春
実家の母がおすそわけしてくれたふきのとう味噌。
待ち侘びた、苦味と春の香り。
夫がくれた菜の花色のお皿。
夫の実家からいただいたブロッコリーのみどり。
食卓が春の色。
雪がすっかり消えた道。日差し、セロトニン。
散歩。てくてく。ずんずん。
鼻水ずびずび。
やわらかい空気と影と、容赦ない花粉。
ティッシュ不足。
目が真っ赤、ほっぺ肌荒れ。
だけどマスクをはずしたい。
たまには思いっきり皮膚呼吸。
顔の下半分が退化しちゃわないよう。
noteをひらく。
ことばのなかも散歩する。
うんうんと首振ったり。
ほぉ〜!と飛び上がったり。
うーん?と立ち止まったり。
素顔のわたしで散歩する。
みんなの表現が咲き乱れる道。
胸がいっぱいになり、心の温度が上昇する。
春の訪れはいつも、そわそわしてモヤモヤしてキラキラして
まぶしくて目をこすりたくなる。
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