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「辛い」って言いたい気持ちを我慢させることのない「そうだよね。わかるよ」の大切さを今こそ伝えたい。

「辛い」と言うと「あなただけじゃないから」とかって、辛いと思う事すら否定される事があるよね。

今、西日本豪雨で避難している方達とかもそうだし、家族の介護や障害のある子を育てている人へのサポート体制が思うように整っていない日々の中、「辛い」と言いだせずにいる人がたくさんいると思うんだよね。

そんな人たちの辛い思いに対して私達が出来るのは、否定せず「それは辛いね」と受け止める事だと思うんだよね。

辛い状態を我慢している人に、辛いと思う事すら許さない、辛い事すらも我慢しなさいっていうのは、あまりにも酷だと思うの。

でもそもそもなぜ「辛い」と本音を言われる事に、そんなに否定的に反応したりするんだろうか?


「我慢」が美徳とされる日本では、我慢せず行動する人に文句をつける人が多いよね。でも、その心の奥底には「羨ましい」が見え隠れする。

例えば、アスペルガーの人の場の雰囲気を考慮しない言動や、ADHDの人の思った事をすぐ口にする事を「おかしい」って言う人が多いけど、結局の所「羨ましい」があるんだろうなって。

実際私も、息子の歯に衣着せぬ物言いにヒヤヒヤする事も多いけど「私もそんな事言ってみたいなぁ~」って羨ましく思う事がよくあるし「そうだ!よくぞ言った!」ってスカッとする事や「なるほどなぁ」っていうこともよくあるんだよね。

他の人の顔色ばかり伺って、本当の気持ちを隠して我慢して生きてたら「私は一体誰の為の誰の人生を生きてるんだろう…」ってなるんだけど、息子を見てると、アスペルガーの人は究極に「自分」の人生を生きてて羨ましいなって思うんだよね。そんな自分の人生を大切に生きられるアスペルガーの人が生きやすい世の中・アスペルガーらしい発言、すなわち「本音」がもっと尊重される世の中になった方が、アスペルガーの人だけじゃなく、今より多くの人が生きやすくなるんじゃないかなぁ。

そう思うとね、「辛い」と本音を言うと「あなただけじゃないから」って返す人はきっと、『自分が辛い事を我慢して言いださなかったのに、それを言えるあなたが羨ましい』なんだと思うのね。どっちの人も辛いんだよ。

だからね、「辛い」って言った人には「そうだよね、辛いよね。私も実は辛かったんだよね。だからお互いもっと楽になれたらいいよね」「お互い楽になれるように方法を考えよう」そんな風になった方が、みんなが楽になれる近道だと思うのね。

今「他の人も辛いんだから辛いって言わず我慢しよう」って抱え込んでる人がいたら、ぜひ「辛い」って言ってみてほしい。そしてその言葉に「そうだよね。わかるよ」って応えてくれる人がそばにいててくれたらな。そんな事を伝えたくて書いた、今日のnote。

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