2024年5月の記事一覧
カルロ・コッローディ「ピノッキオの冒険」(1883年)
ディズニーのピノキオを観たことがないので比較ができないのだが、こちらはかなり良い児童文学だった。
木の枝から作られたピノキオがありとあらゆる失敗を重ねながらも、彼を作ったジェッペットじいさんや、仙女たちに支えられて成長していく、という物語。
物語のトーンとしてはダークファンタジー的な雰囲気。
基本的にピノッキオを騙しにくるのは、子どもたちや動物たちで、結果的におとなのもとに売り払われたりする。お
ベルトルト・ブレヒト「三文オペラ」(1928年)
ネットで「ブレヒト」を検索すると「ブレヒト 異化効果」という検索候補が出てくる。「異化効果」は知っているが、「ブレヒトと言えば異化効果」というほどのものだとは知らなかった。
そして、「三文オペラ」にも異化効果が仕込まれているという。
自分は全然わからなかった。このあたりは、知性と教養を身に着けることと、思考力を深めていく過程で、世界に対する解像度をあげていく必要がある。そういうことをやっていると