日常の中にあるお茶🍵
皆さん普段はどんな飲み物を飲みますか?
毎朝のコーヒーを習慣にしている方や、お茶を飲むといってもその種類やカフェインの有無など様々です。
少し古い資料ですが、NHK放送文化研究所世論調査部「日本人の好きなもの」(2008年)によると、日本人の好きな飲み物トップ3は、お茶、コーヒー、牛乳です。どれも手軽に手に入れることができて、日常の多くのシーンで飲まれている飲み物です。
今回は1位のお茶について調べてみました。
日本にはいくつかお茶の名産地といわれるところがあります。日本人にとってかなり馴染み深い飲み物であるお茶ですが、ルーツを辿ると中国に行き着きます。イメージされる方も多いのではないでしょうか?
偶然茶の葉が落ちてきた🍵
中国でお茶に関する伝説として最も古くからあるものは、「神農(シンノウ)」という農業の神様にまつわる伝説です。
神農がお湯を飲もうと木陰で休んでいると、落ちてきたお茶の葉が偶然湯飲みの中に入り、そのお湯が素晴らしい味と香りだったことからお茶が生まれたと言われています。
そこから徐々にお茶は嗜好品として上流階級に人々に愛され、客人にお茶を出してもてなすという文化も生まれていったようです。
お茶の飲み方は口伝いで中国全土に広まっていきました。唐の時代、陸羽(リクウ)という人物が書いた「茶経(ちゃきょう)」という本には当時の茶に関する、茶葉や製茶器具、茶をたてるときの注意事項などの知識が詰まっているといいます。茶経で語られている茶は「団茶(だんちゃ)」と呼ばれている蒸した茶葉を臼でひき、固めて作られる固形茶のことです。現在日本でよく飲まれているお茶とは少し異なります。
その後、固形茶だけでなく現在のお茶に近い飲まれ方や種類が増え、一般階級の人々にも飲まれるようになりました。
日本へやってきたのは奈良・平安時代と言われています。中国へ派遣された遣唐使が持ち帰ったものの中にお茶があったと言われています。
(参考文献 お茶百科)
中国茶
中国茶と呼ばれるお茶は実に種類が多く、数百とも言われています。色や形、香りなど分類の仕方も様々。一般的には発酵度によって、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶の6つに分けられるそうです。黒茶に近付くにつれて発酵度が高くなっています。
こんな面白いお茶もあります。
工艺茶(ごんいちゃ)といいます。
お湯を入れることで花開くように茶葉が広がります。見た目の華やかさが特徴的で、お土産などで贈ることが多いようです。味はジャスミン茶です。
お茶は習慣
CHReportメンバーに聞くと、飲むお茶の種類や文化は地方によって特徴があり奥が深いといいます。健康的なイメージがあり、学生時代はあまり飲まなかったけど30歳を超えてから飲むようになったそうです。
10代を中心とした若い世代はタピオカや甘味を入れたミルクティーをよく飲み、30代以降は緑茶、鉄観音、苦丁茶など健康を意識したお茶をよく飲むイメージがあるそうです。これは日本も近い傾向があるのではないかと思います。
最近はお茶を飲む専門店も増えているようです。
🍵山余草舍
🍵隐溪茶馆
気軽にお茶をテイクアウトというより、時間をかけてじっくりお茶と空間を楽しむという印象です。しかし、こういった専門店ができている中でも習慣として飲むお茶のイメージは強いともいいます。
ちなみに・・・
CHReportメンバーのおすすめ中国茶はこちら!
日本ではあまり見かけませんが、DAISO(100円均一ショップ)で販売されていることがあり、見かけるたびに購入しているんだとか・・・♫曰く、本人は純粋な金木犀茶が好きだそうですが、この商品は烏龍茶もブレンドされているため、日本人の口にも合うのではないかとのことです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに。
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