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“ 結婚願望”という幻想

「将来、結婚したいか?」という問いに対する答えは

人生経験的にはあっても良いかもしれないが
率先してしたいとは別に思っていない、
というのが正直なところだ。

敢えていうのであれば、生まれ育った姓から
パートナーの姓へ変更すると
「ビジネスにおいて強すぎる画数」の名前になれるそうで

そんな自分になったら、
ますます仕事が発展してくれるかもしれない、という
それくらいの期待しかない。

しかし 、一生今の名前のままで居ても
運気が最強になるように、
親が頭をこねくり回して考えてくれたのが今の名前だから、
別に率先して手放そうとも思っていない。

し、免許証やら通帳やらの名前を書き換える
その手間を考えたら如何なものだろうか。


さて、「結婚」については
それくらいの興味と意欲なので

勿論、大好きな人、大切な人とは
これからも一緒にいたいと思うが

もし仮に、私とパートナーが
法律婚が許される組み合わせだったとしても
急いで籍を入れる必要はないのではないかと
今のところ感じている。

「結婚と幸福」における研究結果
勉強がてら、見てみたが

どうやら私たちは
結婚のその向こうにある
「幸福を得ること」に期待しているようだ。


実際に、データとして

結婚している人は、していない人より幸福である
という報告も上がっている。
(何を持って幸福とするかは、個人の采配に委ねる。)

しかしどうやらこの研究によると
一般に幸福感には“ベースライン”が設定されており
結婚というライフイベントについても
いったん上がった幸福感は
速やかに下がっていく
ことが確認されている。
速やかに、だ。

つまり、幸せな結婚生活は長く続かない
という訳だ。

なぜならば、その一度得た幸せに
私たちは「順応」してしまうから。

ちなみに、結婚しても結局
幸福感は元通りになってしまうという
冷静な現実は一度見ないふりをしておいて

どのようなカップルが結婚し幸せになるのか?
について、研究者Becker (1973)による見解も紹介させてもらうと

家庭内分業が効率的であり
役割分担以外の多くの特質においては
似たもの夫婦が効率的に幸福に満たされる

家計生産モデル

とのことだ。

これはのちに“選択配偶仮説”として
心理学や社会学の分野でも精力的に研究されており、
価値観や性格が似たものが結婚し、
幸福になるという結果を報告している。

つまり役割分担や得意不得意は置いておいて
性格や価値観?の似たもの同士がカップリングした方が
幸せになる
という訳だが、

ここで先ほど忘れた
「幸せな結婚生活も長くは続かない」
という悲しい現実を踏まえると

・本当に結婚によって人は幸福になるのだろうか?
・どんな人同士が結婚すれば、より幸福になるのだろうか?

ここら辺を押さえておきたいところだ。

そもそも“幸福感”については
個人ごとの水準(ベースライン)が決まっており、

結婚することにより、その人の幸福感が
一時的にが跳ね上がったとしても、
すぐに順応して元に戻る(つまり慣れる)のだ。

結婚の1年前から幸福感は上昇し、
のち緩やかに結婚後幸福度は下がり、
5年後には元の水準に戻ると言われている。
これは特に男性の方によくみられる傾向らしい。
(なんてこった)

私たちは何を求めて結婚するのだろうか。

そう考えた時に、最初の結論

私たちは、結婚のその向こうに期待している
「幸福」を一時的でも得たいから、結婚している。

に、どうやら私は行き着いた。


ちなみに、日本を含む世界13ヵ国で調べられた調査では、
未婚の人よりも既婚の人の方が
幸福度は高いという統計が分かっている。

ただ、この「幸福度調査」も、
先進国を中心にした統計であり、

アフガニスタンでは未婚者の方が
幸福度が高いことはわかっている。
中国の農村部もそうだ。
インドも、既婚者の方が幸福度は低い。
結婚の目的は、国によって異なるのだろうか。

ドイツの調査でわかったことは

結婚するから幸福になるのではなく、
幸福だから結婚するのだ。

というところにあり、
また、不幸を感じやすい人の方が、
離婚しやすい傾向があるという研究データも出ている。

さらにいうと、
似たもの同士の結婚が幸福度を上げやすく
(どちらかの身長や学歴が高すぎたりと差が大きいと、もう片方のパートナーの評価を下げてしまい、“互いに”幸福だとは言えなくなってくる。)


体力、賢さ、身長、人種、性格

こうしたの多くの特質が近い方が、
幸福感を得やすい結婚だ
とも分かっている。


だから、
結婚願望の“結婚”とはつまり
“幸福”の言い換えであり、
結婚とは幸せを得るための手段に過ぎない。


大切なことは
「結婚すること」ではなく
「結婚したいと思える人」を大切にすることなのではないだろうか。


と、今日はそんな
率直な意見をポロリと。

おしまい。

本日のnoteはこちらのpodcastをもとに更新しています


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