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忘れたころにやってくる『またねの代わりに』フルバージョン [うさミミ秋まつり]

みなさんは覚えているだろうか。巷をにぎわせた『うさミミ秋まつり』を。

忘れたころにやってくる『またねの代わりに』フルバージョン完成のお知らせです。

まずは聞いてもらいたいと思います。
解説はあとで…。



◎『またねの代わりに』フルバージョンができるまで

この曲は十人の方々が書いてくれた歌詞をがっちゃんこして完成しました。
その経緯をご案内します☆

『うさミミ秋まつり』で、藤家 秋の短歌に物語をつける企画がありました。

そんで、集まった中から抽選でイメージ曲を作る物語を選びました。

ジャーン。選ばれたのがいしかさんの『またねの代わりに』でした。

そしてこの物語をイメージして曲をつくったのですが、その場の思い付きで、その曲の歌詞を募集しました。

で、集まったのがこちらの十の詩でした。

お寄せいただいた歌詞がどれもすばらしくて、私として全て歌いたかったのですが、さすがの私もそれは無理ぽでしたので、皆様のご了承を得まして、がっちゃんこした歌詞で1曲の楽曲に仕上げました。

本題に辿りつくまで長っ!!!

そして完成したのがこちらの曲です。(もう一度貼ります)
曲について少し解説させてください。

この元の曲は同じフレーズの繰り替えしなのですが、さすがに同じフレーズを十回繰り返すのは面白みがない…!!

ということで、元のフレーズも残しつつ、それぞれの歌詞にあった雰囲気でメロディを変えたりアレンジを変えたりしてみました。

詳しい振り分けをご案内します。
歌詞が出てくる順です。


砂浜の篝火が
トレモロのように響く
君のよこがお ゆらめき
流れ星ひとつ消えた

Sen-singさんの歌詞です。
“トレモロ” という言葉がありましたので、曲でもトレモロ奏法の音色を入れてみました。

曲の冒頭にぴったりな歌詞だなーと思いまして、最初にさせていただきました。



いくども いくども
波にさらわれた
想いをきみに伝えたい
ぼくのさざ波

歩行者bさんの歌詞です。
実はこちらは元のメロディにハメると少し音節が足りなかったので、思い切って別のメロディにしてみました。
気持を伝えたいという思いが湧き上がってくるようなそんなメロデイにしてみました。



波打ち際で
あなたの言葉が
聴こえるの
私のこと
好きだとね
見つめてるの
揺れてるの

ソラノイロさんの歌詞です。
こちらの歌詞は、みすてぃさんが既にアレンジをしていただいていて、耳に心地よかったので、私も元のメロディで歌ってみました。
同じ歌詞・同じメロディでも雰囲気が変わるのをぜひお楽しみいただきたくて。



(信じたい〜)
(信じて〜た)
さざなみ耳を塞ぐ
波風に揺れた気〜持ち
(一緒だね〜信じてる)
離れても打ち返し混ざる

サブリナさんの歌詞です。
他の方々の歌詞と少しテイストが異なる歌詞を書いていただいたので、せっかくなので、サブリナさんの歌詞っぽいアレンジでがらりと曲調を変えてみました。
不安定な気持ちが歌われていると感じたので、不思議なノリの出る5拍子にしてみました。

曲の真ん中でピリッとスパイスになったと思います。



あなたを見つめてた
言えない思いは溶けて
それでも今 伝えたい
さよならだけは言わずに

muさんの歌詞です。
メロディに大変マッチした歌詞と思いまして、元のメロディのままでアレンジしています。

こちらはみすてぃさんの編曲で、ソラノイロさんとみすてぃさんが歌っているバージョンがあります。



Lu lu lu …
さざ波が 寄せては惑い 返ってく
君とともに ひるがえり 月の光に 煌めく

Jinnさんの歌詞です。
いきなり「Lu lu lu …」で始まる歌詞はなかなか書けないです。
言いたいけど言えない気持ちがここに凝縮しているような…。そんな雰囲気が出たらいいなと思って、メロデイを変えてみました。
ここから曲調が少しずつ変わって行きます。



残り火 伝えようか 心は さまよう海月
回り道 夜に浮かぶ くすぶる想いを抱いて

ナルさんの歌詞です。
メロディにバスっとはまった歌詞と思いましたので、ここで再び元のメロディに戻ります。
ですが、コード進行を変えていますので違った雰囲気になっています。
言おうか言わまいか…心情が変化していくのを表現してみました。



秘めてたこの気持ち 心の鍵をはずして
きらめきを取り戻した 線香花火のように

乃井 万さんの歌詞です。
ここが覚醒ポイントと思って作りました。
線香花火のように思いは隠しきれなくなります。

リズムも四つ打ちになり進んでいく雰囲気を出しました。



愛の火 消えた浜で 遠くの まぼろしよべば
心の灯(ひ) 闇を割いて 虹色の あなたを照らす

立山 剣さんの歌詞です。
自分の気持に気が付いて闇を割いてぱぁ~と確信が広がります。
伴奏もぱっきりさせました。



宙に 姫海月の
流れ行(ゆ)く 輝石なぞり
叶い行(ゆ)く 想いのまま
蜜る月 寄り添う様(よう)

Q_nineさんの歌詞です。
〆はQ_nineさんの詩で…と決めていました。
ファンタジーでSFなこのフレーズは想いを伝えた後にひとりになってふと見上げた月の美しさ…的な雰囲気にしました。

最初とほぼ同じアレンジなのですが、同じであって同じでない…を表現してみたくてやってみました。ここに辿りつくまでの心の旅があるのです。



楽曲のファイルも置いておきます。著作権は作詞のみなさんと私にあります。個人でのお楽しみにご利用ください。
※mp3とm4aを用意しました。内容は同じです。


以上でございます。

みなさんの歌詞と向き合う時間はとても素敵なひと時でした。

ありがとうございました☆

物語の曲をつけたり、歌詞募集の企画、またやってみたいと思います。
その時はまたぜひ遊んでください☆

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