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eスポーツ世界大会で中国チームが優勝!中国ではお祭り騒ぎ

「eスポーツ」
どこかで聞いたことがある単語だという方や、結構関心のある分野だという方はいらっしゃるのではないでしょうか。近年テレビでもeスポーツの試合が放映されたり、eスポーツを更に発展させるための取り組みがニュースで取り上げられることも増えてきました。

日本時間2021年10月5日(火)〜11月6日(土)にかけて、「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」というゲームの世界大会「2021 World Championship」が行われました。League of Legendsというゲームは基本プレイは無料のPCゲームです。マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナといわれる遊び方で、複数のプレイヤーが2つのチームに分かれ、味方と協力しながら敵チームの本拠地を壊して勝利を目指します。

この世界大会で優勝したのは中国のチーム「EDward Gaming(以下EDG)」

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EDGは中国・上海に拠点を置くプロのeスポーツチームです。その歴史は2014年から始まっており、メンバーの脱退や加入を繰り返しながら、様々な大会で好成績を収めてきました。

中国の若者が集まって結成されたEDG。中国でのその人気は凄まじいものがあります。今回の世界大会で、前回覇者の韓国チームを破り優勝を勝ち取ったことで、その人気や盛り上がりは更に加熱しています。

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上が優勝が決まった時の様子と、優勝直後の投稿です。1ヶ月に及ぶ大会を勝ち抜いてきた喜びが溢れています。そして、喜びが溢れているのはメンバーだけではありません。

会場を貸し切って行われたライブビューイングの様子です。盛り上がっている会場の様子が伝わります。更にインパクトがあるのが次の光景です。

午前3時近くの中国の様子です。「EDG!」『牛逼~(すごい)』
「EDG!」『牛逼~(すごい)』と繰り返し叫んでいます。世界大会の開催地はアイスランドで、中国とは時差があったにも関わらず大勢の人が注目しているのがわかります。

こちらの動画でも、EDG優勝に歓喜する人々の様子がわかります。優勝するかどうかの賭けをしていた人も多く、中には警察が出動する騒ぎにまで広がっていたようです。

来年のアジア競技大会でeスポーツが正式種目に

2022年のアジア競技大会は、中国・浙江省・杭州市において2022年9月に開催される予定です。歴史は古く、アジアオリンピック評議会が主催するため、アジア版オリンピックと呼ばれることもある大きな大会です。

そんなアジア競技大会で初めてeスポーツが正式種目として実施されることになりました。種目として発表されたゲームタイトルは以下です。

Arena of Valor Asian Games Version (伝説対決 -Arena of Valor-)
Dota 2
Dream Three Kingdoms 2
EA SPORTS FIFA branded soccer games
HearthStone (ハースストーン)
League of Legends (リーグ・オブ・レジェンド)
PUBG Mobile Asian Games Version
Street Fighter V (ストリートファイターV)

どれも人気があり、競技人口が多いタイトルです。先程ご紹介したEDGが優勝した際のタイトル、League of Legendsも設定されています。

ゲームといえば・・・パソコン?ゲーム機?

ちなみに・・・・
読者の皆様は、ゲームといえばどんなものを想像しますか?

中国出身のCHReportメンバーと会話していると、面白い違いがありました。日本人の多くがイメージするゲームは、テレビに繋いで遊んだり、小型のゲーム機で遊ぶもの。どちらも専用の機器を購入し、対応のゲームソフトを切り替えて遊びます。

一方、中国人の多くはパソコンやスマホを使ったゲームによく親しんでいるようです。日本でもそういった方はいらっしゃると思いますが、中国ではゲームは身近にあるパソコンを使って遊ぶものという想像をする方が多いようです。

eスポーツの学校

多額の賞金を賭けた大会が開催されるなど世界では盛り上がりを見せているeスポーツ。プロと呼ばれるゲームプレイヤーになることができる人は一握りとも言われています。

日本では現役プロゲーマーの方が講師を務める学校が少しづつ増えてきました。その多くが専門学校ですが、中には授業の一環や部活動の一環でeスポーツを学ぶことができる高等学校もあるようです。全国高校eスポーツ選手権という大会も開催されています。

中国でも同様のeスポーツ学校は人気を集めています。入学希望者が殺到しているようですが、こちらも同様にプロになれる素質を持つ人はそう多くはなく、入学が難しいようです。

中国のゲーム規制

以前、中国政府はゲーム企業に18歳未満のネットゲーム利用を週3時間に制限するよう求めたというニュースをお伝えしました。

子供への影響を懸念したものですが、eスポーツの選手は比較的若い世代が多いと言われています。素質のある人は10代の青年のうちに発掘され、活躍し、20代のうちに引退し新たな道を進むという方も多くいます。

こうした中国政府の規制は、eスポーツという巨大な産業の成長を阻害するものだとという声も多いようです。

冒頭のEDG人気を見ればわかるようにeスポーツのファンは多く、中国国内で推定4億人、市場規模は約2兆5000億円を超えるとも言われています。


今後この規制による影響が出る可能性はありますが、eスポーツ自体の人気は高まり、市場は拡大していくと予想されます。CHReportは中国の五節データから独占的に提供を受けているため、リアルなデータに基づいたレポートを作成することができます。

例えば、eスポーツ大会で中国チームが優勝したことでどんなことがネット上で話題になったかというデータや、チームの愛用品が話題になり売り上げが伸びた等、お客様が欲しいデータを収集することができます。eスポーツ界隈の盛り上がりやネット上での動きをリサーチしたい方、是非ご相談ください。


今後も、こちらのnoteにてCHReportやDSInnovation株式会社の情報をお伝えしていきます。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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