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アニメ感想/アクション・サスペンス・ミステリー

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アクション・サスペンス・ミステリー系のアニメの感想をまとめます。 ハードボイルドとかも。
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記事一覧

[アニメ感想] ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜:街中ゾンビだらけだけどアッパーなやつ

主人公のアキラはブラック企業で働く20代独身。 あまりにひどい社畜生活を続けているために鬱病になってしまった…。 そんなある日…街中にゾンビが溢れていた…。 それを見たアキラは、恐怖するどころか、これで会社に行かなくていい!!! と知って歓喜乱舞する。 生き延びた者たちが絶望するような世界で、彼はひとり超ハッピーに周りを巻き込みながらゾンビになるまでにやりたいことを遂行していくのだ。 卑怯な真似や悪事を働く人たちも含めて、この狂った世界でたくましく生きて行こうとする登

[アニメ感想] BLEACH:厨二心をくすぐる全てがつまっている

現世とあの世を股に掛けた剣術アクション。 主人公の黒崎一護(くろさき いちご)は霊感の強い硬派な不良高校生。 ある日、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊に襲われているところ、死神を名乗る小柄な女性 ルキアと出会う。 そんでいろいろあって、一護はルキアから死神の力を吸い取ってしまい、現世にいながら死神代行の仕事をするはめになってしまうのだ。 死神と言っても、『BLEACH』における死神は、我々の知るものと少し違っていて、組織的に隊を組んで活動している大きな団体である。 彼らは現

[アニメ感想] とある魔術の禁書目録:科学と超能力が融合した学園都市で劣等生の主人公が活躍する

これは、めっちゃシリーズあるやつ。 「とある~」のタイトルつくやつは、だいたいこれである。たぶん この『とある魔術の禁書目録』が本筋なのかな? 禁書目録はインデックスと読みます。 実は最後まで見れてないです。結構見たけど。 面白いのだけど、とにかく長い…。 超能力が科学によって解明された世界で、舞台は超能力開発のために集められてた学生たちが暮らす学園都市。 ある日、主人公の当麻は、部屋のベランダにインデックスと名乗る少女が引っかかっているのを発見する。 彼女は、超能力

[アニメ感想] 未来日記:単純なデスゲームと思いきや意外と複雑

神の座を巡って選ばれた人間たちが日常生活を送りながらデスゲームを繰り広げる物語。 主人公の 雪輝は人と関わることを避け「傍観者」を貫く中学2年生。 時空王「デウス・エクス・マキナ」と彼の小間使い「ムルムル」というかなり中二病的なイマジナリーフレンドを持ち、見聞きしたことを全て携帯電話の日記につけたりしていた。 そんなある日、携帯電話の日記が未来の日記を記録しはじめて、空想の産物だったはずの時空王とムルムルが実在する事態となってしまう。 そして雪輝は時空王の次期候補に選

[アニメ感想] もののがたり:物に宿る神々と人間の戦いのお話

長い年月、人に使われたり使われなかったりしてきて、何かしらの念が宿った道具を付喪神と呼ぶ。 人の姿に似ているけど、一般人には見えず。特殊な能力を持ち、人を助けたり害をなしたりする。 この付喪神を鎮めたり協力させたりする能力を持った塞眼と呼ばれる人々のお話。 主人公の兵馬は、代々 塞眼を担う家系に生まれたが、頑固で頭が固く、いろいろあって付喪神を悪としてしか見ておらず、手当たり次第に祓ってしまうために、心を入れ替えるため、塞眼たちとは全く違う付喪神との関わり方をしている 長

[アニメ感想] 呪術廻戦:祓って祓って祓いまくれ

呪霊と呼ばれる、人から漏れ出した怨念の塊のようなものを祓うために活躍する呪術師たちのお話。 主人公の虎杖悠仁は元々は呪術は使えなかったが、なりゆきで宿儺という鬼神の指を飲み込んでしまい、呪術師となった。 そして、呪術師を育成する特別な高校入学し、同級生の伏黒や釘崎と共に、呪霊を祓う実践を交えて行くうちに、大事件へと巻き込まれて行くお話。 お話の内容としては、虎杖たちの先生である最強の呪術師 五条 悟の攻略をもくろむ呪霊側と呪術師たちの戦いというシンプルな構造を持ちながら

[アニメ感想] ようこそ実力至上主義の教室へ:表と裏がありまくりな高校生たちの潰し合い群像劇

≪ネタバレはありません≫ 超実力主義の架空の高校を舞台とした群像劇。 まず入学時に生徒たちは成績によってA~Dクラスまでにわけられて、様々な課題で常に競争をさせられ、条件を満たさなければ即退学、残ったもののみが卒業できる…という成績によるデスゲームみたいなことをしているお話である。 主人公の綾小路 清隆は入学時Dクラスに振り分けられる。 それは成績的には一番下のクラスで問題児の多いクラスである。 綾小路は終始やる気がない雰囲気で争いを好まず、一歩下がってクラスを観察し

