めっちゃ重要!【コレクティブエクササイズ】とは!?
皆さんこんにちは!
トレーナーの沢田です!
本日はコレクティブエクササイズについてお話ししていこうと思います。
皆さんコレクティブエクササイズって聞いたことありますかね??
おそらくちらっと聞いたことがあっても、どんなものかまでは知らない人が多いのではないでしょうか??
そんな方のために、今回はなるべくわかりやすくまとめたので是非見てみてください!
それでは早速いきましょうーーー!
コレクティブエクササイズとは
コレクティブエクササイズとは簡単にいうと、機能改善、不定愁訴を改善するためのトレーニングです。
他にも姿勢、動作、感覚の修正などにも働くエクササイズです。
Correct(正す)
Exercise(運動)
感覚というのはいわゆる体性感覚で、触れられた感覚や足の裏や手のひらからの情報入力を言います。
コレクティブエクササイズの目的
コレクティブエクササイズを始めるにあたって大きな役割というものを理解しておく必要があります。
①アセスメントにより神経筋機能を特定
プログラムを行っていくにあたって、その人の筋出力や可動域などを判断していく必要があります。
②問題解決のためのプログラム計画
その人に応じたプログラムを作成する必要があります。
③統合し調整された戦略の実施
現状の課題とすべきことを統合し、調整してプログラムを進めていく必要があります。
コレクティブエクササイズで重要なこと
コレクティブエクササイズで一番重要なことは評価による問題の特定です。
これができないとコレクティブエクササイズの効果は望めません。
例えば肩こりがひどい。というケースにおいて、僧帽筋が凝っているからリリースしましょう!では意味がありません。
肩が凝っているのは
日常生活でスマホやPCを見すぎている→長時間同じ姿勢→動作機能不全→感覚器への影響→筋の緊張→痛み、肩こり
という流れまで判断する必要があります。
普段イレギュラーな姿勢をとり続けていると、脳はいつもの姿勢に戻そうと命令を出しますが、その時間があまりにも長すぎるとそれがスタンダードな姿勢だと判断します。
そうなると、猫背で長時間PC作業しているような人は、脳がそれをスタンダードな姿勢だと認識してしまうので、本来の正しい姿勢が逆にイレギュラーとなります。
そしてそこから感覚器へ影響を与えて、ボディマップがより不安定になります。すると自分の姿勢を認識しづらくなってしまい、無意識のうちに筋が緊張してしまいます。それに伴って痛みや可動域不全などの問題が出てきます。
これらを改善するためにコレクティブエクササイズを行うわけですが、いよいよそのプログラムを組む順番や特徴をお話ししていきます。
コレクティブエクササイズのプログラムの組み方
コレクティブエクササイズを行うにあたって、重要なことはまず体を整えることです。
その際に目安になる指標があります。
それはパフォーマンスピラミッドと言われるものです。↓
このように、トレーニングはパフォーマンスをあげる上で一番上にあります。
これを下から順番にクリアしていって、ようやく最後にトレーニングというイメージです。
一番下にある緊張の抑制などを飛ばしていきなりトレーニングすると、ピラミッドが不安定になり崩れてしまう(怪我してしまう)というようなものです。
そのため、トレーニング前にこれらを整えてからトレーニングに励む必要があります。
やり方としては、最初の1ヶ月間は下をみっちりやって習得してからようやくトレーニングというやり方でも悪くはありませんが、基本的には同時進行で行います。
その場合は、1セッションのトレーニング時間は短めに取り、下の基礎を習得する時間を長めに取ります。
また、あらかじめクライアント様に宿題として家で練習してもらったり、トレーニングに来る前に済ましておいてもらうなど工夫してやれば、より円滑にトレーニングに励めるのではないかと思います。
具体的な計画についてお話しします。
①高閾値戦略の改善
緊張している筋の抑制や、疼痛などを改善します。
②軟部組織の改善
筋の短縮や筋スパズムなどを改善します。
仮に痛みなどなくても、短縮している筋があればそれだけで可動域は狭くなりますので改善しておく必要があります。
③呼吸の改善
筋が短縮していると胸郭を広げることができないため、呼吸の修正前に胸郭の可動域を改善しておくことが大切です。
④可動性・安定性の改善
その時行うトレーニングにフォーカスを当てて、可動性と安定性を改善します。
⑤運動制御(動作パターン)
1〜4をクリアして、ようやくトレーニングに入ります。
その他基本概念
その他にも基本概念として知っておくべきことがいくつかあります。
①人体は左右非対称
まずはこれです。もちろんそれなりに左右対称なのは良いことですが、必ずしも完全に左右対称であるわけではないということです。
かといって左右非対称すぎるのも当然良くありません。
左側には言語中枢があり、右側は空間認識が得意など脳機能的な差や、肺の形やサイズ、心臓の位置や肝臓など構造的な差、利き腕利き足など後天的な差などがあります。
このようにそもそもが左右非対称であることを知っておく必要があります。
②呼吸は最重要な動作
呼吸の役割は単なるガス交換だけでなく、自律神経の調整やIAPを高める、横隔膜を使うなど、しっかりとした運動です。
これを侮らずに、正しく呼吸できるというのが大前提条件になります。
③機能的動作の前提条件をクリアしている
例えば、上腕骨頭がちゃんと真ん中にハマっているか、前方に逸脱していないかなどまずは関節の中心化(ポジションの修正)をしてあげることが大切です。
その上での可動性の確保です。
そして静的安定性(基礎筋力)のチェックをします。(止まった状態で、ある程度筋力が発揮できる)
次に動的安定性のチェックをします。(神経、筋、モーターコントロール)
④動作パターンを強化
これら前提条件を踏まえた上で少しずつトレーニング強度を上げていきます。
以上、コレクティブエクササイズについてでした!
おそらく続きもありますので、まだまだ気になる方は是非そちらもご覧ください!
それでは、次回の記事でお会いしましょう!さよなら!!!!!
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