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GENJI*REDISCOVERED       今日の源氏物語    レインコート

ハリウッド映画だったと思うのですが、2000年以前の。
サスペンス、スリラー…いや、ホラーになるのでしょうか、得体の知れない何かに人々が恐怖する映画。「タイトル」が思いだせません。キーワードも、演者が誰だったかも…その怪物なのか恐怖が何に…だったかさえ。
場所は「岬」…と思うのは、灯台が出て来るから。憶えているシーンは、
夜で、暴風雨、見ている側も落ち込むくらい-ずぶ濡れになる吹き降り。
女性主人公が「なにかが変」おかしいと思って、雨の中(灯台の付属のか)測候所(のような-通信機器がある唯一の所…)に向かう。暗闇の中、強風に波打つ濡れて光る生垣の間の、石積みの建物の木製のドアに駆け寄って、中の明るいのが判る=ガラスの窓のあるドアを引き開け急いで中に入ると、そこに深緑色の濡れた巨体の怪物が立っていて、彼女も、そして鑑賞者も、アッと震え上がる しかない…。
*「何」というタイトルの映画か、お判りになる方、ぜひお教えください。
「………かな」でも。
つづき、
その怪物と見えたのは、深緑色のポンチョのようなレインコートを着た男性で、やはり測候所に何かを確認か伝えに来て到着したばかりの後ろ姿だった(オチというのか…とにかく)見事な脅し-に絶叫の「恐怖」シーンがあって…という部分だけが、かなりはっきりと記憶されています。
…でも、そこだけで、「タイトル」も「恐怖の正体」も不明。 なぜか…    
『源氏物語』のある部分を読んでいて、突然このシーンが思いだされました。
もちろん物語に関連はありません。ゴアテックスのレインコートやフラッシュライト、女性主人公は金髪碧眼、なんで『源氏物語』を読んでいて、こんな映画のシーンに飛ぶ……シンクロする何かを起想するかなーと、自分にちょっとあきれながら、開いたページの『源氏』を前に、遠い記憶の片隅のアメリカ映画の何だったかを思いだそうとしていました。
でもなぜ記憶の奥からこの映画がでてきたのかは、紫式部の物語の「脚本」のような文法、映像にしたら「こう」だろうという-まるでカメラの「ファインダー越し」のような画角というのでしょうか…の存在、(と思える(様な))視点、どこからの発想なのか(映画・映像など存在しない時代、動画の体験も無い人の)=天才の場面設定と演出、見事なストーリーの運びがある!からだと確信します。
「名文」とか「随一の場面」などと言われていない(多分、殆どの方が)ふつーに読み過ごしていかれる所なんでしょうが、自分は「なんかすごいな…」と思って、昔の映画を「挿し絵」代わりに脳裏にコラージュしながら、紫式部の映画脚本家としての才能を、嬉しく楽しく読みました。     さて、
このシーンは、どの「帖」のどこ…でしょうか、お判りの(=ご共感頂いた)方も、お知らせください。
(『NOTE』初心者、ご連絡、受ける方法あるのか…未勉強。ご回答、どう受けるのか、探しておきます。)

「画像」は、コレではない映画から Kaufman Rubber Co.の レインコート
r a i n w e a r p a s s i o n . c o m (映画名等クレジット無し) から 


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