「趣味がない」と悩むあなたへ。あそびを通じて、自分と正直に向き合える時間を作りたい。
こんにちは、すげのです。
結論から言います。この度、株式会社リヴァにて「あそびの大学」という新規事業をリリースすることになりました。
ここでは、改めてなぜ私が #趣味 や #余暇 に関するサービスをリリースするのかを綴ってみます。noteを通じてイベントやサービスの存在を知ってもらうことで、「趣味のあり方」や「休み方」に悩む方の力になれれば嬉しく思います。
* はじめましての方… 私の自己紹介はこちらに綴っておりますので、よろしければぜひ… *
社会人になり、「趣味がないこと」が悩みであり、コンプレックスに
「あなたの趣味はなんですか?」
出会いの季節であるこの時期に、よくある会話だと思います。あなたはそう聞かれて、自信をもって答えられる趣味を持っているでしょうか。
かくいう私も、1~2年前までは趣味については「聞かれたくないことTOP3」にランクインするような質問で、いきいきと好きなことを語る人と自分を比べ、自己紹介ではみじめな思いをしていました。
好きなことに自信を持てなくなったのはいつからだろう。
遡ってみると、学生時代の趣味は読書でした。小学生の頃から本が大好きで、「地元の村で1番本を借りた人」として図書館から表彰されたり、高校生まで図書館司書を目指すほどの読書好き。
しかし、大学生になって就職活動を始めると、「読書ってありきたりだから、運動系の趣味があると言ったほうが印象良いかな?」と、「人からこう見られたい」という基準で趣味を挙げるなど、大人になるにつれ、本心で好きなことを語る機会は減っていきました。
社会人になると、ビジネス書ばかりを読み漁るようになり、いつしか本は「読みたいもの」から「読まなければならないもの」に。読書を純粋な気持ちで楽しめなくなりました。
また、仕事が忙しくなるにつれ「あの仕事が終わっていないのに遊んでていいのかな…」と、余暇を謳歌すること自体に罪悪感を抱くように。
平日は寝る直前まで明日の仕事のことを考え、休日は仕事の役に立ちそうという基準だけで、人に会い、イベントに行き、本を読むように。予定がない時は疲れきって夕方まで寝て、後悔しながら休みを終える週末が続いていました。
そんな生活を送るうちに、趣味や休日は自分のためのものでなくなり、「自分のために、好きなことに取り組む時間」が減ったことで、自信を持って好きなことを話せなくなってしまったんですね。
何にも心が動かない自分が虚しくて、だからといって新しいやりたいことを見つける機会もなくて、仕事という道しか見えない、真っ暗なトンネルに入ってしまったようでした。
趣味を通じて、自分を肯定し、本音と向き合えるように
そんな生活の中で、自分に癒しをくれていたのが大学生のころから好きだった「伝統工芸品」でした。
日常生活の中で工芸品を使っている時は、産地での思い出や作り手の方に想いを馳せることができて、そんな感情を持てている自分を好きでいられる時間。
「私にも好きなことがあったんだ」。
そう気づくと、「伝統工芸に関わる仕事をしたいな」と思うようになり、唯一見つけた光を辿るように「自分はなぜ工芸品に惹かれ、美しいと思えるのか」を紐解きたいと思うようになったんです。
そこで「日本の美意識=いけばな」という勝手なイメージから、いけばな教室の体験にえいっと踏み出してみたんですね。
この新しい趣味、「いけばな」との出会いが、私の転機になりました。
2020年11月。初めていけばなに取り組んだ日、久しぶりに「無心で没頭する時間」を過ごし、「自分のために時間を使えている自分」を嬉しく思いました。
何より、「自分を肯定できるものって、仕事だけじゃないんだ」と思えたことが1番の収穫で。
こだわりが強いあまり、作品の完成までに人より時間をかかってしまって、申し訳なさを感じながら1人居残りをしていたんですが、そんな私を見ていけばなの先生が、「こだわるって、大切なことだよ。そういう人は上手くなれるから納得いくまでとことんやりな」と言ってくださったんですよね。
その言葉で、仕事において短所だと思っていた「完璧主義な自分」を肯定することができたんです。
そこからは急展開でした。
「他にも新しいことに取り組んでみたら意外とできることや、好きになれることってあるんじゃないか」と思えるようになり、生活は激変。
2021年3月にはいまの一軒家に引っ越して、DIYをすることが日常になり、金継ぎ、テニス、キャンプ、ゴルフ、コーヒー、アクセサリー作り、カメラ、動画.…と、昔好きだったことから、新しいことまでどんどん挑戦するようになりました。
