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パンプキンスープを読むと、わたしは無性にアヒルになりたいと思ってしまう。


こんにちは、ショコラリスト®︎サユリです。

だんだん肌寒くなってくると、ほっくり体も心もあったまるパンプキンスープが恋しくなります。

そんなパンプキンスープをモチーフにした美味しい絵本はいかが?

毎年、ハロウィンの時期に我が家の棚に飾られるこの絵本、秋らしい暖かみのある色使いもこの時期のインテリアにピッタリ。

イギリス🇬🇧の女性絵本作家、ヘレン・クーパーの作品で、わたしの大好きなおすすめ絵本です。

森の奥深くに住む、猫とリスとアヒルのお話。
3匹は仲良しで、パンプキンスープが大好き。毎晩、仲良くスープを作って、仲良く音楽を奏でます。

ところが、ある日。
アヒルがいつものルーティンを崩してしまったから、さぁ、一大事に!

このアヒルちゃんこそが、トラブルメーカー。

でも、可愛くって、憎めないのです。

おそらくは一番年下?
自由奔放、思い立ったら即行動!
冒険も挑戦も恐れない。

そして何よりもすごいのが、決して自分は悪いとは思っていない、わがままを超えた無邪気さ。

だから皆、アヒルを許してしまうんですね。

一般的に、絵本は教育的側面もあったりするので、だいたいはトラブルを起こした張本人が反省して成長するような物語が多いもの。

でも、この絵本はそんなこと気にもせず、ぜひぜひ、ひたすらアヒルちゃんに振り回されてください。

こちらのパンプキンスープの絵本は三部作にもなるほど、人気のキャラクターたちなんですね。

メルヘンチックなのにお洒落で、都会的なところもあって(実際にニューヨークに行ってまたまたアヒルちゃんが大事件を起こします)繊細で、女性的でありながら女々しくない感性、そして卓越した絵の上手さ。

ヘレン・クーパーの創る絵本は小さな美術品ではないかと、わたしは思っています。

毎年、読み返すのですが、その度に思うのはただひとつ。

わたしもアヒルちゃんになりたい!


そう、声を大にして叫びたいほど。

自由で、大胆で、恐いもの知らず。
やりたいこと全部をやってしまう。
はちゃめちゃでも、トラブルメーカーでも
最後は皆が許してくれてる。

そして、いつまでも愛され続ける!

そういうアヒルちゃんに、わたしはなりたい。
(……最後は宮澤賢治風にしめてみました)


お読み頂きありがとうございます。

絵本はお小遣いで買える総合芸術。
芸術の秋、読書の秋、食欲の秋。
全部満たしてくれます。あぁ、お腹いっぱい!

それではみなさん、美味しいパンプキンスープと共にHAPPY HALLOWEEN🎃👻


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