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ちょろけん政治論集

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政治について、広く浅く論じていきます。たぶん赤いと思います。
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記事一覧

【書評】『戦後史のなかの日本社会党』

(ヘッダー画像出典=Wikipedia)  冷戦終結とともに消えたはずなのに、今もその名をささやか…

茅路賢治
4か月前
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#ちょろけんの映画 魔王の頭痛―『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』

(ヘッダー画像出典=https://www.npcmagazine.it/il-divo-sorrentino/)  先日『イル・ディ…

茅路賢治
5か月前
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#ちょろけんのメモ 国会中継を見よう(2)

2023年10月24日 衆議院 本会議 (~1時間15分)  このところ多忙ではあるが、時間をつく…

茅路賢治
6か月前
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韓国の監査院について

はじめに  「かんさいん」と聞いても大半の人は何だかわからないだろう。韓国には監査院とい…

茅路賢治
7か月前
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#ちょろけんのメモ エチオピア侵攻とイギリス労働党

ウクライナ侵攻とエチオピア侵攻は似ているのではないか。エチオピア侵攻に対してイギリスの政…

茅路賢治
8か月前
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「グッバイ、レーニン」―ソ連の呪縛からの解放

(ヘッダー画像出典:https://www.lrt.lt/en/news-in-english/19/1474724/how-lenin-statue-fe

茅路賢治
8か月前
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#ちょろけんのメモ 路上ライブ論のための覚書―身体性と公共空間―

 私は、路上ライブ―都会の雑踏の中にある音楽の輪が好きだ。温かくて一瞬の、音楽を介した人間のつながりは、なんだかほっとする。いつか、ある演奏を聴いていたら、警察官に解散させられたことがあった。「“都市計画”と都庁とゼネコン」は芸術を解しないのだろうか。  路上ライブの禁止は究極的にはテクノクラート的発想であり、人間の生を“管理"しようという不気味さを感じる。テクノクラートと一緒に"都市計画"を崇める義理はない。私たちは、都市に生きること、身体性を取り戻す必要があるのではないだ

#ちょろけんの映画 政治と大衆―キャプラ『スミス都へ行く』を観る―

(ヘッダー画像はWikipediaより引用しました) 民主主義とは『スミス都へ行く』のことだ  …

茅路賢治
9か月前
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「〇〇主義」という自己紹介

一体何々主義という事は私のあまり好まない所で、人間がそう一つ主義に片付けられるものではあ…

茅路賢治
9か月前
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ドイツの風刺歌

 「ドイツは〇〇であるのに、日本ときたら……!」このフレーズは今に始まったものではありま…

茅路賢治
10か月前
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#ちょろけんのメモ 路上ライブ論断章

 路上ライブと政治学を結びつけられないかという思いつきを、忘れないようにメモしておく。 …

茅路賢治
10か月前
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「バンディエラ・ロッサ」を聴き比べる

(ヘッダー画像出典=https://sessantotto68.wordpress.com/indra/)  今日はイタリアの有名…

茅路賢治
10か月前
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#ちょろけんのメモ 宵闇の現代日本

ヘッダー画像は拝借いたしました  ロシアとウクライナとの戦争は、いまや我々のいる時代を「…

茅路賢治
11か月前
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#ちょろけんのメモ 枢議院会議録「住民投票は良いか悪いか」

枢議院会議録 2023. 5. 10-26 なめこ 議案の趣旨説明+議員への委任は方向づけされるべき  今回これを出したのは、自分は色んなとこで言ってる気がしないこともないんですが、選挙などでの判断材料にならなかった政策に対して議員が投票することに対して疑問を持ったのですよね。確かに委任する形ではありますが、ある程度の方向性がわかるからこそ委任ができると考えているので、皆さんの意見を聞いてみたいなという次第です。  まず、私としましては住民投票を通して政治がより身近なもの