「最近どう?忙しい??」に対する悶々
「最近忙しい?」って聞かれると、返答に一瞬迷ってしまう。
暇…、えっ、暇ってことは〜…なくない??
少なくとも今まで私が携わってきた仕事で1日中「暇でやることないんですけど」みたいな日は決して無かったし。
いや仕事によっては例えばお客さんが来る迄ぼんやり待ってるだけとかあるのだろうけど。それだって、空いた時間はどうやってお客さんが来るようにしようかとアレコレ試行錯誤したりさ、忙しくしようはいくらでもあるでしょう?
それでももし仕事に忙しさを見つけられないのなら、趣味を突き詰めていけば、いくらだって忙しい。
もしかして「忙しさを見つける能力があるか」みたいなこと、試されてる?
そんな思考回路を巡って「まぁ〜ね、超忙し…」なんて言いかけて、ちょっと待て、それは普通に世にいう「忙しいアピール」では?と言葉が止まる。
「昨日寝てないんだ」とか本当であっても何故かマウント的に捉えられてしまうアレに該当する気もする。
「ま、まあ…ぼちぼちかな!」
結局、その後なんの話題も広がらない世にもユニーク性の死んだ答え方になってしまう。
いいえ、いいえ、本当は、私はとても忙しいんだ。
だって翌日から急に夜勤の仕事に行くことになって。そのせいで予約していたパフェを泣く泣くキャンセルして…月に1度、マストにしていた楽しみの1つだったのに!!まあそれで諦めた訳じゃなくて、間に合う時間に予約し直したんだけどさ。
さあて…どうしよう、パフェの時間まで、1時間くらい空いちゃった…いいや、決して暇という訳では無いけど!!それまでに行けそうなカフェを検索、と。ああ忙しい。
で。
カフェ・ラフィーネ
ホテルのカフェ巡りを楽しみの1つとしている私としては、新宿ワシントンホテルに入っているカフェということで気になるところ…と思ったのだけれど。ホテルのラウンジ的なそういうのではない。
定食屋やらカフェチェーンやらが色々入ったレストラン街の中の1店舗という風だろうか。
なんだかなあ…めっちゃお味がこだわりあって美味しいという感じのお店でもないだろうし、やめ…いや、でも他に選択肢がなあ…。
躊躇いながら、ちらっとメニューだけでも見てみるかと近付いて見る。
なんか、食品サンプルはわりと食欲そそる感じだなあ…というか絶望的にお腹空いた!え、パフェまでもたん。もうここで何か食べるに決めちゃおうかな。
おや、んん?…ズギャン。
え、ええ、何この子たち可愛い、なんで店頭の食品サンプルと一緒に並べたの、可愛い。
「好き」の感情が芽生えた瞬間から、じわじわとそのお店のあらゆる要素について、愛おしくなってしまう。不思議なものだ。
高級ホテルラウンジの上質感や流行オシャレカフェ、昔ながらの趣ある純喫茶とも違う。
なんとな〜く、中途半端に海外の雰囲気も取り入れたような、こういうテイスト、なんて言うんだっけ。
流れている音楽も、知ってるのだとパッヘルベルのカノンとかがあったのだけれど、私が普段聴くのとはアレンジがかなり異なっている気がする。なんだそれ、好き。
ケーキかワッフルかアイスか…悩んだ末に、私の中での万能ちゃん、プリンを選んだ。
卵は…身体に良いからね!!
しかも「喫茶店のプリン」とわざわざ名乗っている辺りが好き過ぎる。
ちょっと波打った形のグラスと、それを乗せるシンプルな白いお皿。程よく小さいスプーンと。
上がツンと尖った、線のくっきり出たホイップクリーム。黄色の鮮やかさも良いね。そして勿論、このチェリーよなあ。
うん、「まさに」なビジュアルが、とても嬉しい。
お味はと言えば確かに「昔ながらの」と言えばそう。そうな気もするし、ちょっと違うかも。凍らせたらいかにもシャリシャリとしたプリンアイスになりそうな、スッキリとした甘さ濃厚カスタード、みたいな。
つついたらプルプル揺れるとか、そういうのじゃなくて。かためのカスタードババロアというのか。
食べると「おぉ分かる」という味なんだけどね。言語化が大変難しい。その味が、ジワジワと身体の中に「当り前のいつもの味」を新しく書き加えているような気さえする。
そうそう、このタイプのチェリーってあまり好きじゃないからナチュラルに残そうとしてしまったのだけれど、「あれ、どんな味だっけ」と思ってしまった。この先も食べる機会はあるだろう、この真っ赤な可愛らしいアクセントを、「なんとなく」のイメージで私の中から排除してしまうのか…なんて少し大袈裟に考えてみたりして。食べた。うん、思ったより普通に美味しい。
今この記事を、ちょっと更新が滞り気味で焦りながら、温泉施設のリラクゼーションルームで打ち込んでいる。
1週間くらい、急に夜勤での仕事が入ってしまってね。多分きっと普通は、朝に仕事が終わって、家に帰ってすぐに寝て…みたいな生活になると思うのだけれど、私は全日程、異なる温泉施設に行くことに決めている。睡眠は、浴室やサウナ、岩盤浴やリラクゼーションスペースでなんやかんや確保すれば良い。
※良くないです、命に関わるので正しい大人は絶対に真似しちゃ駄目です
温泉施設というのは、日常に寄り添った非日常の演出だから。気持ちいいというのも勿論大きくあるのだけれど、色々行ってみるのは1つの勉強、インプットになる事柄だと思っている。
な〜んて語ってみると「頑張ってるなあ」とか言われてしまう。でも、とはいえリラクゼーション施設でダラダラしてるだけだからね。
それを「忙しい」とするか「暇」とするか。
やっぱり自分次第じゃん。
ねえ、最近忙しい?
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