"Truly Asia" ってどこ?

『なぜマレーシアを選んだの?』よく聞かれる質問ですっ!
『 “Truly Asia” だから!』と答えました!

インド系マレーシア人と、『うぇーーーーーーーい!』と盛り上がりました。これまでの会話の声のトーンから1〜2つくらい上がりました(笑)

『え?マレーシアが「本物のアジア」?どうゆうこと?』と、ある人は思うかもしれない。

理由は、マレーシアはアジアの民族を有する多民族国家で、異民族間で多少は思うところはあるだろうけれども、民族の共存が他国よりも上手くいっている国だからです。マレーシアの民族は、マレー系、中華系、インド系、その他の民族です。

『ここはまるでNYのタイムズ・スクエアのようだ!異文化が入り混じっている様子がまさにそうだ!』
そう感動したように言ったのは、マレーシアに出張で数日間滞在した日本人だ。

さらにマレーシアにいて凄いと思うのが、マレー系のみならず、中華系およびインド系が「マレーシア・アイデンティティ」を持っていることだ。

中華系の多くは自分たちのことを “Chinese” とは呼ばない。私の経験上では “Chinese” と自分を呼ぶ人は見たことがなく、必ず “Malaysian Chinese” と言う。

インド系は10%と少なめなので、彼らの本音はまだまだ未知なところが多いが、冒頭の「マレーシアは “Truly Asia” だから!」と言ったときに「うぇーーーーーーーい!」となったのは、彼が “Malaysian Indian” というアイデンティティを持っているからだろうと思う。

しかも、今月末の「マレーシア独立記念日」の話もしたので、彼はインド系としてマレーシアを愛しているのだと思った。

もちろん、彼らの中にはマレーシア政府がマレー系を優遇していることや政府のメディア統制など統治のあり方に疑問を持つ人もいる。でも、それでも「マレーシア・アイデンティティ」を持っているところが、この国の凄いところだと思う。

私はいくらマレーシアが好きであっても、日本人であり彼らの気苦労や本音の知らない部分はたくさんあるだろう。日本人の中で育ってきた私には分からない思いがあるだろう。多民族国家だからこそ起こりうる問題だって実際に起こったこともある。私が見る限り、彼らは時折民族ごとで固まることもあるけれども、それでも双方が交流し合うところも見受けられるし、やはり何だかんだ言いながら上手くやっているのがマレーシアなのだ。

また、同国の各民族の食事のみならず、他の国の食事もあり、さらにはイスラム教が多数の国なのにお酒もあり、様々な国の料理が食べられることも “Truly Asia” と言われる一つの理由であるらしい。また、おもしろいことに一つのレストランでマレー料理および中華料理が混在していることだってある。

『アジアを知るならマレーシアを知らなきゃね!』と、そのインド系マレーシア人に、私は言った。

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