[アニメ感想] ソードアート・オンライン:ゲームの中で死んだら本当に死ぬ
略称は「SAO」。
『ソードアート・オンライン』の舞台は西暦2022年。ベータ版のテスト運用を経て、世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」の正式サービスが開始された。
VRMMORPGとは、Virtual Reality Massively Multiplayer Online Role Playing Game、大人数が同時にログインしてプレイするオンラインのRPGのこと。
そして「SAO」はフルダイブ型のRPGである。
プレイヤーはナーヴギアというヘルメット型のVR機器を使って、あたかも自分が仮想現実の中に入り込んだかのような状態となってゲームを楽しむことができる。
ナーヴギアは脳に直接作用することで、仮想的な五感を再現する。感触や味覚などもある。
ちなみに、痛覚はなく、不快感だけある様子。
で、主人公のキリトは、狭き門であったベータ版のテストユーザに当選して「SAO」を既にプレイしており、この正式サービスの開始を心待ちにしていたのだった。
ところが、開始早々、ゲームのメニューからログアウトボタンが消えていることに気が付く。
「???」と思っているうちに、ログインしていた約1万人のプレイヤーは一ヶ所に集められ、このゲームの開発者・茅場晶彦が登場して、ここにいる全員をゲームの中に閉じ込めたことを告げる。
茅場は、このゲームの舞台である「アインクラッド」の最上部第100層まで誰か一人でもいいから到達し、そこでボスを倒せば全員を解放すると宣言した。
しかも、ゲーム中に死亡したり外部から強制的にゲームを終了させられたりした者は、ナーヴギアから電磁パルスを発生させ現実世界も死に至ると言われる。
こうしてSAOプレイヤーたちは生存をかけたデスゲームへと巻き込まれて行く…。
この物語の原作は、2002年から連載されていた小説で、近未来を描いたものであるが、ついに現実がその舞台の年に追いついてしまった。
フルダイブ型のVRMMOGは未だ実現はしていないが、技術的には絵空事とは言えない段階まで来てるのかな?
私は “仮想現実” というものに大変興味がある。
この物語は技術的な面やAIの使い方、ゲームのUIなどがかなりリアルに描かれており、実際にフルダイブ型の仮想現実が登場したらかんな感じかも…ということをいろいろ教えてくれる、私にとってはいわば教科書みたいな作品である。
特に「アリシゼーション」というシリーズで描かれるVRとAIの在り方は、ゾッとするというか鳥肌ものなのである。
こんなふうに、恐ろしい題材の物語であるが、主人公のキリト君は強くてかっこいいし、ヒロインたちはみんな可愛いし、それぞれ推しをみつけて長く楽しめる作品となっている。
ストーリーも面白いし、世界観もキャラクターもしっかりしている。そこが人気の秘密かな。
ちなみに私はダントツで絶剣推しである。
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