3月21日 フィラデルフィア ブリッジポート ニューヨーク1日目
朝の9時半に起床。
この宿は、綺麗でいいな。
のんびり準備をして、11時10分くらいにチェックアウト。
布団のシーツとか諸々、チェックアウト時にカウンターまで持っていかないといけないシステムだった。
アップルホステルというとこ。まぁまぁおすすめです。
フィラデルフィアの史跡巡り
まずは朝食。
フィラデルフィア名物のフィリチーズステーキを買いに行く。
アメリカに来て1番寒い朝だったけど、街並みは気持ちよかった。
チーズステーキのお店に向かいながら、名所を巡る。
アメリカ独立革命博物館。
古い大砲が入り口に並んでいた。自分たちの権利を戦って勝ち取ったっていう自負があるんだろうな、きっと。
この建物で、第一回大陸会議が開かれたらしい。カーペンターハウスってとこなんだけど、もともと大工さんの寄合場みたいなとこだったらしい。
こんな小さい家でアメリカ建国の一歩が踏みだされたんやな〜。
その後、ジミーズステークスてお店で、チーズステーキを購入。ステーキといっても、大量のローストビーフとチーズを挟んだでっかいサンドイッチみたいな感じです。
ニューオリンズで食べたポーボーイや、シカゴで食べたイタリアンビーフと似たような感じ。
この3つのなかだったら今回のチーズステーキが1番美味かった。
けど、でかすぎて食べづらかった。
ワシントン広場のベンチで、チーズステーキを食す。
寒すぎて、鼻水がとまらんかった。
しかも、リスが完全にチーズステーキをターゲットに近づいてきたりで、油断のならないひとときでした。
その後、インディペンデンス国立歴史公園へ
独立記念館。
ここで、独立宣言が行われたらしい。
その裏にまわると、
リバティベルセンター。独立宣言したときに打ち鳴らされた鐘が展示されている。
外からも見ることができた。よかった〜。
日本語音声で解説してくれた。
このベルが、アメリカの象徴らしい。ほほ〜、そうなのか。
ベンジャミン・フランクリンのお墓。1セントコインが投げられてたので、ぼくも投げておいた。
ワシントンが初代大統領だけど、ぼくんなかでほんとにやばいやつはフランクリンってことになってる。
そのフランクリンのモニュメント。
こっからさらにちょっと歩いたとこに、
ベッツィ・ロスの家という場所がある。ここで、1番最初の星条旗が縫われたらしい。
独立時は13州しかなかったから、星の数も13個、横縞の数も最初は少なかったんやな。
最後にエルフレス小径というとこに向かう。
アメリカ最古の住宅街らしい。
エルフレス小径の入り口。
100メートル満たないくらいの小さい路地。今でも人が住んでるらしい。
逆側から。
路地のさらに路地がこんな感じ。ここで子犬にジーパン噛まれた。
飼い主めっちゃ笑ってた。
アメリカ独立時の街並みってこんなんだったんだな〜。
フィラデルフィアのオールドシティあたりはこじんまりしてるけど、雰囲気あるし、史跡も多いのでとても楽しい。
2時間くらいで、良い感じに街歩きしながら史跡巡りできたので満足っす。
もちろん、お店のほとんどはこんな感じで閉まってたけど、買い物する気はなかったのでよし。
そんなこんなで駅に向かう。
今日は今から、ニューヨークをすっ飛ばしてブリッジポートへゴー。
ブリッジポートへ
オールドシティから地下鉄に乗って、アムトラックの駅に舞い戻る。
14時14分発のアムトラックに乗車。ニューヨークをすっ飛ばして、ブリッジポートという街へ向かう。
ブリッジポートはコネチカット州にある小さな街なんだけど、なぜここに向かうかというと、僕のめっちゃくちゃ好きなギタリストに会いにいくためなんです。
Jonathan Dubose jrっていうギタリストなんですけど、10年前くらいに、ほんっとにたまたま知って以来、衝撃を受けまくりまして、いつか生で見たいな〜と思ってたんですけど、めちゃくちゃ有名なギタリストってわけでもないので、日本にも来ないし。
とゆうより、情報が少なすぎて得体が知れなさすぎたわけです。
ちなみに、普段は神父さん?をやっておられるバリバリのクリスチャンな方で、音楽もゴスペルがベースにある感じの方です。
一方で、ジミヘンがベースにあるようにギターを弾く方で、なんにせよ、めっちゃくちゃかっこいいんすよ。
映像でしか見たことないけど、神様信じようかなって思わせるようなギターを弾くんです。
映像をここで貼ると、逆に安っぽくなるかもなので、敢えて貼らないスタンスで。
旅に出る前に、そんな彼の情報を検索しまくってたら、毎週土曜にブリッジポートの小さな教会で、なにかしらの催し物をしてるらしく。たぶんお祈り系。
でも、ネットでは何の催し物かはわからなかったんですが、旅のどこかで、とりあえず行ったろうと思ってたわけです。音楽は聴けるかわからないけど、いくだけ行ってみようてな感じっす。
しかーし、コロナのこともあって、開催は中止かな〜なんて思ってたら、今日の朝、インスタグラム上で「今夜も19時からやるぜ!」ていうアナウンスがあり、突撃することを決意しました。
ほんとにありがたい存在だぜ、インスタグラム。ジョナサンもインスタグラムやっててくれてありがとう。
てな感じで3時間半くらいかけてブリッジポートへ。
どんな街かもわからないし、どんな場所かもわからないし、なにが起こるかもわからないけど、なんともいえない気持ちで向かいました。
ニューヨークをスルー。
18時くらいにブリッジポートへ到着。
寒いな〜。教会まで歩いて30分ぐらいとのことなので、まだ明るいし徒歩で向かいました。
ただただ住宅街って感じです。治安の情報もなかったから不安だったけど、悪そうでもないし、良さそうでもない空気感。
公園で若者たちがバスケしてた。
ほんとにこの街に、ジョナサンはいるのかな〜て気持ちでテクテク向かう。
小さな教会に到着。
ほんとにここで、なにかが行われてるのだろうか。
イベントは19時かららしいけど、18時半くらいには到着してしまったので、ちょい早いけど扉を開けてみた。
こっから一切写真はないんですけど、
中には10人にも満たないくらいの人が座ってて、一番前でジョナサンが説法?みたいなことをしていた。
お〜!ほんものだ!やべーな、ほんものだ!
