境界に立つ常立神(トコタチの神)(『古事記』通読⑭ver.1.22)
※連載記事ですが、単独でも支障なくお読み頂けます。初回はこちら。
『古事記』5番目の神は、天之常立神(アメノトコタチの神)、6番目の神は、国之常立神(クニノトコタチの神)です。
よく似た名前の二神ですが、天之常立神(アメノトコタチの神)は別天神(ことあまつかみ)のラストとなる神であり、国之常立神(クニノトコタチの神)は、神世七代の初代となる神で、属性が全く違います。
また、この二神は共に独神です。このことの意味するところについて明らかにしていこうというのが、今回の趣旨で