誰かと密着することなんてもうないのかなと思う秋
ざっくり切るように夏が終わって。
少し肌寒い秋の始まり。
半袖1枚でも、長袖でも、気持ちのいい空気、なのだけど。
どこか寂しく感じるのは、なぜだろう。
妙に涼しい、感じ。
思い出すのは、息子が小さかった時のこと。
家で抱っこすると、体にピトッとくっついた。
スリング(密着型のだっこひも)に入れると、体に添うようにくっついた。
寝るときも、ススス・・・とくっついてきた。
夏は暑かったし、だんだん重くなって。
肩も腰も痛くなって。
「イタタタタ」とよくうめいた。
でも息子はとんちゃくなく、よじのぼってくる。
フウフウいっていたけど。
いいにおいがして、柔らかくて。
「えへ~」と笑顔で。
フラフラ倒れそうになりながら、よく負けていた。
歩くようになって、手をつないで。
あっという間に、一人で走るようになった。
一緒に歩くことすら、嫌がるようになって。
今はもう、密着するなんて、ありえない・・・。
腕や胸がスウスウする。
何か足りない、感じ。
もう、今さら。
戻りたいわけではないんだけど・・・
あの大変さに。
ただ過ぎた日のあまりの速さに、驚いている。
手元にあったふわふわのかき氷は、溶けて蒸発している。
その昔は、恋する人と密着していた時期もあって。
・・・夫ですけど。
でも、今、密着・・・?
う~ん・・・
仲よく、しないとね。
秋の肌寒さが思い出させる。
なつかしい、ぴったりくっついた日。
ピトッと。
ぬくもり。
温かさ。
しっとり。
重さは思い出さないで、温かさばかり思い出してしまう。
荷物が多くて、時間がなくて、いつも走って、急いでいて、しんどくって、誰かに助けてほしくて、泣きたい気持ちだったけど。
それを思い出すと今も「うわわ」って汗をかいてしまう。
だから、その大変さにも寄り添いたくなる。
ただできるなら、その時も楽しんでほしい。
両方って、なかなかできないけど。
わかるんだけど。
そうできたらいいのになあ。
腕の中に、胸の中に、温かさがあること。
いとおしい、ということ。
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明日は「子どもとの距離を考えてみる」です。
密着、じゃないですよ😉
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※イラストはsassaさんからお借りしました。ありがとうございます。
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