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吸い込みすぎて苦しくなったら、吐き出してしまわないと

自分以外の人がみんなやけに楽しそうに見えてしまってひどく疲れた
どういうわけか自分だけがひとりだった
やっとの思いで帰宅してから気がつくとずっとお笑い動画を観ていて
しばし現実を忘れてときには笑い声だってあげてたのに
それがふっと途切れて我に返る
こんな状況でもまだまだ笑えると思う一方で
うまく笑えてない己を俯瞰すれば薄ら狂気を孕んでいるようでもあり
静寂でまたいろいろと考え込みそうになるから厄介だ

いったいいつまでこの苦しみは続くのだろうか

ほんとうに時が解決してくれるのだろうか

鋭い痛みはさすがに減ったような気もするけれど、そのぶん鈍くて重い痛みはずっと胸の奥にへばりついたようになっている。気が張っているときは大丈夫だけれど、無意識のうちに気を緩めると、その痛みがじんわりと全身を蝕んでゆく

そうなるまえに

そうなるまえに

無理にでも笑うか、眠るかできればいいのだけれど


チョコレートを半ば機械的に口に放り込んで
ゆっくりゆっくり溶かしながら、偽りの甘さで自分を騙す


わたしのほんとうの幸せはいったいどこへ行ってしまったのだろう

自由なはずなのに心が頑丈な鎖に縛りつけられていて、結局なにもできやしないの


これが幸せなのだとしたら


どうしてこんなにも、憎しみが手放せなくて、孤独で、やりきれないのだろう

達成感がなぜむなしさに変わってしまうのだろう



なにか心から夢中になれるものがあればいいのだけれど
それは
とうの昔にどこかへ忘れてきてしまったのか
もう探すのを諦めてしまったんだっけか

ほんとうは、そちらから、わたしという存在を
もう一度みつけだしてほしいんだ


どうか、どうか

まだ間に合いますように


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