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Noteで自己紹介を書いたら、意外な学びがあった

Noteデビューの1番目の記事は、自己紹介がいいですよ、というNoteディレクターさんの動画をみて「なるほど!」と先月、従順に書いてみましたが、
自分はどんな人なのかを文章で表現するのは、とても難解で、とても学びになりました。
仕事をする上で重要なことを学んだので、備忘として記録しておこうと思います。

■Noteデビュー記事 自己紹介はコチラ
夢も目標もキャリアプランもなかった私が今やりたい事に夢中になっている理由|神田ちづる|note

1.自分はどんな人なのかを説明する意義

自分はどんな人なのか―――
転職活動や学生の就活では真剣に向き合い、必死に取り組むイメージがあります。
成り行き任せ派の私でもそれなりに真剣に取り組んだ記憶がありますが、
普段の仕事において自己紹介する場合、私は、結構おろそかにしているな、と気付かされました。
そしてそれは、ビジネス上、とてもモッタイナイことでした。

・実は自己紹介が苦手で、いつも困っていた

私は、公認会計士になる前もなってからも、研修講師をする機会が多く、定番の自己紹介は何パターンか用意していました。
ですが、研修以外で自己紹介する場合、何をどこまで織り込めばいいのか、自己開示と自己顕示のバランスが瞬時に判断できなくていつも迷うので、自己紹介が苦手でした。
平たく言うと、人生イベントのネタが多すぎて、全部は織り込めないし、
ありのままを伝えるとドン引きされたり、不要な同情をされてしまうネタもあるので、さじ加減にいつも右往左往していました。

起業してからのある仕事での話しです。
その仕事は、経済界で著名な方々と一緒に業務にあたる案件でした。
私以外は、メディアや色々な場面で活躍されていて、お名前は当然のことながら、経歴も世間的によく知られている方々です。
だからなのか、最初の全員の顔合わせで自己紹介する時、皆さんお名前だけを名乗られました。
それに従い、私も名前だけを名乗りました。
すると、私と面識のあるひとりの著名人の方が、
「大手監査法人出身の公認会計士だっていうのも皆さんにちゃんと伝えなさい」とフォローしてくださいました。
私だけ皆さんより時間をとってしまって申し訳ない気持ちだったので、最低限の情報だけ追加しましたが、この時に、自己紹介の真髄に気付くべきでした。
本来は、唯一素性が知られていない私こそ、その場にいる皆さんとお仕事をご一緒するに十分な素養があることを、時間を少し頂いてでも示さなければならなかったんですよね。

・起業すると、自己紹介と向き合わざるを得ない

Noteを始めたキッカケは、当社のWebサイトを管理してくれている業者の担当者が「会社代表として ”人となり” をもっと発信した方がいい」と提言してくれたことでした。
そして、Note最初の記事は自己紹介から、となるわけですが…
さて、どの人生ネタをどういう表現でどの程度の深度で伝えればいいのか、書いては消し、消しては書き、下書きのまま塩漬けにし、危うく下書き途中であることを忘れそうになる始末でした。苦笑

そこで思い出したのが、3年前の起業時にたまたま本屋で見つけて購入した
『今すぐ自分を売り出す1行を作れ さわらぎ寛子著(大和書房)』
でした。

内容は、「自分」のたな卸しから、自分資源の一覧表作成などなど、まさに自分はどんな人なのか、というお題に向き合うもので、著者が開催されているワークショップを本の中で再現してくれているため、独りワークショップができるようになっています。
購入してすぐの頃、ざっと読了して放置していましたが、改めて引っ張り出し、付箋を大量に使って独りワークショップを実践してみました。

2.誰に向けて、何を伝えていきたいのか

Noteディレクターさんは、自己紹介に加え「誰に向けて、何を伝えていきたいのかも明確にしましょう」と教えてくれました。
これも、いざ文章にするとなると、結構迷っていました。
もちろん、アタマの中に答えはあるのですが、それをいざアウトプットしてみると、上手く表現できなかったり、微妙に表現が違う気がしたりして。
この点についても、引っ張り出してきた本の中の「どんな人の役に立ちたいか」というチャプターの中で、とにかく思いつく言葉をすべて付箋に書き出すことで整理しました。
そして最大の気付きをくれたのは、
本の「相手にとってどう良いのかを考えよう」というチャプターです。

・結局は、これが自己紹介のトリガーになる

誰に何を伝えたいのか、という問いに向き合っていると、
自己紹介の内容って、それによって決まるものなんだな、と再認識させられました。
そして、それだけだと、「自分視点」の発信になり、独りよがりになりがちなことも気付かされました。

相手の視点に立つ
というのは、ビジネスで頻繁に使われるフレーズで、頭ではわかっていても
なかなか実践に結びつかないことでもあります。
私も自己紹介においてまで、それを意識したことはなかったです。
でも、
名前しか名乗らないなんて、
色々なチャンスを逃してしまうことになるんですよね。
一方で、正直なところ、
名刺交換の時に「こういう事業をしています。何かあればぜひご連絡ください!」とアグレッシブな方は私自身すごく苦手で、自分がそういう挨拶をするのは、ちょっとなー、、、と思っていました。
ですが、自己紹介の中に
「こういう人に向けて、こういう貢献を目指しています」
「こういう想いがあって、こういう事をしています」
というエッセンスを入れ込んで伝えいくならできる!と、
今回マインドチェンジできました。
そうすればきっと、いいご縁が繋がっていくんですよね。

本当にいい学びの機会を頂きました。Noteに感謝です!

・頑張る女性のサプリメントになる!

Noteを始めることで改めて自分と向き合う機会をもらい、
『自分ができること』『自分がやりたいこと』『自分がやるべきこと』
のベン図が重なる部分として私が言語化したのは

私、
頑張っている、頑張りたいと思っている女性のサプリメントみたいな役割になろう

です。

もちろん、
頑張らない、頑張れない女性を否定しているわけでも拒んでいるわけでもありませんし、男性を敵視しているわけでもありません。
ひとえに、
自分では頑張っているのに、なぜか上手くいかないとか、納得いかないとか
頑張りたいのに、どうしていいかわからない、
という人たちが
ちょっと気持ちが軽くなった、
ちょっと自分を褒めたくなった、
ちょっとだけ踏み出してみよう、とか
思えるといいな、という意思をもって発信していこうと思った、
ということです。

劇薬も特効薬も渡すことはできないけれど、
なんだか元気になったみたい、ふふふ
と思ってもらえると嬉しいな、と思いながら
自分が経験したこと、そこから学んだこと、考えたことを伝えていきます。

★まとめ

今回私が学んだことは、
自己紹介、侮るなかれ
これに尽きます。

研修講師としての訓練を受けた時、
自己紹介は、研修内容によって内容を変える事は学びましたが、その真の意味を理解しておらず、普段の仕事にまで活かしきれていませんでした。
自分にとって一番輝かしい経歴は織り込みたい衝動に駆られますが(笑)
今現在の自分が、誰に向けて 何を提供する人なのか、に直接関係なければ削ぎ落す勇気も必要ですね。
今の自分は何者なのか、
1年に1度は向き合ってアップデートしていく日を設定しようと決めました!

あと、これは余談ですが、
何かと向き合う時、とにかく思いつくものを付箋に書き出す
という方法、私は『100本ノック』と称して多用しています。
自分で自分に100件提案する気概で考える、という方法です。
トコトンまで考える、の具体例だと思いますが、意思決定する時の納得感が増すと自分では思っています。
自分のアタマの中にあるものを可視化する効果、これも侮るなかれ!です


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