[アニメ感想] ゴールデンカムイ:アイヌの埋蔵金をめぐってクセ強すぎキャラたちが北海道・樺太を駆けまわる

いつかレビュー書こうと思って温存してたのだけど、実写版映画がババーンとなってるので、ここぞとばかりに書きたいと思います。 タイトルよく見るけど『ゴールデンカムイ』ってどんなお話???という人向けの記事です。 実は私、漫画で完走してしまって、アニメは途中までしか見てません。 映画もまだです。 物語の舞台は明治末期。日露戦争終結直後の雪深い北海道である。 戦争の帰還兵で「不死身の杉元」として知られる杉元 佐一が、北海道で砂金を採っていると、アイヌが金塊を隠した…という噂を

[アニメ映画感想] ルパン三世 カリオストロの城:シリーズの中でも異彩を放つ一本

宮崎駿監督の映画初監督作品。 カリオストロ公国が製造しているという幻の偽札を追って、大いなる謎が明かされて行く物語。 『カリオストロの城』はそれまでのルパンシリーズのテイストとはちょっと違っていて、かなり後の宮崎監督ワールドに近い雰囲気があると思う。 巷では本作品のヒロイン クラリス人気がすごいんだけど、同性の私からすると、やはり峰 不二子がめちゃかっこいいわけで。 宮崎駿版の峰 不二子はいやらしすぎず、なんかめちゃかっこいいのだ。 そんなかっこいいお姉さま不二子と、汚

[アニメ感想] アンデッドガール・マーダーファルス:不死の少女が謎解きに挑む

時は明治。見世物小屋で怪物殺しをやっていた半人半鬼の真打津軽の元にこの世に一人しかいないとされる不死の少女 輪堂鴉夜が現われる。 話によると、彼女はとある理由で生首状態になっており、自分の身体を取り戻すために津軽に協力を仰ぎにやってきたのだった。 こうして、半人半鬼の津軽、生首の鴉夜、そして鴉夜に仕える戦闘能力かなり高めのメイド 馳井静句の珍道中が始まる…。 彼らの舞台は主にヨーロッパで、本来の目的を追っていくうちに、吸血鬼や人狼などお馴染みの怪物がらみの事件にまきこまれ

[アニメ感想] TO BE HEROINE:ハチャメチャなんだけど胸キュンしちゃうカオスなアクションコメディ

『TO BE HEROINE』は『TO BE HERO』というアニメの続編にあたる物語なんだけど、スピンオフ的な感じらしく。 らしく…というのは、実は『TO BE HERO』の方は実はまだ見ていなくて。 という感じで、前作を見てなくても大丈夫な感じです。 『TO BE HEROINE』は、とにかくどう説明していいのかわからないくらい、カオスな物語なのだ。 主人公の二葉は、何かを忘れているような喪失感にさいなまれているんだけど、ある時、夢か幻か、突然異世界に転移してしま

[アニメ感想] サマータイムレンダ:幼馴染の死の真相を探ろうとしてとんでもない事象に巻き込まれる

面白かった。一気見した。 どこまで語るとネタバレになるのか悩むところだけど、この物語に興味を持ってもらうために、ここまで言おうと思うところまで…。 端的に言うと、これはループものである。 7月の数日間を主人公が何度も繰り返す。 『サマータイムレンダ』の舞台は瀬戸内海に浮かぶとある離島。 主人公の慎平が、幼馴染の潮の葬式に参列するために二年ぶりに故郷の島に帰って来るところから物語は始まる。 潮は海で溺れた女の子を助ける代わりに亡くなったと聞いていたが、何だか様子がおか

[アニメ感想] リコリス・リコイル:女子高生が東京を守る?

とてもよかった。アクションも物語も全てがよかった。 『リコリス・リコイル』の舞台はおそらく近未来の架空の東京。 街並みは現実の東京と変わらないが、ぶっ壊れたスカイツリーらしき建造物が負の遺産として保存されている。 その景色にまず好奇心を刺激される。 世界一の治安の良さを誇る東京だが、実はその裏でDAと呼ばれる組織が、孤児の少女たちを集めて特殊な武装訓練を受けさせ、犯罪者たちを暗殺したり組織ごとぶっ潰したりしている。 少女たちはリコリスと呼ばれ、女子高生の制服を着ていて

[アニメ感想] 殺し愛:その猛獣は絶対助けに来てくれる

『殺し愛』の主人公シャトーちゃんは金髪のクールな女性で、賞金稼ぎ。 危険な仕事もする。 それで彼女はある日、ソン・リャンハという殺し屋と現場で遭遇し、圧倒的力の差によって制される。 それで彼が彼女に要求したものは…連絡先だった。 それから、シャトーは執拗なソン・リャンハからの干渉を受けるようになる。 ソン・リャンハがシャトーに執着するのには、どうやら過去の事件が絡んでいるらしいが…。 まるで感情を表に出さず、心のドアをがっちり閉ざしているシャトーちゃんに対して、冷血