東大卒が子供の中学受験に本気出す

小学生2人の子供を持つ東大卒父が本気で中学受験に取り組んでみた。 @hunbaba_s…

東大卒が子供の中学受験に本気出す

小学生2人の子供を持つ東大卒父が本気で中学受験に取り組んでみた。 @hunbaba_senden 2023年度は知り合いの小学6年生の子供を個別指導し第1志望無事合格(四谷偏差値60程度)。

マガジン

  • 解いてみた(大妻,共立)

    「大妻女子中学」の"算数"を解いてみた 共立女子の3日目午後入試(合科型)解いてみた

  • 解いてみたその他「富士見中学の算数を解いてみた」等

    「富士見中学」の算数を解いてみた 「立教女学院」の"算数"を解いてみた 「頌栄女子学院」の算数を解いてみた

  • 解いてみた(日能研全国テスト等)

    「1/13 日能研全国テスト(5年生)」感想 「6/4 全国統一小学生テスト(5年生)」を解いた感想

  • 中学受験への向き合い方、指導法等

    中学受験をさせる親が多い本当の理由 子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきこと 家庭学習で効率を上げるための機器2つ

  • 具体的な勉強法(差集め算等)

    長椅子に人が座る問題の汎用的な解き方 #差集め算 「4÷2/3」が「4×3/2」になるのは何故? #分数のわり算の意味 つるかめ算がいかにクソか

最近の記事

  • 固定された記事

中学受験をさせる親が多い本当の理由

東京、特に23区の話。 中学受験をする知り合いに理由を聞いてみる。 「うちの子は出来が悪くて、今の内からやっておかないと」 みたいに言う人が多い。嘘である。 いや、嘘ではないかもしれないが、本当のところは違う。 塾の冊子に中学受験のメリットがこう書かれていた。 「子供の成長や親子の絆が~~」 と。そういうことじゃない。 本当の理由、最大の理由はなにか。 「民度の低い公立学校に行かせるのが嫌だから」である。 以下データと共に詳細説明していく。 進学率から見た東京公立中学

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    • 「大妻」2024算数を解いてみた#2

      2024年2月2日大妻女子中学の入試算数を解いたので、その感想考察。 なぜ入試問題を解いているのかは過去記事参照。 「子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと」 四谷偏差値は57。2月1日は54で最終日が57。 合格ラインは多分65%くらい。 大妻算数を解くの、もう5回目くらい。 時々解いて難易度を沁み込ませてる。 普段のプリント作成で難易度超えないように。 結果は以下。5問目の曜日判定間違えた。 大問1:計算+基本計算 特に難しくもない普通の計算問題。 前回

      • 「武蔵」2024算数を解いてみた

        2024年2月1日武蔵中学の入試算数を解いたので、その感想考察。 なぜ入試問題を解いているのかは過去記事参照。 「子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと」 四谷偏差値は65。 合格ラインは多分7割くらい。 問題が手書き。 計算問題なし。 大問4つのみ。 なかなか癖が強い。 問題の中身自体は普通で癖はなかった。 では1問ずつ見ていく。 大問1:基本問題相当整数とベン図 176と互いに素の整数が何個あるかという問題。 176=2^6×11なので 176-176÷

        • 「共立」2023算数を解いてみた

          2023年2月1日共立女子中学の入試算数を解いたので、その感想考察。 なぜ入試問題を解いているのかは過去記事参照。 「子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと」 四谷偏差値は51。 合格ラインは不明だけど6,7割と想定。 受験者平均は46.1点らしい。 2,30分あれば十分な分量。 問題は公式にあがってる。 以下答案用紙。全問正解だった。 今回はメモ用紙もスキャンしたので導出過程も見せていく。 問題を見てどんなことを考えどう着手するのか。 大問1:計算ただの計算

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        • 解いてみた(大妻,共立)
          20本
        • 解いてみたその他「富士見中学の算数を解いてみた」等
          16本
        • 解いてみた(日能研全国テスト等)
          17本
        • 中学受験への向き合い方、指導法等
          20本
        • 具体的な勉強法(差集め算等)
          30本

        記事

          「山脇」2023算数を解いてみた

          2023年2月1日山脇学園の入試算数を解いたので、その感想考察。 なぜ入試問題を解いているのかは過去記事参照。 「子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと」 四谷偏差値は53。 合格ライン70%くらい。 試験時間は50分だが30分あれば十分な分量。 以下答案用紙。 ややこしい計算もなく全問正解取れた。 大問1:計算+基本(1)(2)は計算。 特にややこしさ無し。 答えも普通(変な数字ではない)。 (3)分母と分子の差が6なので5\6×6=30/36が約分前の数

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          国語の問題を解く動画

          小学6年生国語の問題を解く動画。 何を考えて解いているかを話している。 偏差値50ちょいの子供に解かせているレベル。 解説する際に見るのでどうせならと動画にしてみた。

          プリントのデジタル管理方法

          問題集をコピー機に押し付けて毎回印刷。 なんてことをしていないだろうか。 問題集をデジタル管理することで、親側の負担も減るし子供の勉強効率も上げることができる。 小6の夏休みに入って毎日100枚程度プリントを作ってる人間からその具体的な方法を紹介するので参考になれば幸い。 Step1:問題集のデジタルデータ化 コピー機で問題集をスキャンしてPDF化する。 そうすれば簡単に印刷が可能となる。 郵送するとPDF化してくれるサービスもある。 とは言え印刷も大量にするので、そ

