ミモザサラダと思い出す女性の優しいささやき声

今日はミモザの花がほしい。
イタリアでミモザの日。
男性が女性に日ごろの感謝を込めてミモザを贈る日、だそうです。

ミモザの花。春を告げる花といわれます

国際女性デーでもありますね。

女性の日なんですね。

だから、ミモザサラダを作りました。

たっぷりのレタスとグリーンリーフ、アスパラにキュウリも隠れています。
オリーブオイルとワインビネガー、塩コショウのドレッシングであえて。
その上に、少し固ゆでにしたゆで玉子。
白身と黄身に分けて、ざるでこしてかけます。

もう一つの玉子は半熟だったので、トッピングしちゃいました。
あ、ミモザサラダじゃない？
ま、いいか。

春のサラダです。
玉子が優しいアクセント。

国際女性デー。
1975年に国連で制定。

知ったのは本当に最近。

思い出すのは20代のころ。
パワハラやセクハラを受けていたけれど、そんな言葉もまだなく。

体調を崩して、会社を数週間休んで自宅静養をしたときもありました。

復帰後、いじめのあった上司や先輩から少し離れたところに異動して。

迎えてくれたのは、声の小さな、穏やかな女性の上司・泉さん（仮名）でした。

以前は大声で怒鳴るように叱られていたのが、私にだけ聞こえるようにアドバイスをしてくれて。

男女の心ないうわさにも
「暇だからやきもち焼いているのよ」
「うわさを流されるのは、かわいいからよ（そんなことはないんです）」

ささやくように、やさしい言葉をかけてくれました。

泉さんはとにかく目立たないように、とふるまっているのが見えました。
彼女も傷ついたことがあったと知ったのは、ずっとあと。
早期退職制度でやめたあとでした。

泉さんのような女性が、道を作ってくれたのだなと思うのです。

春を告げるミモザの花。

今日は自分に花束を贈りたいですね。
あなたにも。

※イラストはおくちはるさんからお借りしました。ありがとうございます。