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こどもと絵本とドーナツ36

こんばんは。

私はドーナツが好きです。ドーナツだけではなく、甘いものが本当に好きで、日本の甘いものから海外的ななんだかすっごい甘いやつまでオールラウンダー。夏の海に板チョコを買っていったり(もちろん液化)、友達とおしゃべりしているあいだにカントリーマアムのファミリーパックを一瞬で平らげるなんていつものこと、のような20代を過ごしました。

いまでもそれくらいの気概はあるのだけど、子供の目もあるしだいぶ落ち着いてきました。でもやっぱりドーナツ屋さんを見つけると「ちょいと一つばかり(といいながらいつも数個)」と買ってしまいます。

でも「好き」って言っても、「じゃああのお店の…」とか「有名な…」とかそういうんじゃないんです。私は有名なお店も知らないし、人気商品も知らないんだけど、売っているのを目にしたら買っちゃう、位のレベルなわけ。

いまやドーナツ屋さんっていっぱいあるけれど、30代後半の私が幼い頃から慣れ親しんでいるドーナツといえばやっぱり『ミスタードーナッツ』ですよ。昔は買うたびにポイントを貯め、貯まったポイントでドーナツ引換券付きのスケジュール帳をゲットし、また翌年にそれを使い、の繰り返しでした。陸上部でよかった。すごいドーナツの消費量でした。

それで思い出したことが。ある時、私に思いを寄せていてくれた男性がミスドのドーナツ全種類×2をプレゼントしてくれました。すごい量。いまで言うインスタ映え的な。無邪気に喜んだ私は数個食べた後、箱の中から告白のカードを発見しました。ドーナツはすっごく嬉しかったしもうすでにいくつか食べた、でも私はその気持ちに応えることができなかったんです。せめて食べる前にカードを見つけていれば。でも数個食べちゃって、でも応えはノーで、それってなんだか、いやでも仕方ないんだけど、でもなんだかねぇ、みたいな気持ちになって。とりあえず「あれまーどうしましょ」って感じでもういくつか食べて。その時一人暮らしで冷蔵庫がすっごく小さくて、ドーナツ入れたらパンパンで、ドーナツって賞味期限がすごく短くて、応えはノーで。とりあえず捨てるわけにはいかない、それとこれとは別だし、でも全部食べて応えはノーってのがなんだか自分的に許せなくって、次の日に会社の全員に配って回りました。「え〜!!こんなにどうしたの!?」ってみんな喜んでくれて。「いただきものです。たくさんとってくださいね〜」って言いながら。その夜のお断りの電話、なんだかすっごくなんとも言えない思い出。

『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』(竹下 文子 /文, 鈴木 まもる /絵)

このお二人からこんな本が出ているとは知りませんでした。竹下文子さん、鈴木まもるさんコンビというと『いそげ!きゅうきゅうしゃ』とか『おはよう!しょうぼうしゃ』シリーズで昔とってもとってもお世話に(?)になりました。車好きだった時あったな〜。イラストもあの鈴木まもるさんスタイルの暖かい感じが素敵です。でも私が良いなぁと思ったことは、ティラノサウルスが他の恐竜を食べることを当たり前のように描いていることです。これって当然のことなんだけれども、意外と子供向けの絵本(図鑑的なものではないやつ)ではあまり描かれていないんです。ティラノサウルスのお話だと、例えばティラノ親子の話だったり、単純に他の恐竜と戦って「俺が一番強いぞ」というものだったり。草食恐竜が草をむしゃむしゃするシーンはよく見ますが、ティラノサウルスのものはあんまり。やっぱり他の恐竜を草と同じように食べるシーンって描きにくいのかなぁと思っていましたが。これは最高。ティラノサウルスはタイトルの通り、お腹がぺこぺこなわけです。何回か狩りに失敗するけれども、最後はやった!ご飯だ!といって他の恐竜の群れから一匹捕まえてキレイに食べました。みたいなお話。他の生き物を食べることは当たり前のことだって、きちんと子供向けに描かれています。ぜひ。ちなみにトリケラトプスシリーズもあるらしい。今度借ります。

昨夜、上の歯に矯正器具を付けました。もっと痛くなることを予想して「固形物最後の夜」みたく前日まで食べまくったのに、今でも普通に食べれました。おやすみなさい〜

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