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          東大卒の友人達に「受験で最も大事なこと」を聞いてみた

          大学の頃の友人達と今でもフットサルを定期的にやっている。 彼らに、受験で最も大事なことは何か、聞いてみた。 自分たちの子供時代や自分たちの子供を見ていてどう思うか、と。 最も多かった回答が「負けず嫌い」という回答だった。 結構意外だった。 自分的には「勉強の才能」だと思っていたが。 そんな彼らが例として挙げたエピソードを1つ紹介。 小学5年生の春に塾に入った。 最初のテストで全然できなかった。 悔しくて泣きながら1か月猛勉強した。 毎日夜中2時とかまで勉強をしていた

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          「浦和ルーテル」2024算数を解いてみた

          背景・主旨・総論2024年1月10日の浦和ルーテルの入試算数を解いたので、その感想考察。 なぜ入試問題を解いているのかは過去記事参照。 「子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと」 解答が見つけれなかったので今回は採点はなし。 むしろ解答を説明していくスタイルで。 四谷偏差値は男子50、女子52。 合格ライン(何点取ればよいか)は情報見つからず。 1月前半試験なので本番2月より1か月早い。 子供が最後1か月で伸びる。 とすると2月のテストと同じ難易度でも正答率は差し

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          「6/30日能研全国テスト(6年生)」感想

          概要2024年6月30日に行われた日能研全国テスト(6年生)の感想。 国語割とまともな正答率分布。 一番低いのは大問2の7の2で2%。 質問の仕方「どのようなものだととらえているのか」が微妙。 答えは「六花が”雑な”(要約)な扱いを受けた」となるが、「もの」という表現がわかりづらい。 算数今回も「正答率予想」。 予想と実際の正答率の差を見ながら感想を書いていく。 誤差10%以内は当たり、それより離れたら外れというルール。 以下数字は%省略。 大問1 予想:(1)95 

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          「十文字中学」2024算数を解いてみた

          背景・主旨・総論2024年2月1日の十文字中学の入試算数を解いたので、その感想考察。 なぜ入試問題を解いているのかは過去記事参照。 「子供に勉強を教えるなら真っ先にやるべきのこと」 結果は15分で全部解けて計算1問ミス。 合格ライン 公式の情報から合格ラインは約半分。 四谷偏差値50未満の問題を初めて解いたが50以上とは難易度が異なる。 とは言え変な問題はなかった。 むしろ後半は難易度を上げすぎない範囲で良問を作ってるように見えた。 50以上を狙う人は普段の学習に使

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          回転面積の求め方

          中学受験で学校側が図形問題を重要視する理由。 それはセンスを測れるからだ。 (ここで言うセンスは大学受験まで通用する才能の事) 図形問題は解き方を言語化して再現性のあるものにしづらい。 よって他の分野よりセンスが問いやすいと思われている。 実際、難易度の高い図形問題は上記の通りセンスを問える。 だが、ある程度の難易度までは記憶問題だと思っている。 ということで今回はそのある程度の難易度までの図形問題の1つ。 回転面積の求め方を言語化してみる。 まず例題。 以下の画像の

          学習手法メタアナリシスとその検索方法

          学習手法の効果メタアナリシスの結果は以下。 日本語訳するとこんな感じ。 テストや分散学習、人に説明、インターリーブ学習が効果的。 有名な話だしこの辺りの詳細は別途。 今日の本題はこれらの科学的調査を検索する方法。 先にメタアナリシスの説明。 メタアナリシスとは科学的根拠として最有力な調査方法。 それ自体は試験/調査せず、すでにある結果を複数集めて統計的に解析する。 このメタアナリシスを検索する方法。 自分が知りたいことについて、信頼度の高い調査を見つける方法。 それ

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          「6/2日能研全国テスト(6年生)」感想

          概要2024年6月2日に行われた日能研全国テスト(6年生)の感想。 国語前回の正答率分布から考えると波乱。 20%未満が10問くらいある。 しかも接続詞問題4問が全部95%超え。 算数今回も「正答率予想」。 予想と実際の正答率の差を見ながら感想を書いていく。 誤差10%以内は当たり、それより離れたら外れというルール。 以下数字は%省略。 大問1 予想:(1)90 (2)85 (3)80 (4)70 (5)60 実際:(1)92 (2)92 (3)91 (4)79 (5

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          ストップウォッチ勉強法

          自分が大学受験の時にやって有用だったと思う勉強法の紹介。 最初勉強法を説明し、後半小学生の子供への適用法を説明する。 ちなみに科学的根拠は特に調べていない。 ではまずストップウォッチ勉強法の説明ストップウォッチ勉強法、名前の通りストップウォッチを使う。 勉強を開始したらストップウォッチスタート。 休憩するときは止める。 1日の合計時間を記録していく。 それだけ 目的、狙う効果は2つ。 ・ストップウォッチのオンオフのメリハリによる集中力向上 ・日々における最低限の勉強時間の

          「5/6日能研全国テスト(6年生)」感想

          概要2024年5月6日に行われた日能研全国テスト(6年生)の感想。 国語文章問題が小説と説明文の2つではなく、説明文っぽい話の二部構成。 この構成にする意図が謎、いいけど。 オーソドックスで良いのでは、とも思う。 問題自体は良問に見えた。 4-12が7%で最難。 他は30%~80%で良い感じに分布している。 算数前々回から始めた「正答率予想」。 予想と実際の正答率の差を見ながら感想を書いていく。 誤差10%以内は当たり、それより離れたら外れ。 %省略。 大問1 予想

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