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【個人事業主編】ブランクありの専業主婦でこれから働きたい人へ

専業主婦からの再就職で大きくキャリアアップした人がしばしば話題になっている。

それを知って「あの人たちは特別だから」と思う専業主婦も多いだろう。

確かに、あのレベルになると雲の上な感じだが、もっと志を低くすればブランクありの専業主婦でもライフワークとなる仕事に出会える可能性は高い。

そこで、志も社会的地位も収入も低い私の、現職の履歴と、今の仕事で心がけていることなどを書いてみることにした。

ちなみに、これは個人事業主としてのアドバイスであり、正社員やパートなどのお勤めの仕事に就きたい人にはあまり役に立たない話かもしれない。すみません。

開業時の年収は「28万円」それでも開業に踏み切った私

この仕事で開業した当時の年収は28万円。1年間ほぼ休みなし記事を書いてその年収だった。でも、オファーが増え続けていたから開業に踏み切った。

「一国一城の主」となったことで腹が据わった

開業届を出すまでは仕事が続くか不安だったが、「一国一城の主」となったことで腹が据わった。続けることにこだわり、できるところまでやってみようと思った。

今思えば、子どもが自立して生活に困っていなかったからこそできたことだ。それを道楽と言う人もいるだろう。でもそれの何が悪いのだろうか?

恵まれた環境ゆえに落ち着いて仕事できた

恵まれた環境は心に余裕を生み、私は常に落ち着いて仕事に取り組めた。もちろん些細なミスはあったが、根がクソ真面目なのが幸いしてほとんどの取引先と良好な関係を維持できた。

その繰り返しであっという間に7年が経ち、今やこの仕事はライフワークになっている。

ブランクが大きい私が仕事で心がけていること

ブランクの大きさは自覚している。だからこの仕事を長く続けるために以下のことを常に意識している。

・年齢は上でも業界経験は下の方
・信用を得るまでには長い時間がかかる
・でも信用を失うのは一瞬
・原則としてミスは許されない年齢である
・徹夜などの無理はできない年齢である

開業前後に行ったこと

また、開業前後に以下のことを行った。

・自分にできることを整理する
・仕事になりそうな「できること」を探す
・働く目的を明確にする
・いつまで働くかを考える
・収入の使い道を考える
・働く妨げへの対処法を考える

なお、私への社会的な「ニーズ」については取引先が教えてくれた。第三者の意見は重要。

私へのニーズは「人生最悪の記憶」の中にあった

営業をかけた回数はかなり少ないほうだと思う。ある企業の仕事が記名案件で、そこで書いた前職に関する記事が早々にヒットした。そこからオファーが増えたのだ。

前職に就いていた期間の前半は今もトラウマになるほどの地獄だったが、そこで叩き込まれた業務知識が鮮明に残っていたのが幸いした。

人生最悪の忌まわしい記憶がキャリアアップのきっかけになるとはなんの因果だろうとは思うが、それを利用しない手はないとも思った。おかげで今は当時の金融知識がアップデートされ、日常生活にまで役立っている。

なんとも皮肉な話だが結果オーライだ。再就職では負の経験も武器になることをぜひお伝えしたい。

ブランクありの専業主婦でこれから働きたい人へ

学歴も目立った才能もなく、非常にブランクが大きい私だが、開業以来7年間ほぼ仕事が途切れていない。

収入は正社員と同等の月もあれば扶養内パート並みの月もあって安定しないが、個人的事業主には定年がないのが強みだ。そのレベルであれば、ブランクありの専業主婦でも十分就業可能ではないだろうか。

まずは、自分にできることで仕事になりそうなものを探し、第三者から自分への社会のニーズがどこにあるか聞いてみてほしい。

それによって、より後悔が少ない仕事が見つかるだろう。

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