と語彙力ないなりに驚きました。
ジョナサンの後ろには、よく見るとドラムセットやキーボードやスピーカーなどのセットがあって、もしかしたら音楽が聴けるのかもと、ドキドキしながら、ジョナサンの話を聞く。
英語がそこまでわからないので、詳しくは理解できなかったけど、「コロナで、いまは本当に大変なときだけど、こうゆうときだからこそ手を取り合ってがんばろう。神様を信じよう」みたいな話だった。
途中、僕を発見したジョナサンが……
なんてことを全部書くと、安っぽくなっちまうので、はしょりまくろう。
徐々にミュージシャンが集まり出して、説法が自然に音楽に変わっていった。
この自然に変わっていったってのがうまく表現できないんですけど、
徐々にみんなでゴスペルを歌い出して、演奏が始まっていったんすよ。
なんていうんすかね、パワーがすごすぎて、全員で20人にも満たない空間だったのに、2013年のポール・マッカートニーのライブのときなみに感動してしまいました。
本気でみんな、神様信じてるんだなって気持ちが、溢れまくってて、本気で信じてる人の音楽は、ここまで刺さるんだな。やべーわ、まじでって時間でした。
ほんとにこの瞬間が、旅のハイライトなのは間違いないっす。
たぶん、このあとの出来事は、全部、今日の余韻でしかないんだろうなって思いました。
しかも、コロナがあって、街が完全に静かになって、生演奏を聴きたくても聴けない状態だったので、そういった文脈も含めてより感動してしまったんかなぁ。
ジョナサンのギターも、最高すぎて、ずっと聴いてたかったすわ。
ポール・マッカートニーのライブを見た時に、このライブを見るために今まで生きてきたわ〜て思うと同時に、こんなライブを残りの人生であと何回経験できるんだろうって思ったけど、
今日の出来事はまさにそれでした。
ほんとに感動がやばくて、これ以上は文章にできないっす。
最終的に、前で歌ってる人たちに「おめーもこっちに来い!」て言われて、みんなで肩組んでゴスペル歌ったのが、なんかもーわけわからんくらい楽しかった。
演奏のあと、ジョナサンと少し会話する。
僕が「あなたの音楽を10年前に聴いたとき、すごく感動した。あなたに会いたくて日本から来た」て伝えたら、めっちゃ抱きしめてくれた。
そしたら「明日も朝の11時半から演奏するから来ちゃいなよ!」と言われ、
明日は朝からナイアガラの滝へ向かう予定だし、宿もとってるけど、
「わかった!明日、ぜったいここにカムバックアゲインするぜ!」といって駅に戻る。
最高な一夜でした。
てな感じで
ウーバーでブリッジポートの駅に向かい、21時半発くらいのアムトラックに乗ってニューヨークへ向かう。
ブリッジポート近辺はホテルがなかったので、急遽ニューヨークのホステルを予約した。
そういえば、ブリッジポートは駅が小さすぎて、アムトラックのスタッフがいなくて、レイルパスでチケット発券できなかった。
こんなことなら、フィラデルフィアで往復で発券しとけばよかったな〜と後悔しつつ、アプリで購入。
アプリでもレイルパスで購入できるようになったら嬉しいんだが、まぁそれはしゃーない。
ニューヨークの夜景を拝み、23時半くらいにニューヨークのペンステーションに到着。
宿までウーバーだと20ドルかかるらしく、地下鉄で向かった。
外を少しだけ歩いたけど、ニューヨークはほんとに人がいなかった。あと、マスクしてる人がアメリカにしては多かった。
今はこうゆうときなんだな〜と思いつつ、無事ホステルに到着し、1時ごろに就寝。
ホステルも客がいないので、もはや一人部屋だった。
幸か不幸かでいったら、幸だと思っておこう。
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