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どうしてもどうしても心がざわざわしてしまう

書こうかどうしようかすごく迷ったけれど

やっぱり残しておこうと思う。


朝からショックを受けてしまって、仕事にもあまり身が入らなかった。人生すべてがうまくいってそうに見えているのに、どうしてなんだろうと、本人しかわからない苦悩について、ずっと、ずっと考えてしまっていた。
数年前にお仕事をご一緒したことがあって、実際にお会いしたことがあるから、そのぶん衝撃が大きかったのかもしれないなと思う。TVの向こうの人ではなくて、実際に存在している生身の人として記憶に残っていたから。


竹内結子さん、、、

調べてみたら、2016年のことだった。ご一緒した、といっても挨拶を交わしたくらいなのだけれど、今でもその時のことはとても鮮明に覚えている。ほんとうに素敵な方で、現場に入ってくるとほんとにぱああっとその場が明るくなった。とにかく笑顔だった。
その現場にはこれも超人気があるHさんという女優もいたのだけれど、竹内さんは彼女の姿を見つけるなり「ひさしぶり〜」と満面の笑みで自ら走って行って、楽しそうに話していた。なんとなく聞こえてくることばの端々で、お子さんの話をしているのがわかって、「あぁそうか、こんなにおきれいだけれどふたりともお母さんなんだ!」と思った。パイプ椅子に座って待機しているHさんの前にしゃがみこんで、見上げるようにしながら話していたのがとっても可愛らしかったし、椅子を持ってこようとするスタッフを「だいじょぶ、だいじょぶ。ちょっとの間だから!」と制していたり、立ったままではなくてHさんより目線を下げて話していたりする姿を目の当たりにして、心遣いの人なんだと好感度が爆上がりしたっけな。もちろん、それまでも『ストロベリーナイト』とか見ていて大好きな女優さんだった。

実際に会ってみると、そうでもない(失礼かもしれませんが本音を言ってしまうと)方も結構いたりするのだけれど、竹内さんは本当に素敵だった。気取らずにサバサバしていて、性格がよさそうで、とにかく素敵でずっと目が離せなかったと親や家族にもその時のエピソードを話したことも覚えている。

だからこそ、そんなキラキラした方が突然消えてしまうことにどうしても動揺してしまう。影響力のある方の行動は、たくさんの人の感情を揺さぶるから。


わたしなんて、志半ばで、夢も破れつつあって、ひとりぼっちだけれど、なんとかかんとか生きてるのにな、、、と。逆にいえば、影響力も責任もほとんどなにもないような自分のストレスとか悩みなんて、取るに足らない、大したものではないのだろうと自分の弱さにますます嫌悪感を抱いたり。
比べることではないというのもわかってはいるのだけれど、どうしてもそういう感情がわいてきてしまうのだ。


消える勇気も決断力もないから、ときどきはがんばるふりをしながら、ちょっと嬉しいことを見つけたりしてなんとか日々をやりすごしている自分の存在価値を考えると、どうしても無力感がわいてきてしまって、とにかくかなしい。かなしすぎる。


今はまだ感情が落ち着かないけれど、これまで気づかないうちにたくさんの元気をもらっていたことに感謝して、あとは静かに偲びたいと思う。

R.I.P...




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