続・ボードゲーム「ピクテル」とプログラミング(IchigoJam)の不思議な関係
前回noteで「ピクテル」の話を書いたところ各方面(chitoseArkのtwitterやfacebook)からさまざまな反響ならびにクイズの回答、そしてプログラムの改良が寄せられました。
特にクイズに関しては何人もの方が回答をくださりましたが全問正解はひとりもおらず。いやはや私はナムコの「マインドシーカー」より超能力が要求されるものを作ってしまったのかも知れないと、ほんのちょぴっとだけ反省している次第でございます。そこで…
クイズ回答を引き続き募集ッ!!
以下のピクテルが意味するアニメ作品が何かを当ててください。問題は前回と一緒ですが今回はヒントを付けます!
ボードゲーム作品「ピクテル」のルールに基づき、各プレイヤーは何度でも回答していいものとします(ただし5題まとめて回答すること)。
全問正解した方先着1名の方に、ご希望のテーマでchitoseArkがnote記事を書かせていただきます。
応募方法はそれぞれ公開されたSNSのコメントにて(noteの方はここのコメント欄)。それではあらためてまいります。
《お知らせ》
クイズ全問正解が出ましたので「好きなテーマの記事を書く」につきましては打ち止めとさせていただきます。
でも回答してみたい方はぜひコメントくださいませ。
題①
ヒント:剣や人の大きさに惑わされないこと。「ピクテル」にはこれしか剣の絵がないから使っているだけで、実は意外に小剣かもしれません。そして剣の使い手も、実はかなり小さいのかもしれません。
題②
ヒント:これがもっとも正解率高かったです…というより回答された方全員が正解でした。やはり大型のクリーチャーが子供の前で傘を指している姿は我が国のアニメの中でも象徴的な姿だからでしょうか。
題③
ヒント:3人組というのが一番大きなヒント。そしてその頂点に存在する象徴的なドクロ…。よくこれウチの娘が知ってたなと思うくらい昔のアニメ。下図ドクロの声優は10年ほど前にこの世を去られました。合掌。
題④
このアニメの映画は昨年公開され、とても大きな人気を博しました。図案はその中の主要登場人物が使う電撃系の技。彼が寝ているということがこの図の謎を解く大きなポイントです。
題⑤
chitoseArkが私的に愛してやまないアニメ作品のひとつ。図案の中の女性はストレスが溜まってイライラしているのでしょうか?そして離れたところに存在する空間で建物を破壊している大型生物?との関係は…?
以上です。特に前回誰も正解しなかった④と⑤についてはかなり突っ込んだヒントを書きました(chitoseArkの好みとかについては、過去のnoteを見てみると何か分かるかも…?)。
プログラミング改良について
前回記事ではテーマ候補をオリジナルで増やし、それに合わせたサイコロの役割をするプログラムをIchigoJamで自作した話を書いたのでした。
ただ今回作ったこの万能サイコロプログラム、何でだかENTERキーとスペースキーを逆にしたり、どっちか一方のキーだけで運用できるように作ろうとするとうまくいかないんですよね…。
止める処理をENTERキーにすると押しても止まらないし、逆に再開処理をスペースキーにすると今度は一度止めたら回らなくなるし。まったくもって謎です。ホントはワンキーで完結した方がスマートなんですけど、まぁ遊べるからこれで良しとしています(ホントはまだ納得いってないけど)。
こんなことを書いたら、以前にも私のnoteにアドバイスを寄せてくださった十勇士パソコンクラブ(長野県上田市)の斎藤先生よりさっそくプログラムの改良をしていただきました。
それも記事をアップして1時間くらいでという神のような所業です。
その内容ならびにソースコードを掲載します。
斎藤史郎先生:
1~30を出すサイコロのプログラムですが、1キーで操作できるようにするには、「キーが押されているか」「キーが押されていないか」の両方を検知するといいと思います。
(キーを2度続けて検知して先へ進んでしまうのを防ぐ)
これでスペースキー1つで停止・回転することができます。
(INKEYバージョン)
10 CLS
20 X=RND(30)+1
30 LOCATE 15,10:PRINT X;" "
40 IF INKEY()=32 GOSUB 60
50 GOTO 20
60 IF INKEY()!=32 CONT
70 RETURN
(BTNバージョン)
10 CLS
20 X=RND(30)+1
30 LOCATE 15,10:PRINT X;" "
40 IF BTN(32) GOSUB 60
50 GOTO 20
60 IF BTN(32) CONT
61 IF !BTN(32) CONT
62 IF BTN(32) CONT
70 RETURN
●2桁の数字の後に1桁の数字を表示すると混ざっておかしな表示になるので、スペース表示を追加。
●停止部分をサブルーチンにして、プログラムの構造をわかりやすくしました。
とのことで、さっそく実機で検証してみました。
まずはINKEYバージョンのプログラム。
うん、ちゃんとスペースキーだけで運用出来てるよ!
お次はBTNバージョンにて。
こちらも同じくスペースキーだけで運用出来ますね。
どちらがより良いんだろう?ということですが、facebookに書き込んでいただいた方の情報によれば、
BTN(値) はリアルタイムでキーの状態を返しますが、INKEY() はバッファに押したキーの状態が貯まります。
…とのことなので、バッファに貯めたくないならBTN説、気にしないならINKEY説(こちらの方がコードがシンプル)といった感じでいい…のかな?
それとプログラム中に登場した「CONT」という命令。内容は
「実行中の行や、中断した行を再度実行する」
とのこと。なるほどこれを知ってたらそんなに遠回りしないでプログラム作れてたかもなぁ(いや昔PC-6001とかで使ったことあるはずだ)。ともあれこうした人の作ったプログラム見るのは勉強になります。書き方もひと通りじゃないもんね。
「ピクテル」をあらためて評価
評価も何も、こんだけ家族で楽しませてもらってるし、記事にもそれなりの反響いただいているので良いゲームであることは疑う余地ありません。
ただね…前回も言ったように、
テーマのバリエーションもっとほしい
というのはやっぱりどうしたってあります。
それと、
参加者がみんな分かるお題を考えるのが大変
っていう件。これ今回SNSでコメントいただいた多くの方からも同様の意見が寄せられました。
そうなんですよ。クイズに出したアニメの例もそうなんですが「そこにいるみんなが分かるやつ」っていう縛りがどうしたってこの手のゲームにはつきまといます。出題者だけ分かるお題を作ったって誰も面白くないですからね(なので誰も答えられないと点が入らないルールなわけですが)。
でもそういう縛りを加味するとどんなジャンルを表現するにしてもある程度メジャーなところから題材を持ってこざるを得ず、そうなるとパッケージに入ってる60枚のカードじゃ表現が足りないよ!という気持ちになってしまいます。
なので「ピクテル」は本当に良くできているからこそ、続編を求めたいところ。アークライトさんお願いしますっ!…って思ってたら、あれ?
簡単な図柄が描かれた透明なカードたちを組み合わせ、「お題」を当て合う人気パーティゲーム『ピクテル』に、待望の続編が登場! 基本の『ピクテル』と混ぜても遊べますし、これ単体でも遊ぶことができます。
※本作は『ピクテルLight funny』『ピクテルLight HORROR』をひとつのパッケージにまとめ、一部カードの内容を差し替えて再構成したものとなります。
(アークライトホームページより)
続編あるじゃん!!
商売上手すぎるぜアークライト!!
ということでこの話はいつかまた。
クイズの回答待ってますね。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?