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旅するように香りを纏おう

気分を変えたいとき、集中力がもたないとき、香りの力を借りることが多い。

出先まではなかなか持ち歩くことはできなくても、家にいれば、いつでも好きなときに好きな香りをプシュッとすることができるし、香害の心配もない。

このところのお気に入りはコレ。

CHANELのPARIS-DEAUVILLE
(暑苦しい写真でスミマセン)

柑橘系でとにかく爽やかな香り。夏にぴったり!というか、夏以外の季節だとちょっと物足りなく思えるほどの軽さ。

2年前に発売されたとき、CHANELらしからぬ?この爽やかな香りに夢中になった。ポップアップストアに数回足を運んで、いただいたサンプルを大切に使って、それがなくなって「やっぱり欲しい!」となったので迷ったけれど思い切って買った。迷いすぎてもうその頃には夏は終わりかけていたけれど。

けれど、ちゃんと直射日光の当たらない所に箱に入れて保管しておいたので、今年の夏も変わらず使えている。というか、だいじにしすぎてあまり使えてなかったので、ケチケチしても仕方ないし、せっかく買ったんだからちゃんと楽しんで使わなきゃ、と当たり前のことに気づいた。

渋谷西武のCHANELの店員さんに「朝、起きたときに部屋の中に円を描くようにたっぷりめにスプレーしてみてください。それからその輪をくぐるようにして香りを浴びるのがマイブームなんですけど、とってもシャキッとしますしふんわり部屋も香ってオススメなんです。試してみてくださいね」と言われたとき、「わぁ~素敵!」と笑いながら答えたものの、内心(そんなもったいない使い方はできないよー)と思っていたのだが、チマチマ使ってたらもう三度目の夏。もともとそんなに香りも持続しないし、125mlのガラス瓶に半分以上残っているので、来年までまた寝かせておくよりは、じゃあラグジュアリー気分にひたろうではないか、と今はそのやり方を踏襲している。
そしたら、そのやり方にすっかりハマッてしまい(さすがBAさん、ちゃんとわかって教えてくださってたのですね!)朝に限らず、あぁなんだかムシムシするなと思ったらプシュー、眠くて仕事がはかどらん!となったらプシュー、と家にいるときは何度も“香りの輪くぐり”をしている。うふふ、わたしったらアシカみたい。夏だしね。(われながらナニいってるんだか)

秋冬向けの甘めの香りではそうはゆかないけれど、こんなふうにカジュアルに使えるのは夏ならではの特別感かもしれない。CHANELの香りのシャワーを浴びてる、って脳内で認識するたびになんだか幸福度あがってる気がするし。

レゾードゥシャネルの香りは3種類あって、どれも軽めなので比較的使いやすいのではないかなぁと思う。わたしは真剣に比べた結果、ドーヴィル一択という結果に。発売当初はヴェニスが見た目もピンクで可愛いし一番人気があったようだけれど、今はどうなのかな。もうひとつのビアリッツはドーヴィルよりもう少しビターで青臭い感じ。このシリーズ、あんまりメジャーじゃない気もするけれど、どれもこの季節に纏うのにオススメ。公式サイトを見ながら、それぞれの土地に想いを馳せる(わたしはどこも行ったことがないけれど)という楽しみ方も含めて、やっぱりさすがCHANEL。香りそのものだけじゃなくて、コンセプトやストーリーがちゃんとわかるって素敵だなぁと思う。

“一瞬であなたを香りの旅へと誘うフレグランス”

なんてささやかれたら、虜になっちゃう。
現実的な旅がなかなかできない今だからこそ、この香りにさらに夢中になっているのかもしれない。

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