[アニメ感想] リコリス・リコイル:女子高生が東京を守る?
とてもよかった。アクションも物語も全てがよかった。
『リコリス・リコイル』の舞台はおそらく近未来の架空の東京。
街並みは現実の東京と変わらないが、ぶっ壊れたスカイツリーらしき建造物が負の遺産として保存されている。
その景色にまず好奇心を刺激される。
世界一の治安の良さを誇る東京だが、実はその裏でDAと呼ばれる組織が、孤児の少女たちを集めて特殊な武装訓練を受けさせ、犯罪者たちを暗殺したり組織ごとぶっ潰したりしている。
少女たちはリコリスと呼ばれ、女子高生の制服を着ていて街中に溶け込んでおり、一般市民はその存在を知らない。
そんな中、生真面目だけどどこか常識の欠けている主人公たきなは、仲間の命を助けるために、命令に背いて犯人を射殺してまう。
その責任を取るために、彼女は喫茶店を装ったDAの支部リコリコに左遷となり、そこで、伝説のリコリス千束(ちさと)と出会うこととなる。
この ちさと という人物は、あっけらかんとしていて自由奔放な印象があり、堅物の たきな とは正反対のキャラクターとなっている。
それでいて、何やら重たい過去を背負っているようで、頑なにゴム弾を使い不殺を貫いていたり、何気にリコリス最強というギャップ要素まで兼ね備えているんだ。
私の中では勝手に女版 緋村剣心になっとる。
これは萌えずにおれん。
リコリスであることの完璧を目指していた たきな が、ちさと と出会うことで人間的になっていくのも胸アツなんだ。
このような個性的な登場人物たちの人間模様も大変面白いんだけど、彼女らがガンガンにガンアクションをするという面白さもある。
銃の扱いが本物っぽく見えるように細部までこだわっている感じがあり、『リコリス・リコイル』のアクションシーンは、素晴らしい殺陣(たて)を見ているような爽快さがある。
殺し合いのシーンが気持ち良いというのもなんだが、本当に殺陣(たて)を見ているようなのよね。
そうして物語が進んでくると、だんだんと ちさと の素性も解ってきて、彼女の悟りを開いたような達観した感じがどこから来ているのか、私は理解したのであった。
この件について、どうしても書きたいことがあるんだけど、ネタバレになるのでコメント欄に書いておくね。
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