東京美術館巡り
東京都美術館で公開している、ブリューゲルの「バベルの塔」を鑑賞するだけのために、ひとりで東京に行って来ました。その後時間があったので、話題となっていた国立新美術館で開催中の草間彌生展にも足を運びました。
なんというか、全く別の意味で圧倒されました。また、作品を作った人の人生とか生き様が、くっきりと浮き彫りになって心にぐいぐいと入ってくるのです。
特に草間彌生さんの作品のエネルギーは特殊で、観ているこちらが気分の悪くなるほどhugeな見えない「なにか」を受け止めてしまい、正直言って素直に「よかった」なんて言えるような生易しいものではありませでした。
まるで作品に取り込まれそうな恐怖感すら覚えました。彼女の作品が賛否両論なことに頷けるものがあります。
私自身、彼女の作品に強く魅せられた反面、その暴力的なまでの圧倒的なパワーに当てられ過ぎて体力を搾り取られるような感覚を覚えました。だから手放しで万人におすすめできるものではない、というのが正直な感想です。
ただ、地元ではそのような作品を観る機会が少ないので、作家の叫びを体で感じるような機会に恵まれたことは本当に良かったと思います。
追記:人生初・東京スカイツリーのパノラマ体験もしてきました。
地上450mの景色です。
高所恐怖症の娘にこの写真を嬉々として見せたところ、「馬鹿は高いところが好きだっていうよね」という実に毒々しい感想が返ってきた一方で、高齢の母に見せたら今度は「なんで私に声を掛けてくれなかったの?近いうちに連れて行きなさいよ」と怒られました。写真を見せる相手を完全に間違えました。
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