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静かな炎を心にも

ピンポンが鳴ってモニタをのぞくと宅配便の配達員さん。
え、誕生日に誰かから気の利いたプレゼントかしらと一瞬勘違いしかけましたが、なんのことはない、少し前にネットで自分が頼んだものが届いただけでした。あらいやだ。
自分へのプレゼントとかではないけれど、たまたますごく欲しかったワンピースを見つけて買えたのでタイミングがよかったってことで、部屋の中でひとりファッションショーをしてテンションをあげました。でも、着てくところがないのが残念。せっかくすごくきれいなのにな(服が)。自分で楽しめたらいいのだろうけれど、やっぱり誰かに見せたいと思ってしまうわたしは面倒くさい女なのでしょうか。

歳をとるとそこはかとない諦めが自分のまわりに霞のように漂いはじめるのを感じる一方で、でも絶対に諦めたくないこともあって。まだまだ迷いが多い年頃ぶってるわたしは、さびしさのあまりに朝からYouTubeで和尚様の説法を聴きながら(今日に限らず最近よく聴いてるのですけれどすごくいい)ネットニュースを見ると「外出するには危険な暑さ」という文字が並んでいて。
特に用もないのだしコレは外に出るなということだよ、と解釈してひとり静かにすごしておりました。SNSなどでも積極的に誕生日を知らせてないので、お祝いのLINEやメールも、知り合いよりむしろメルマガ関係のほうが多いんじゃないかみたいな感じ。

わたしはとってもひねくれ者なので、FacebookやInstagramのコメント欄でお誕生日のコメントを書くというのがどうもあまり好きになれないんですよね。数年前はそれでもおしらせがくるとせっせと書き込んだりしていました。お祝いのことばを贈るのはもちろん素敵なことだしちっとも嫌ではないのです。ただ、そもそもお祝いを言うくらい仲がいいなら、そんな公に見せるようなコメントとかじゃなくて直接メールや電話をすればよくない?と思ってしまうんですよね。コメント欄がお祝いのことばで埋め尽くされているのを見ると、なんだかすごく表面的なものに見えてしまうような気がして。(そりゃ、もちろん心を込めて祝ってくださってる方もいると思うんですけど)

さらに、本当に祝ってほしい方からなにも反応がなければ、どんなに多くの人からコメントをもらっても嬉しくないよ、、、と拗らせまくっているのが今のわたしです。そもそも、お誕生日を祝ってもらえるのは成長著しいこどもの頃まで。オトナになったら祝ってもらうんじゃなくて、母とかご先祖様(これはお盆ゆえそういう気持ちになるのかもしれない)の存在や健康でいてくれてる自分の身体に感謝する日なんだと思うようにしています。という訳で(どういう訳?)大好きなブランド、CUNEの七福神のイラスト(ご利益ありそう←単純)のTシャツをおろしてとりあえず感謝とめでたさを肌で感じるようにしてみました。

数年前に旅先の北海道で「こんなに幸せなお誕生日はないな」ってはしゃいでたあの時がわたしの人生のピークだったのかなぁ、なんて思い返すと感傷的になってしまうけれど、いや、それでも、そんないい思い出があるならすべてが嫌なことばかりだった訳じゃなし、これからもなにがあるかわからないですからね、今の自分を不幸だと思うのはやめようと極めて平常心で淡々と一日がすぎました。そう、平常心。オトナになるとこれがほんと重要なんだってことがわかってきます。少しは成長できてるんではないの?わたし。よしその調子その調子。

数日前には騒ぎがあった送り火ですが、規模は縮小されながらも本日無事に行われたのですね。
せっかくだから、いつか京都で8月16日をすごしてこの目で大文字を見てみたいなと毎年思うのですが、まだ叶えられずにいます。この時期の京都も暑そうですが、、、

さて、明日からはまた平常運転(お仕事がね)。世の中はまだ“平常”ではないけれど、今自分ができることをちゃんと見極めていこうと改めて。

なんだかこんな低空飛行なわたしですが、8月16日生まれの人は、スゴイ方々がたくさんいるのですよ。最近ちょっとニュースになってたおぎやはぎの小木さん、あとこれも今日ニュースで知ったのですが、NMB48のアカリンこと吉田朱里さんも今日だったのですね。あとはダルビッシュ選手、ざわちん、元男闘組の前田耕陽さん(以前お仕事ご一緒したこともあります!)、最近あまり見かけないけど大沢あかねさんや西田ひかるさん、菅原文太さん!も。
あと、アナウンサー関係の方も結構いて、今わたしの最も推しであるNHKの瀧川アナ、元NHKの石澤典夫アナ、元CXの本田朋子アナ、錚々たる人たちばっかり! さらにはマドンナ!(もはや日本人じゃない)

これだけ素敵な人たちと同じ星まわりなら、きっとわたしのこれからにもまだまだいいことあるに違いないと信じて、不透明な日々でもめげずにいきたいものです、ね。
“静かに信じて粛々と炎を燃やす”、これがわたしの新たな一年に向けての抱負です。

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