「モテる？モテない？」とかに当てはまらない【ご神木系男子】

「ご神木（ごしんぼく）みたいだな」と思う人に心当たりがあります。いるだけで雰囲気が良くなって…なんだか縁起がいい感じ。彼がカラカラと笑えば、この世はなんて楽しい場所なんだろうという気分にさせられる。

こういう人がグループ（職場とか、サークルとか、クラスとか…）に1人いるとラッキーです。そのグループの人たちが何となくうまくいくような気がするのです。争いが起こりにくかったり、それぞれの人がうまく力を出せたり、自然と運が良くなったり…。という気がします。

まさにご神木みたいな人。

ここからは私の独断と偏見ですが…そのご神木みたいな人は、すっごく仕事ができるわけでもなく、めちゃめちゃカッコいいというわけでもなく、特別何かにひいでているわけではないパターンが多いと思います。でもただいるだけでいい感じ。なので、ちょっと見過ごされがちかもしれません。

言葉だけでうまく言い尽くせないので、「まさにこれは？」と思う登場人物が出てくる作品でお伝えします。

●『田村はまだか』の主人公「田村 久志」
神がかっている田村。他の登場人物が皆彼の魅力をわかっています。

田村はまだか (光文社文庫)

●『横道世之介』の主人公「横道世之介」
登場人物の人生の要所要所に関わっている世之介。映画で観ましたが、私にとっては５本の指に入る魅力的な作品です。

横道世之介

あなたの身近にそんなご神木みたいな人がいるかもしれないし、あなた自身がそうである可能性も…。「いるだけでいいという感じのご神木系男子（女子）が過ごしやすくありますように」と願います。それが過ごしやすい世の中の鍵になっているような気がするので。