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【ドイツ周遊】ニンフェンブルク宮殿でバイエルン王国の栄華を味わう

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンに留学中の大学生、桜です。


旅が好きな私は学校やバイトのない日にドイツ国内の町や城を観光しているのですが、せっかくなのでこの度noteにそれを記録しようと思い、ドイツ周遊編を始めることにしました。

いつか見返すためにマガジンにして少しずつためていこうと思うので、よかったら覗いてみてください。


初回はミュンヘンを中心に栄えたバイエルン王家の夏の離宮、ニンフェンブルク城です。




バイエルン王家の夏の離宮


ミュンヘン近郊にあるこのニンフェンブルク宮殿(ニンフェンブルク城)は、バロック様式の建物の数々と広大な庭園が特徴の観光名所であり、トラム、バスなどの駅があるためアクセスもいいです。

17世紀にバイエルン選帝侯によって建設されて以来、バイエルン王家の夏の離宮として使用され、現在もヴィッテルスバッハ家の当主によって所有されています。

わたし的見どころは、なんといってもルートヴィヒ二世の生まれた部屋と、美人画ギャラリー。

庭園内にあるすべての建物が見学できる共通チケット(€15)を購入しました。


荘厳な外観


バス停を降りて並木道を進むと、見えてくるのがニンフェンブルクのメインの建物。
ニンフェンブルクとは直訳すると「妖精の城」という意味であり、真っ白な建物が優美に佇んでいます。

メインの建物の前には大きな池が広がり、白鳥が優雅に泳いでいます。
天気がいいとそれはもう絵画のよう。
建物はちょうど東を向いているので、写真を撮る際は午前中に訪れるのがおすすめです。

噴水の周りにはシャチのような柄の鴨(?)も


まだ暖かい時期だったので、庭園にはところどころ花も咲いていて綺麗でした。

祝宴広間のフレスコ画


メインの建物に入ってすぐの「石のホール」と呼ばれる広間は来客とともに祝宴を行う場所であり、美しいフレスコ画が天井に描かれています。


また、部屋にちりばめられた装飾やシャンデリアも思わず見とれてしまいます。

美人画ギャラリー


さて、続く部屋にはニンフェンブルクきっての観光名所、美人画ギャラリーが。

バイエルン王だったルートヴィヒ1世(ノイシュバンシュタイン城で有名なルートヴィヒ二世のおじいさんにあたる)は、女好きで有名でした。
愛人とのスキャンダルで王を退位したのも、彼の女たらしエピソードのひとつ。

そんな彼はお気に入りの女性(中には愛人でなかった女性もいたそう)総勢36名を肖像画に描かせてコレクションしており、それが現在部屋に飾られ美人画ギャラリーとして観光名物となっているのです。


中でも私のお気に入りはこちら

この方はマリー・フォン・プロイセン。
ルートヴィヒ二世のお母さんです。
パンフレットと一緒に写してみましたが、目と眉の近さや鼻筋が通った小さな鼻、引き締まった唇がどことなく似ています。


そしてこちらは、オーストリアのゾフィー大公妃。
この時代にゾフィーは腐るほどいますが、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフを生んだ、かの皇妃エリザベートの姑です。

皆さんも、お気に入りの美人を探してみてください。

ルートヴィヒ二世生誕の部屋


続いての見どころはこちら、先ほどのマリーの寝室であり、ルートヴィヒ二世が生まれた部屋です。

壁から家具まで緑でそろえられていました。


左側がルートヴィヒ二世です。

私は個人的に、独特の感性や生き方を持つルートヴィヒ二世が大好きで、この部屋に来るのが念願だったので感動しました。

庭園を歩く


建物を抜けた裏にはムスカリのような花が咲き乱れ、ここが壮大なニンフェンブルクの庭園の始まりです。


ここからは森の中に入り、ところどころにある小さな城や建物を巡り歩きます。

アマリエンブルク


カール7世が妻のために作らせた狩猟用の城、アマリエンブルク。
城というよりも隠れ家のような感じでした。

ピンクの外観が特徴的なアマリエンブルクの内部は、水色が基調の部屋に金色の装飾がなされた鏡の間、東欧風のタイルが張られたキッチンなど見どころがたくさん。

バーデンブルク


湖のほとりにある黄色の建物が、バーデンブルク。
その名の通り、大きなプールがあり入浴するための建物。

これが思ったより深く、そこそこ怖かったです。

アジア(おそらく中国)風の絵画が壁に描かれており、やはりここにも東アジアへのあこがれを感じます。

ちなみに私はこのバーデンブルクの前のベンチがお気に入りの場所で、天気が良くて時間があるときはここでぼうっと湖を眺めています。


アポロ寺院


先ほど湖の向こうに小さく見えていたのが、ギリシャのものをコピーしてつくられたアポロ寺院。
寺院と言っても円形のこの建物があるだけです。


右下には王の記念碑


パゴーデンブルク


こちらも庭園内にある小さなお城で、中国式の内装が有名です。

ここだけ見るとアジアの城のよう
中国式といえど、一階部分の天井には西洋絵画が
細い階段を上がった先、二階の部屋

実はこのあたりで迷子になっていたイタリア人の女の子と仲良くなって、全然解説を読まず突き進んでしまいました…(笑)


以上が私のミュンヘンでのお気に入り、ニンフェンブルクです。
ここまで紹介しておいてなんですが、ニンフェンブルクの一番の魅力はその庭園だと思っています。

庭園だけなら無料で入れるので、これからも運動がてらここを散歩して、持って行ったパンを食べながら読書でもしようかなと企んでいます。


↑この日持って行ったのはドーナツとピザパン。


それではまた!

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