コロナ禍の今、あえて電話の良さについて語ろう

新型コロナウイルスの流行で移動を制限されている中、実家の親と会えない人も多いと思います。

そんな中、みなさんはどんな手段で親と連絡を取っているでしょうか?私は週に数回親に電話し、声で元気かどうかを判断しています。

両親曰く、それだけで不安が小さくなりどこか安心するそうです。少しは親孝行できているかな?

両親への連絡手段は「電話」

私の両親は健在ですが、もっとも新型コロナで重症化する可能性が高い「後期高齢者世代」です。

当地はあまり感染者が出ていないものの、両親への感染リスクを考えるとうかつに会いに行くことはできません。

また、両親はあまり携帯の操作が得意ではなく、さっとメールを打てません。(ついでに言えば、私もスマホで文字を打つのは苦手ですが)。

したがって、連絡手段のメインは電話。たまにメール連絡する程度です。

で、電話代がバカにならないため、わざわざスマホのカケホーダイプランを契約しました。一度電話すると必ず延々と親の愚痴などを聞くことになるため、とりあえず高いカケホーダイ料金の元は取れています(笑)。

電話のメリットは「声で親の状態がわかる」こと

メールに慣れた若い世代だと、「えー?メールやLINEで連絡すればいいじゃん」と思うかもしれませんね。でも、電話にはメールやLINEにはない大きなメリットがあるんです。それが「声で親の状態がわかる」ことです。

後期高齢者にもなれば、新型コロナウイルスに感染しなくても急にお迎えがくる可能性があります。また、認知症のリスクもあり、こちらとしては気を抜けません。

そう考えると、やはりこまめに親の様子をさぐることは必要不可欠。その手段として声で親の状態がある程度わかる電話は非常に便利なツールなのです。ホント、発明者のベル博士は偉大です。

そんなわけで、毎日私たち兄弟のいずれかが実家に電話して親の生存確認と愚痴の聞き役を行っている次第です。

いつお別れがくるかわからないからこそ、「声」が聴ける電話にこだわりたい

高齢の両親は特にですが、こんなご時世ですから年齢を問わず誰がいつ死んだっておかしくありません。今日はぴんぴんしていた人が明日元気で生きているとは限らない。それを実感できるのが新型コロナの一番恐ろしいところではないでしょうか。

そんな中、親や子、兄弟などの大事な人と会えないまま今生の別れになることもないとはいえません。だからこそ、できれば声を聴くことでその存在をより身近に感じられる電話は貴重な連絡手段。高いカケホーダイ料金を払ってでも文字だけのメールではなく声が聴ける電話にこだわりたいのです。

そんなことを言えば「古いなあ」と思われるかもしれませんが、意外といいものですよ。電話って。私はまだまだ電話での連絡にこだわりたいです。

「こんな時」だからこそ電話で話そう

もし時間があれば、実家の親に電話で声を聴かせてやってください。私も親の一人ですが、電話越しに子どもの声を聴けるとやなりうれしいものです。

本当に、このまま会えないまま今生の別れになるかもしれないこのご時世。なかなか会えない今だからこそ、たまには電話で連絡を取ることをお勧めしたいと思います。




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