新しい趣味を体験する度に、好き嫌いや、得手不得手、快・不快といった「自分を正しく理解」できるようになり、その判断軸を仕事にも活かすことで、仕事もプライベートも心から楽しいと思える時間が増えていきました。
そんな様子をSNSで発信するようになって、「趣味が沢山あっていいね」「休日楽しそうで羨ましい」という声をもらうように。
それから、「趣味がない」ということは立派な悩みであり、それを解決することがこんなにも人生において重要であることをもっと沢山の人に知って欲しい!という気持ちが大きくなっていったんです。
そうして、私は「余暇の充実」や「趣味」に関するサービスを立ち上げたいと思うようになりました。
「休み方」は、働き方と同じくらい大切だと思う
開発を進めるべく情報収集をする中で、キャリアや働き方をサポートするサービスや会社はたくさんあるけれど、「休み方」に関するサービスの少なさに驚きました。
「趣味 おすすめ」と調べてみても、情報が大量にあるし、どの記事も同じようなことを言っていていまいちピンとこない。
何からはじめたらいいのか、何が自分に合うのか、どう始めたらいいのか、選択する基準がないままで、情報を選ぶ難しいですよね。
なので、あそびの大学ではまず、「自分にはどんな趣味が合いそうか」「自分はどんな風に余暇を過ごしたいのか」をいう自分の軸を見つけていくことからスタートします。
その軸を仮説として、「体験(新しい趣味に取り組む、理想とする余暇時間を過ごしてみる)」→「振り返り」を繰り返し、納得できる趣味や余暇の在り方を見つけていきます。
特に「体験」へのハードルを下げることに注力しており、あそびの大学限定イベントの開催や、はじめ方のサポート(体験場所の探し方から時間の作り方まで)もしっかり行っていくので、いままでなかなか行動に移せなかった方でも、確実に実行ができるようになるはずです。
そもそも、好き嫌いや得手不得手といった自分の軸を見つけるうえで、「趣味」は相性がいいと考えています。
例えば仕事だと、
・新しいことに踏み出すハードルが高い(失敗怖いですよね)
・経験できることの幅は限られてしまう(短期間で色々は難しい)
・「こうみられたい」「期待に応えたい」といった他人軸が出やすい
でも、趣味なら、
・つまらなかったら1回でやめられるので、新しいことに踏み出すハードルが低い
・きっかけさえあれば、経験できることの幅は無限大
・誰にも迷惑をかけないので、素直な自分の気持ちと向き合いやすい
というメリットがあると思うんですよね。
だから、仕事や働き方という分野ではなく、趣味やあそび・休み方という切り口でサービスを創り、自分の人生の指針を見つけていくことが、よりよい生き方に繋がると考えています。
また、挑戦の舞台である、株式会社リヴァは多様なコミュニティと選択肢の提供により、「自分らしく生きるためのインフラをつくる」というビジョンの実現を本気で目指している会社です。
主力事業であるメンタルヘルスケア領域との相性も抜群だと考えていて、これからはAIの台頭や働き方改革等の影響から余暇の時間がどんどん増え、働き方だけではなく、休み方と向き合うことがますます重視されると考えています。
何より目の前の人の可能性を信じ抜き、生き方に寄り添ってきた人との関わり方や、思考や行動の変化をもたらすコミュニティ運営のノウハウを生かすことがサービスの一番の価値になると思っています。
あそびの大学は、こんな方の力になりたいです
✓ 自分の好きなことに自信をもって、自己紹介で"人に言える趣味"を見つけたい
✓ 自分に合う趣味が分からない。自分じゃ見つけられないような新しい趣味と出会いたい
✓ 後悔して終える休日はもう嫌だ。もっと休日に“充実感”や“満足感”が欲しい
✓ 社会人になって、同世代の友人が減った。趣味を共有できたり、近い価値観の仲間が欲しい
サービス開発にあたって、2021年12月〜22年3月の間に先行モニターを実施していました。最後にそこで頂いた声の一部もご紹介させてください。
少し長くなってしまいましたが、このnoteに出会ってくださったあなた、もしくは身の回りの方で悩みを抱えている方や、仕事を頑張りすぎてしまっていてちょっぴり心配な同僚や後輩さんがいらっしゃいましたら、いつも頑張っているねという優しいお気持ちとともに、あそびの大学の存在やこのnoteを共有いただけると嬉しいです。一緒に試行錯誤をして、必ず力になります。
サービスに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ私のTwitterのDMにメッセージをください✨
まだまだ発展途上ではありますが、一人ひとりの余暇の充実、ひいては人生を豊かにすべく、真摯にサービスづくりに向き合っていきますので、応援していただけると嬉しいです。
あそびの大学 菅野(すげの)