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【イタリア縦断旅】ローマの旧跡を巡り、見事に詐欺を撃退。
こんにちは。
ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。
春のイタリア縦断旅、前回のバチカン市国に引き続き今回はいよいよローマ観光に行ってきます。
前回↓
「全ての道はローマに通ず」
各地からの街道はすべてローマに通じている。転じて、出発点や手段は違っていても目的が同じなら、同じ場所や結論に達することのたとえ、また、真理は一つであるというたとえ。
こんなことわざが中世に造られるほど、帝国時代はヨーロッパの中心となったローマの街。
今日は思う存分、古代ローマを感じてきます。
パンテオン
バチカン市国の芸術を巡ったあとは、ローマ市内の旧跡を巡り。
まずやってきたのはパンテオン。
ローマ神話に登場する神々を祀る神殿です。
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どこかパルテノン神殿を思わせる出で立ちのこの建物は、実は3代目なのですが、それでも125年に造られたほぼ2000年前のもの。
現在も使われている建物では世界最古と言われています。
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前の広場の大勢の人の中に、折り畳み傘を5ユーロで売る傘売りの姿が大量に。
傘をさしている私にすら押し売りしようとしてくるのは、さすがに無理があるんじゃないのか…?と思いました(笑)
まだまだローマの街を歩きます。
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こんな風に、街中に突如として古代遺跡が現れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1715805221944-JW8AMBLAdq.jpg?width=800)
そしてヨーロッパの観光地では飽きるほど見かける、道端の売り子。
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ブランドバッグやお土産などを並べているのですが、本物なのか怪しいです。
そして誤って踏んでしまうと、怒って強制的に買わされるので注意です。
トレビの泉
人の波にもまれながらどんどん街を進みます。
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たどり着いたのは、トレビの泉。
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ここは、初代ローマ皇帝となり、以降のヨーロッパ一の大帝国の制度を作り上げたアウグストゥスが造った泉。
古代ローマ人によって水がもたらされ、この町が栄えたことを物語っているようです。
後ろ向きにコインを投げると再びローマにもどってこられるという言い伝えがあり、みんな一心にコインを投げていました。
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ちなみに私は”後ろ向きに”という条件を知らず、思いっきり湖のほうを向いて、ボールを投げるがごとくコインを投げてしまっていました笑
過ぎたことは気にしない!
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ここにも押し寄せるものすごい数の観光客。
ここでは、大きいチェキのようなカメラをもって練り歩き、快く「撮ってあげるよ~」と話しかけておいて後で高額な料金を請求してくる詐欺が横行。
私も話しかけられましたが、華麗にスルーさえできれば問題ありませんでした。
スペイン広場へ
さらに街を北へ進みます。
先ほどまではどんよりしていた空も、少しずつ晴れ渡ってきました。
良い感じ。
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大きな塔が見えるとその奥には、
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ローマの観光名所の大きな一つ、スペイン広場が。
スペイン大使館が近くにあることから名付けられたこの場所は、オードリーヘップバーン出演の名画『ローマの休日』のロケ地になったことでも有名です。
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広場の中心部には噴水もあり、多くの人で賑わっていました。
ちなみに、広場での飲食や階段で座り込むことは法で禁止されていると聞いていたのですが、誰も気にせずジェラートを食べて座っていました(笑)
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コロッセオ
私がローマで一番楽しみにしていた、ローマのランドマークともいえる場所へ向かいます。
向かう途中、どこかのお店の前で店員のお姉さんがお花を配っていて、目が合うと私にも赤いガーベラをくれました。
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嬉しくてルンルン。
ちなみにガーベラの花言葉は「神秘」「崇高美」。
子供の頃の誕生日に祖母がプレゼントしてくれた花束をみて、豊かな花びらを持つピンクのガーベラに一目ぼれしてから何年かは、
「好きな花は?」と聞かれると「ガーベラ」と答えていた思い出があります。
花を片手に歩くこと15分ほど。
いよいよあの古代遺跡にお目にかかりました。
古代ローマの円形競技場、コロッセオです。
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内部の見学が明日に控えているので、今日は外見を見て回ることにします。
コロッセオのビジュアルを楽しむうえで最も欠かせないのは「柱」。
3階建てで、階によって座れる身分が分けられていたコロッセオですが、階による違いはそれだけではありません。
柱の上端をよく見ると、下から順にドーリア式、イオニア式、コリント式と造りが分けられています。
ドーリア人が造ったドーリア式は太くて剛健、イオニア人が造ったイオニア式は中くらいの太さで優雅、そして最も豪華なコリント式は細くて繊細という特徴を持っている建築様式なのですが、
それらすべてを役割を生かしながら一つの建造物に見事に融合させてしまうところに、古代ローマ人の芸術センスの高さを感じます。
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さっき貰った赤いガーベラと一緒に写真を撮りました。
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アタリがそして、コロッセオを背に建っているのがコンスタンティヌスの凱旋門。
かつてのローマ皇帝コンスタンティヌスがローマ帝国の西半分を制定したことを記念して、315年に建てられたものです。
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彫刻がとても美しいこの門、ちょうどあたりが暗くなってきてライトアップが始まり、さらに美しく見えました。
ということは・・・?
大当たり、コロッセオでもちょうどライトアップが始まっています。
ローマの町の中心で輝く古代遺跡、とてもカッコよかったです。
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ここで事件発生
ここにきて、最も恐れていた事態が。
というのも、先ほどの写真撮影をしていると、黒人さんが一人フラ~っと近づいてきて
「Are you from Japan?」と聞いてきたのでそうだよ~と答えると、
僕日本大好きなんだよ!とすごく喜ぶ彼。
それでも手にジャラジャラ持ったミサンガやアクセサリーは見逃していません。
適当に話してかわそうと思っていたのですが、、、
日本大好きだからこれプレゼントするよ!と、半ば強引に手首にきつく結びつけられたのがこの象柄のアクセサリー。
本当にお金取らない???と念入りに確認しても、取らないとのことだったので、本当にプレゼントしてくれたんだと気を良くして記念写真まで撮ったところで・・・
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突如始まるお涙頂戴の身の上話。
子供を育てるお金が無くて、5ユーロだけくれない…?としつこくしつこくせがまれます。
ミサンガ代とは言わず、しかしプレゼントしたんだから君たちも優しさを見せろと言わんばかりの金銭要求に、心底参ったな・・・と困り果て、
そして多分だけど日本人だから押しに負けると舐められているな、と思ったので、さっき彼がきつく結びつけたミサンガを力づくで手首から外し、
「それならプレゼント自体を返させてくれ。お金は払わないと言ったはずだよね?」
と半ばキレ気味に詰めると、あきらめたのかそのまま去っていきました。
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後ろの方に仲間らしき黒人がもう一人控えていて、あのときがん詰めしてなければ2人でたかってくる予定だったのかなあとも思います。
こんなこと本当にあるんだなあと、今考えてもぞっとする話です。
詐欺師を撃退したところで、時刻はすっかり夜。
夜のコロッセオをぐるっと回り、今日はもうホテルに帰ります。
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こちらが、楕円形をしたコロッセオの長い方からみた図。
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ツーショットも撮っておきました。
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明日はいよいよコロッセオの内部に潜入します。
すごく楽しみ。
それではまた!
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