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週末も醒めない金曜19時の魔法

江東区は大島にある老舗のパン屋さん、メイカセブン。
知る人ぞ知る、名店です。

ほとんどあんこなの?という薄皮あんぱんで有名だそうですが、私が最近ハマッているのがこちら。

ど~ん!!

その名も、77%ぶどうパン。ほんとに“ぶどうぎっしり”です。
わたしがこれまで食べてきたぶどうパン史上、最も“ぎっしり”です。
これ以上ぶどうが入ってるぶどうパン、きっとないんじゃないかしら。

断面を見ていただくとたっぷりぎっしり具合がわかると思うのですが、ぐるっと渦を巻いたようにぶどうが入っているんです!

初めてこのパン屋さんを訪れたとき、このぶどうパンをスライスしたもの(左下に写っているのがそう)が売られていて、ぶどうの多さに驚いて買ってみたらこれがおいしくて!

その味が忘れられなくて、何度か通っては、そのたびにそのぶどうパンが使われているお菓子のようなパンを買っていたのですが、仕事帰りに寄っていたので、どうしても時間帯的にパン自体がほとんど売り切れということも多くて、なかなかそのものズバリのお姿にはお目見えできなかったのです。

どきどきしながらショーケースをのぞいて、お目当てのぶどうパンシリーズがないかチェックしてあれば「ラッキー!」と心のなかで叫びつつそれを買うという感じでした。

左側のは、このぶどうパンにさらにメロンパンの生地みたいなのがついていて、スティック状になっているもの。右側のは中にクリームチーズとくるみとりんごがサンドされているものです。(相変わらずバエてない写真ですが、、、)

これらももちろんとってもおいしいのですが、やはり“77%ぶどうパン”そのものを食べてみたい!とずっと思っていました。けれど、同じく名物の薄皮あんぱんと同じように開店直後とかに来ないと買えないのだろうな、、、と諦めていたのです。

ところがある日。

その日は19時少し前にお店に寄ることができたのですが、さすがにもう遅い時間でほかのパンもほとんど売り切れてしまっていました。ほかのパンもおいしいので、じゃあ今日は珍しく調理パンでも買ってみようかなと思いながらあちこち視線を動かしていると、

ななななんと

77%ぶどうパンの焼き上がり時間:19時

と書かれているPOPが!!!
高鳴る鼓動!!!!!

わわわわ! え、でもこれって予約とかしてなきゃだめなのよね、きっと、と思いながらレジにて「これ、予約してなくても買えますか?」と聞いたところ「大丈夫ですよ!」と笑顔の返事。
「ただ、、、焼き上がりまでもう少しありますのでお待ちいただくことになりますけれど」

そのときの時刻は18時45分。いや、もちろん待ちます。待たせてください。待てないはずなどありませぬ、と小躍りしそうになりながらお会計をしてわくわく15分ほど商店街を散策して手に入れたのが冒頭のお品です。

まさかの焼きたて!!

アッツアツでしかもずしりと重い(800g位あります)のに驚きながらほくほくしてお持ち帰りしました。ずっしりとした重さですが、パン自体はふわっふわなので、気をつけて持ち運ばないと形が崩れちゃうのに注意。

まだ温かい焼きたてをちぎってそのまま食べてもめちゃめちゃおいしいのですが、スライスしてトーストしてサクサクッとさせても最高です。食べきれないな、と思ったら冷凍して楽しみと一緒に保存。

金曜19時にこちらをゲットすると、土日はもちろん週明けからも幸せが持続することに味をしめて昨日もまた買ってきました。(もちろん昨日も今日も食べました)。

よくよく調べたらこのパン屋さん、20時半と結構遅くまで営業しているのです。もしかしたら、翌朝とか次の日のお楽しみのためにぶどうパンの焼きあがりの時間も遅め設定にしてくれているのでしょうか。素晴らしいですよね。
店内にはカフェも併設されていたり、絵本の読み聞かせのイベント(このご時世なので通常どおりではないようですが)も行われていたり、地元に愛されているお店なんだなというのを改めて感じました。

今度は仕事が休みの日に、ゆっくり日中に行ってぶどうパン以外のパンもあれこれ選んでみたいです。薄皮あんぱんは、、、ハードル高そうですが。

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