分の視点をぐーーーーーーーっとあげて、世界を見渡してみたいと思う。

この記事前半部分の「疫病と人類のこれまでの歴史」については、彼の『ホモ・デウス』にも書かれていることと重複している部分が多いが、人類はこれまで幾度となく疫病と戦ってきた。そして、疫病はいつも、たった一人のウイルス保持者の移動と、ウイルスの遺伝子的変異によって、全人類を危険に晒してきた。過去の歴史において、人類が疫病に勝つことができたのは、信頼できる科学的な情報共有とグローバルな団結をリーダーを中心にしてきたから。ユヴァル氏のこの寄稿文の結論としては、現在は、アメリカを筆頭に、他の国も世界のこの問題を解決するための、世界を導くリーダーシップを誰も取ろうとせず、リーダー不在の中、信頼も欠いている状況にある。だから、今こそ、信頼を持って、国際的な協力を促せるリーダーが必要だという。現在、各国で実施されているロックダウンなどの隔離は、短期的には不可欠ではあるが、長期的な孤立主義は、経済の崩壊につながってしまう。

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この寄稿で思うこと:

誰が世界的なリーダーシップを取るべきなのか? オバマ氏までならアメリカがリーダーシップをとっているが、それは難しいだろう。そして、この記事を表面的に読んで、「じゃあ、政治家が悪い!」とだけいうのもおかしい気がする。(もちろん、こうした危機的状況だからこそ、政治家は責任を一手に握り、信頼と情報収集&共有に尽力すべきなのだけれど)

・この大きな流れの中で、自分はどう行動すべきなのか?
 ここで、一気にミクロに戻ってしまうが、ウイルスは今こうしている状況でも刻一刻と誰かの体の中で、変異し、どこかの誰かに感染している。
とにかく、耳にタコができているけれど、「不必要に外出しない」「手洗いうがいをこまめにする」「基本的に家族以外の人に会わない」「むやみな買いだめしない」ということは続けつつ、オンライン上で引き続き友人と話したり、日本だけの友人でなく、海外の友人ともオンラインで励まし合いながら、お互いに家の中の過ごし方、子供とも過ごし方を情報交換して、焦らず、短期的な隔離をまずは乗り越えるしかないのかなと。そうしながら、なるべくマクロで物事を捉えて、そこからミクロの行動に落とし込む。そんなことを意識していければと思う。

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